片頭痛戦ってますか?待望の新薬
嬉しかった「トリプタン」の登場
(過去のお話し)
約20年くらい前いわゆる「トリプタン」が
登場し、なんて画期的なんだ・・
これで仕事を休まなくても大丈夫と
思ったものです。
(わたしはマクサルト)
しかしながら、「トリプタン」は痛みそのものは
取れるものの、倦怠感がひどく神経が過敏になり
お湯も触れなくなったり、胃の不快感は取れなかったりでした(人によって違います)。
当時医師には、「飲まないで痛みに耐えるのと
どっちがいいの?」など言われ困ってしまったものです。
だって、トリプタンを飲まないと3日間寝たきりなのです。
医師には「トリプタン」とともに胃腸薬も出してもらいました。
なんとかしたい!「東洋医学」にも頼る
トリプタンの副作用は若いうちは体力的に元気で、なんとか頑張れました。
が、加齢とともに辛くなっていきました。
漢方薬局の門を叩きます。
証を見立て、元気になるため(トリプタンの副作用に耐えるため)人参湯を、頭痛そのものに
対して「呉茱萸湯」が処方されました。
そのほかもいろいろ試しましたが、
私には「呉茱萸湯」が体質にマッチし、
胃腸の不快感がかなり減少し、
それとともにしつこい口内炎も
全くできなくなりました。
でも片頭痛そのものはやっつけられないのです。
ネットで調べ、自律神経が整う方法を試したり、
ツボなども押してみたり、
医師にはよくないといわれたけど、症状に応じて
マクサルトを半分に切って少しづつ飲んだり、
副作用が強く出ないよう調整していました。
治療の進歩「片頭痛予防注射薬」
2021年新薬が出ました。
従来の予防薬が効かなかった人
(私は全く効きませんでした)は新薬の注射を打てることになりました。
医師先生は当初、私よりもっとひどい人に
投与するよ~と言っていました。が、
私は上記のように漢方や食事、体調面に
かなり配慮し頭痛に向きあっていて、
決して軽い片頭痛でないことは自覚していました。
そして、2022年4月、先生にお願いし、5月から注射(アジョビ)
を打つことに決めました。
打ってよかった!
20年以上、トリプタンを飲まない
月はなかった私が、
最初の1か月(5~6月)はなんと1錠も飲みませんでした。
この注射薬は片頭痛そのものをやっつける薬ではないため、
軽い頭痛や頭重はありましたが、市販の鎮痛薬でなんとかなりました。
何よりもトリプタンからくる副作用に
悩まされなくなりました。
先生も「トリプタンが出てきたとき以上の衝撃でしょ?」とおっしゃりましたが、まさに!
ただ、7月・8月は猛暑とひどい湿度の影響か、注射を打ってもトリプタンを飲む日は
ありました。
しかし、頭痛自体は軽くなりましたので、
トリプタンを続けて飲むことはなかったのです。
デメリットは、注射がとても痛いこと(でも1か月1回なら耐えられる!)
そして新薬で費用がとても高いことです。
思うこと
医療の進歩ってすごいな・・・
薬を開発してくださった方々に深く感謝です。
片頭痛は、3日でよくなるとはいえ、
時と場所を選んではくれず、
その発作時はもう死んでしまいたい
くらいの辛さです。
これがなければどれほど時間を有効に
使えたことでしょう。
これからも、重病を治す薬に偏らず、
人々の生活の質を向上できる薬が
開発されることを願っています。