独りになりたい30代の徒然 レモンパイを食べながら
昔、何かの記事で読んだのだけれど、一生独身の女性の特徴が10個くらいあげられていて、そのひとつに「オタクタイプ」というのがあった。
とにかくオタ活が楽しくて、現実の恋愛がめんどくさく、趣味に明け暮れる時間が至福。という感じて説明されていた。
私も昔からオタク気質が満載で、小・中学生だったころに住んでいた地域はオタクとバレたら生きにくい環境のところもあって、隠れオタク状態なときもあったけど、今の時代はそれと知ってなにか生活に支障をきたしていると思うことはない点から、オープンにしている。好きなものは好き。
だからこの特徴もあながち自分にも当てはまっているけれども、いらん人の心配と理由追及とか、先日友人と話題になった友人の同い年の方の話。
彼女は彼氏も欲しいし結婚願望もある。
バリキャリであり、稼ぎもある。
好きなもの(人?)はジャニーズ。
べつにジャニーズ好きだから彼氏ができないとか、結婚できないとか
原因は別にそこにあるというわけではないと思う。オタクの私が言うのは説得力半減だと思うけど、一応ありがたいことにオタク気質でない彼氏もいる。彼は私の部屋の額装されたものを見ると引いているけど、それはスルーする。彼女自身もそうは思っていないようだけど、「ジャニーズの○○くんは私みたいな人がタイプ」と私にもついていけていないワードがたまに聞こえてくる。
理想なんてないと彼女は言うらしい。
たしかに明確な理想はもっていなそう。現実世界には。
だから出会いがあっても基準がないからふるいにかけられずそのまま流れてきてしまった?
友人はこの彼女の心配をしてるのか、彼女をどう現実と向き合わせるか、さっきシティーベーカリーで買ったアップルパイを食べながらブツブツ言っている。
彼女はおそらくこの30年ちょっとの人生で男性経験が比較的少ない印象はある。おしゃれだし、髪の毛や化粧もTPOに合わせて清潔感もある方だ。なのにそれとなく感じるそれは、おそらく彼女の所作から表れている気がする。
言ってくれる人が今までいなかったのか、自分では考えなかったのか、それなりに異性経験値を上げるうえで、そういうものって成長するものじゃないのかー?とちょっと思ってみたりする。
そんなことは言わないけど、そう思ってアップルパイの横に陳列されていたレモンパイを食べる。おいしい。