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アホキャン△
学生のころ、バイクで日帰りできないくらい遠くへ、というかいくらでも遠くへ行きたいと思ったわけなんですが、宿代なんてあるわけない。しかたなくおカネを貯めてキャンプ道具一式をそろえました。
いまどきの「キャンプを楽しむ」が目的ではなく、そこらで寝ることが目的なので道具は最低限です。キャンプを楽しむことを否定はしません。できなかっただけです。
ぼくは関東の人間なので、まずは夏の長野あたりへ行きます。そして北海道とかへ行くんですが、春や夏、秋だけでは冬がヒマなので(ニートだったし)冬も出かけるようになった結果を紹介します。
外と一緒:最初のテント
なにせ経験もカネもないのでディスカウントストアで一番安いテントを買いました。4990円。ハードな勉強をさせてもらいましたね。
フライシートも本体も水を通す。しかしグラウンドシートだけは頑強に水を通さないブルーシートでできていたため、雨が降ったら水風呂。半べそになりながらタオルで水を外へ絞り出す地獄。
猛省からのハイスペック:ヨーレイカ・エクスペディション
水風呂だけは勘弁なので、テントにはカネをかけようということに。無理して買ったのが当時あこがれだったヨーレイカ。運よく最上級モデルの安売りに出くわし、買った頼れるやつ。
ポールは後室分も入れて5本あり、抜群の強度と安定感。もちろん水なんて通さないし、通気孔やテント内ポケット、物干しやランタン用のリングなど高級感に満足でした。豪雨も強風も余裕。
火が必要:燃料の安定確保
当初は山登りに使っていたEPIマイクロストーブを使っていたのですが、田舎へ行ったらガスボンベなんてカセットコンロ用があればいい方でEPIやプリムスのボンベはまず手に入りません。
ガスの心配をしながらの旅は快適ではありませんでした。ホワイトガソリンはまだましですがホントの田舎にはない。
だからと言って焚火ができる場所は限られているし、やはり燃料が手に入るとは限らない。けど火がないとごはんが食べられない。
そこでバイクが走れる場所なら確実に手に入るレギュラーガソリンで火を使えるコールマンのスポーツスター2を入手。
まさに頼れるやつ。ハイオクガソリンだと火が青白くなって楽しいということも発見。これで火の心配もなし。
感動の旅いろいろ
ほかの道具たちにも助けられ、いろんなところへ自由に行けました。まあ、真冬の南長野では死の儀式の夢を見たりしましたが、生きて起きることができたのでいい思い出です。