見出し画像

日本人はどうしちゃったのかね?

まあ最近特にひどくなったとは思うけど、「あれ?」と思うようになったのがアメリカにいたころの半ばくらいなので2005年くらいだと思う。

ぼくは財布を持たないので(たいして入れるもんもないのに持ちたくない)お札は二つ折りにしてポケットに入れます。その二つ折りもぴっちり二つ折りにしていないとイヤなので結構気にします。

むかしは受け取ったりATMから出したお札を折り直すことはあんまりなかったんだけど、2005年くらいからほぼ必ず折り直さないと納得いかないようになってきた。

まあ、アメリカの1ドル札なんて使用済みティッシュみたいだけどさ。

同時期、一時帰国で両手に大荷物抱えて子連れで電車乗ろうとしてるのに普通に割り込もうとしたやつがいた。もちろん阻止したけど。アメリカだったら割り込みなんて論外、3~4人が手伝いに来てたでしょうね。

礼儀正しく、清潔で、親切な日本人が少数派に

まあ、アメリカは超格差社会なのでインテリと金持ちばかりがいる街に住んでたおれが「アメリカはこうだ」ってのはおかしいのは十分わかってる。

そもそも「独立国」って言われるほど平均的なアメリカの街とは違ってたので。

ただ、そこで4年暮らして日本へ帰ってきたらがっかりというか絶望したことは多かった。うしろから人が来るのでドア開けて待ってたら無言で通っていくんだよね。一回や二回じゃない。

カナダ人と居酒屋へよく行ったんだけど、「店員がなんか持ってきて『ありがとう』って言うのおまえだけなのな。」ちょっと意表を突かれたもんだから「おれアメリカに4年いたからね。」と答えてしまった。恥じる。

おれが子供のころは鎌倉に住んでて夏場の海岸があまりにもゴミだらけになるもんだから市がけっこう力を入れてきれいにしたんですよ。そしたらホントキレイになった。

ただ、最近街に出るとゴミが多いな、と再び思うようになった。まあ、まだサンフランシスコとかほどの迫力はないだけ救いだけど。

恥ずかしくねえのか?

最近もひどいよね。免停中なのになんも変わらず運転してお縄になって職場には出てこないで給料だけもらってようやくやめたかと思ったら「(違反の回数が)そんなに多いですか?」だと。

多いよ。

電車でタバコ吸ってるの注意した少年をボコボコにして大けがさせた挙句に「正当防衛」とか。グーグルで「正当防衛」って調べてから言えよ。

恥ずかしくないんだろうね。そもそも「恥ずかしい」ってのはある程度の身分だったり、失うと困ることがあったり、そういったことがブレーキになって「恥ずかしい」ことすると場合によっては人生壊れるからしないわけで。

恥も礼節もわかんなくなるほど「もうどうでもいいんだよ」って思ってる日本人がこんなに増えてるっていろいろすごく危ないと思うんだけど。

まあ捨てたもんじゃないとこもあるよね

去年の10月末、千葉県知事と千葉市長の同時選があったんだけど、当日はけっこうな雨だったのに投票率は前回の知事選を上回ったらしい。

それで熊谷前市長が千葉県知事選としては歴代最多得票でぶっちぎり当選した。熊谷知事はおれより若くて最初出てきたときは「なんだITあがりか。どうせ売名だろ。いけすかねえ。」って思ってた。

大変申し訳ございませんでした。

彼が言っていたことで特に印象的だったのが、

「若い人が政治をやらないといけない。打ち出した政策の結果が出るにはなん10年もかかることもあるが、若い政治家であればその結果が出る時もまだ現役世代で世の中に残っている。いい加減なことをすれば『あんたのせいでこうなった』と言われる。それはつらいし引き返せない。だから真剣な政治をするしかない。」

彼は「恥ずかしいことはしない」って言いきってるわけ。

こんなことを言いきれる政治家にもっと出てきたもらいたいもんだね。おれはやだよ。

彼はおちゃめなとこもあるようで市長時代にファミコン版のシムシティーでニートと対決している。もちろんニートが勝手に乗り込んできたんだけど。「市長ならシムシティーも強いだろ?」って。

勝敗は、というとニートがあらゆる汚い手を使ってゲームそのもののスコアではニートが勝った。けど、住民の満足度というところでは熊谷市長(当時)が勝ったんだよね。

おれはついてるよ。支持したいと思える政治家がいて、たまたまその人に投票できるんだから。こういう人にもっとどんどん出てきてもらいたいね。

都知事選なんか気の毒になる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?