お題140文字小説 1 せれな/星黎凪 2021年9月13日 17:25 花火は風で流れるのかな。くるりと回ったりするのかな。彼女が独り言半分に問いかけてくる。確かめに行ってみようの言葉が、喉でつかえたままだ。屋上の白いシーツが僕たちの後ろではためく。ひと回り小さくなった身体に、長い睫毛が光に透けている。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #140字小説 #花火 #風 #twitter小説 #睫毛 1