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【なぜ連載が決まってもないのにアシスタントを辞めたか】


はじまり

「わたくしは東京でアシスタントをしながら漫画家を目指します!!」


という宣言をしてスタートを切るのが年齢的にめちゃくちゃ遅かったので、いつまでやれんのか?という事はすごく意識をしています。


このスタートに至るまでにいくつかキーパーソンとなる人との出会いとか長すぎる人生迷路があったのですが、それはまた機会があれば書きます🙂


小刻みに目標を設定する




自分にとって一番重要な事に一回とことんまで向き合わないと今後やばい気がする、と思ったんですよね。

スタートして最初の目標は、「心の底から頑張った、やれそうな事は全部やった。と思えるまではやる」というものだったなーと思います。

最初持ち込みが全くダメで落ち込む時もス〜〜〜〜まだあと10倍は傷付けるなァ!!みたいな感じで自分を支えてましたね。


で、それは「大きい目標」として置いておいて、毎回漫画を描く時はひとつ目標を作ってました。

最初は
・最低5社には持ち込みする↓
・短いページ数で完成させる↓
・○ヶ月で作画する↓
・あと2年で箸にも棒にも引っかからなかったら一旦就職先を探す↓
・担当に付いてもらう↓
・賞に入る↓
・掲載


みたいな感じで段階を踏むというか達成可能そうな目標を置いていく…て感じですかね。


まだ一度も投稿や持ち込みしてない時点で1年以内にデビューする!!だと(心意気としてはめちゃいいと思うけど)目標を遠くに置きすぎると途中で心折れてしまう人もいると思います。


いやそりゃ私だって一発でデビューすると思ってましたよ?笑 

一作目完成させて持ち込むと「現在地」がよくわかると思います!その上で次の手近な目標を設定するのオススメです〜



それで今回のテーマの自分の現在地なんですが

去年描いた漫画を持ち込み回りした時に
「新人賞を狙う段階ではない」という事を別々の会社の3人の編集さんに言われたんですね。

連載を目指してネームを考えた方が良い、という意味合いでです。


それで、いよいよ「本当に自分は漫画家を生業としてやっていけるのか」という問題にぶち当たる時が来たのかなと思いました。


編集さんがいなくても(時間をかければ)1人で短編を完成させられる。のその次。


商業漫画家としてやれる可能性があるのか?


を見極める…って言うと何かこわいですけど…(こわい)そういう期間に入ろっかなっと…思います。



別にアシスタントしながらでよくない?



これはですね、ほんとにその通りです笑

幸運な事に採用して頂いた一番長い先生で6年半〜7年近くお世話になり、最終的には3人の先生にお世話になってました。
月刊連載の方はアシスタントが入る日数が少ないので生活費を稼ぐ必要があるアシスタントは必然的に掛け持ちになる事が多いです。


先生方には、本当にマジで恵まれました!!アシスタント生活で得たものは数えきれず…経験、知識、励まし、アシ仲間…【個人的にアシスタントをおすすめする理由】とかもまた改めて書きたいです!

ただ、これはただの自分の性分の話なんですが「アシスタントをしていれば生活は出来る」という状態が、徐々に自分の危機感を薄れさせてるように感じてきました。

すぐ危機感を忘れるニワトリ頭なので……
セーフティネットを外したいな、と思いました。


あとこの先にプロアシスタントという選択肢が無い、という事も今回の決断の一因でした。
プロアシスタントというのは…技術者なのですよ。凄いんですよ。自分は感情というのか、勢い?で描くほうなのでプロアシは無理かなぁ、と…。


と色々書いてきましたが、専業なのか兼業なのか、はたまた全く違う未来か



本当に〝着地〟などあるのか?とか
色んな不安や恐怖があって、どんな所にどんな風に落ち着くのかは、今の私にはまだわかりません。


大体2年後くらいには、方向性が見えてるといいな と思います。



長々とありがとうございます。
大マジで書いたので恥ずかしくなったらこの記事は消すかもしれません笑




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千葉ちとら
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