趣味 鉄道模型について。

画像1 昔から「マニアックなヲタク趣味」の代表格とされてきた鉄道趣味、「対象を鉄道とする」と云う枠内で色々な楽しみ方があって、日頃乗った事無い列車や路線に乗りに行く「乗り鉄」、写真を撮る「撮り鉄」、資料・文献を収集研究する「資料鉄」、車輌の部品や切符等を収集する「収集鉄」、また対象も現代・過去、地域や鉄道事業者別等に細かく別れて「鉄道趣味全般」を理解・精通した愛好家は一人ではとても追いつかないジャンルだったりもする。 そんな中で鉄道の模型を趣味の対象とする「模型鉄」と呼ばれるジャンルがある。 今回は其れについて。
画像2 東京・新宿から温泉地箱根を結ぶ小田急ロマンスカー。 恐らくは準全国レベルで知られては居て、子供向け図鑑や旅行雑誌でも目にする事多かった50000形=通称VSEはコロナ禍の需要低迷やらの諸事情あって去年早すぎる引退をしてしまった人気列車。今後小田急の博物館=海老名のロマンスカーミュージアムに保存展示される事は確実だが、もう鉄路を走る姿見ることは叶わない。
画像3 そんな50000形の想い出を手元に実物ではないものの持ち続けられるのが鉄道模型。 中でも「Nゲージ」と呼ばれる縮尺(実物からの縮小率)が1/150のモノは精密な再現と日本の住宅事情でも走らせ易い大きさ、種類の豊富さに鉄道模型としては安価な事もあって主流に。 写真のNゲージ模型も実物と同じ10両編成でモーターでの自走、ヘッドライト・テールライト点灯して定価21780円! コレを高いと見るか安いと見るかは人それぞれだけど、実際見ればプラレールや小児玩具のダイキャストミニカー然としたモノとは明らかに別物と判る。
画像4 此れは今から50年以上前に新宿から御殿場迄を結んでいた小田急の特急「あさぎり(現 ふじさん)」の初代車輌キハ5000形。今では信じられないかも知れないが電車では無くディーゼルエンジンで走る「気動車」と鉄道用語では呼ばれる種類の車輌。 (新宿から新松田迄は小田急線を走り、そこからは御殿場線に乗り入れ御殿場まで。 当時は電化してなく電車では行けなかった。) こんな知る人ぞ知る的な車輌もラインアップされている点もプラレール等とは違う点。
画像5 今も観光目的の保存運転で観光スポットになる程に一般からの人気も高い蒸気機関車も多くの種類が製品化されている。 (写真はC62型蒸気機関車の18号機で、昭和30年頃に特急「つばめ」を名古屋から大阪迄牽引していた。)
画像6 中には実物が存在しない、昭和の大ヒットSFアニメ「銀河鉄道999」で宇宙を走る「銀河超特急999号」を牽引した機関車「C62 48号機(奥)」と同じく「50号機(手前)」まで製品化、鉄道模型ファンのみならずアニメファンからも支持集め現在はプレミアム価格化。
画像7 昭和50年代の国内旅行ブームや寝台特急列車(通称ブルートレイン)ブームで一躍人気者となった牽引機のEF65型電気機関車も細かな所迄違い含めて再現。
画像8 昭和10年代の電気機関車EF57型だと古めかしく複雑な造形。 この様に置物として棚等に飾っても鑑賞に堪えうる点はお判り頂けるかと。
画像9 プラレールと違う点として車内灯も点灯可能な点も。(室内灯取り付けの為に分解、座席も再現されている。 またレールには電気流れていて、其処から走るモーターやライト類の電力が供給。)も大きい。
画像10 ライトユニット取り付け、通電テスト。
画像11 車体被せてのテスト。
画像12 入門者向けのレールや車輌、コントローラを同梱したスターターキットも販売されていて、15000円前後で購入可能、畳1畳程のスペースで遊べる。
画像13 其れでも自宅、自室で線路敷くのが難しい愛好家が多く、線路に情景つけたジオラマを時間貸ししてくれる業者もあって、其処に自分の車輌持ち込んでの運転を楽しむ事も増えてきた。
画像14 情景もこの様に細密に作り込まれ、その中を走る自分の車輌の勇姿を楽しみ、写真やビデオ撮り、時に他の持ち込み愛好家と交流したりも魅力。
画像15 秋葉原ワシントンホテルにはジオラマ付き客室も! https://washington-hotels.jp/akihabara/page/kuhane1304.html
画像16 渋谷にはジオラマ付きのバーもあり手ぶら見物でもお酒飲みながら楽しめる。  https://panoramashibuya.com/
画像17 一生モノとも言われる位に奥が深い趣味ではあるものの間口の敷居は案外に低いNゲージ鉄道模型、自分の思い出の情景の再現等、やり方は自由なので、この記事見て気になった方是非ともお試し頂きたい。

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