隆起する時間の層
2017年2月13日のメールニュースより
「年を重ねる」という興味深い言葉があります。
先日の「澄まし処」で思ったのですが、
時が層となって重なっているとすれば、
それを「地層」ならぬ「時層」といってもいいかな?
耳を澄まして聴いてくれている人の前では、
その「時層」が隆起して、思いがけない昔のことが思い出されてきたりします。
埋もれていた、その時に居た人の面影、その時目にしていた風景が
まざまざと蘇る。
それってすごいことなんじゃないかな…。
しっかりと聴いてもらえているということが
時層の隆起を促して、そこから思わぬ出土品を手にする…のではないでしょうか。
んー、珍説ですね(笑)。