見出し画像

「“待って”をやめたら始まった親子の新しい時間」

娘と過ごす時間を大切にしようと思いながらも、私はしばしば「ちょっと待って」と言ってしまうことがありました。家事や仕事で忙しいとき、つい娘の「一緒に遊ぼう」や「見て!」という声に後回しの対応をしてしまったのです。一瞬のつもりで使った言葉でしたが、そのたびに娘の表情が少し曇るのを感じました。

ある日、娘が持ってきた絵を「ちょっと待って」と言ってそのままにしてしまい、気づけば娘が泣きながら部屋に戻る姿を目撃しました。そのとき、ハッとしました。娘にとって「今見てほしい」「今一緒にしたい」という気持ちを無視してしまったことに気づき、自分の態度を深く反省しました。

そこで、まず「ちょっと待って」を使う回数を減らすことを決意しました。忙しいときでも、娘が何かを見せにきたら手を止め、目を見て話を聞くことを心がけました。また、家事の合間でも「これを終えたら〇〇をしようね」と具体的な時間を伝えることで、娘も納得して待てるようになりました。

その結果、娘が「一緒に遊べてうれしい!」と言ってくれることが増え、親子の時間がより楽しいものに変わりました。失敗を通じて、娘にとっての「今」の大切さを学びました。時間が限られているからこそ、小さな瞬間を大切にしていきたいと思います。

いいなと思ったら応援しよう!