Ise-01 糸島市 平原遺跡
墳墓が一つ、草原の中に。
出土した多数の鏡が陶板に転写され大きなモニュメントとして遺跡歴史公園を紹介している。
近くには伊都菜彩という福岡では結構有名なJAの市場があり、新鮮で安いと評判で西区方面に出かけると決まって買い物に寄っていた。また以前、私が保険の仕事をしていた時、近くの曽根に住むお客様に継続や相談に赴く時にはちょうど遺跡公園の傍を通りながら何の遺跡か気にしていた。
息子がまだ小学低学年の時など親子三人でこの公園で四葉のクローバー探しやフリスビー等して楽しんだものだった。
原田大六という方が発見して調査をされ文献資料を大きな黄色い本二冊にまとめられています。
原田先生の情熱を感じるその本を図書館で拝見しました。国宝とも称される大鏡も出土してそして太刀も。それらの実物大の写真が収められている。
一つの墳墓からは銅鏡や管玉や勾玉などで武器類が無かったことから女性のお墓の可能性が高いそうだ。
権力者の墓と言えば男性と思い込んでいた。
しかし、この墳墓に埋葬されるということはそれだけ弔われるに相応しい信頼を当時の人々に与えた方が女性だったという事。
長い年月を経て出土して当時の気風を示した墳墓。
史実にしっかり向き合い偏見を持たず、しかし柔軟に周辺の風土や近隣交流を想像して一(いち)素人のロマンをより一層深めて行けたらと意を強くする。
ちなみにこの地は伊都国という邪馬台国と並ぶ有名な名前。
当時ここに眠るこの女性の活躍がどんなものだったか。
皆さんならどんな想像を持たれるでしょうね。
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