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私はこうして今の大学を選んだ
新年あけましておめでとうございます!年末年始、どのように過ごしていましたでしょうか。2025年も一緒に頑張っていきましょう!
私は、生命科学を専攻している現役の大学生です。
最近は研究室に配属され、自分の研究をしながら、趣味活をしたり、アルバイトをしたり、自分の将来について考えたりしています。
(学士過程の修了も近く、自分の将来について考えておく必要が出てきている時期なんです…)
はじめに
今回は私がどのように大学を決めたのかについて書いていこうと思います。
今まで書いてきた記事は大学生に向けたものでしたが、今回は高校1年生や高校2年生を対象とした記事を書いてみようと思います。
大学入学共通テストも終わり、高校2年生であれば自分の高校で今年の共通テストを一斉に解く機会があったり、高校1年生であれば予備校の共通テスト同日模試を数学だけ受けてみるだったりと、非受験学年であっても大学受験を意識する機会があると思います。そこで、私の大学受験の話をしてみようと思い、この記事を書くことにしました。
今の大学へ進学することを決意した出来事は全部で3個あります。その出来事を紹介するとともにどのような心境だったのかを書いていこうと思います。
1、初めてのオープンキャンパス(高校1年生 夏)
私はこのオープンキャンパスを通して今の専門科目に出会いました。それまでは、何となく数学科の教員になれればいいな..ぐらいの気持ちだったので、数学科の教員免許を取得することができる大学と学科で絞って大学を調べていました。
そんな中、夏休みに友人から1通のLINEが届きます。「日曜日、オープンキャンパスに参加しないか?」(振り返ると、このとき誘ってくれたことには本当に感謝しないといけないですね笑 ありがとう...!)
自分の中では、何となく数学科の教員免許を取得できる大学学科を志望しようと決めていたので、オープンキャンパスに行かなくても大丈夫だと思っていましたが、せっかくの機会だと思って、一緒に行くことに決めました。
しかし振り返ると、ここで行かなければ今の人生にはなっていなかったと思います。
オープンキャンパスで参加した全学部説明会で、私は今の選考である生命科学に出会いました。生命科学の分野で行われている研究や入学した後、どのような勉強をしていくのかの説明を聞いて、私の専攻は生命科学しかないと感じました。
これ以降、私は「生命科学を学ぶことができる大学」を軸として大学生活をしていくことになりました。
私が大学を決めるうえで、大切にしたことの一つに「興味のある分野を自分の専門科目にする」ということでした。大学は高校までと異なり、自分の専門科目を深く学んでいくことになります。そんな中で、自分が少しでも興味のない分野を選んでしまうと、最先端で高度な内容についていくだけの気力も湧かず、大学での学びが意味のないものになってしまうのではないかと考えていました。なので、自分が興味を持てるのかということを重視して、学部から絞って考えていくことにしました。
実際、大学に入学して生命科学を学んでいくうちに、生命科学を専攻して良かったと感じています。入試で利用した数学や物理、化学は大学に入学すると、教養として大学レベルの入門的なところまで全員が学ぶのですがあまり興味を持つことはできませんでした。
ただ、大学受験で使わなかった生物は大学に入って学んでいくにつれ、興味がわいてきました。
2、大学訪問(高校2年生 春)
オープンキャンパスを経て生命科学を専攻すると決めてから、私は生命科学を学ぶことができる大学を探していくことになりました。ここで特にこだわったのは、「自宅から通学することが可能か」という点です。基本的には自宅から通うことのできる大学はどこかという点で大学を決めていきました。
自宅から通うことができることを前提として、大学を絞っていったあとは、実際にその大学を訪問してみました。大学の構内を巡るというよりかは、大学の正門まで行って、周りの環境であったり、その大学の学生の雰囲気だったりを感じ取ることを主な目的として大学を訪問しました。
その中で、私が「もしかしたら、自分はこの大学に進学するかもしれない...」と感じた大学が1つだけありました。その大学こそ私が今通っている大学です。
非常に言語化しにくいのですが、自分がこの大学に通っている姿が容易に想像でき、この大学の雰囲気にもすぐに馴染むことができるのではないかと感じました。ある程度自分のやりたいことを軸に絞って、訪問した結果なので、あながちこの直感は間違っていないのですが、何とも伝えるのが難しい出来事が起こって、私の志望大学が仮決定しました。
3、担任との進路決定面談 (高校3年生 春)
高校2年生の春に自分の志望大学が決まってから、私はその大学に合格することを目標に受験勉強を始めました。そして高校3年生の春を迎えるころには、数学、物理、化学の高校の範囲をすべて学び終え、残りは自分の志望大学と参考書のレベルの差を埋めていきながら、過去問演習を通して、その大学の対策を練っていくという段階まで来ました。
しかし、最後に私に試練が訪れました。それは、進路面談です。
「なぜ、この大学を志望するのか」
ここまで記したように、今の大学を志望した理由としては、「生命科学を学ぶことができる」「自宅から通うことができる」「直観的に自分の雰囲気と合っていると感じた」の3点が主な理由です。ただ、この3点では私の当時の担任は納得しませんでした。
「それなら、〇〇大学でも同じような条件を満たすことができる」
この言葉にうまく返すことができなかった私は、この瞬間になぜこの大学を目指しているのかわからなくなってしまいました。それからしばらくの間、この面談がフラッシュバックしてしまい、受験勉強にも上手く本腰を入れることができなくなってしまいました。
自分のこの大学に懸ける思いはその程度なのか...と情けなく感じていました。
当時は、この面談への愚痴をこぼしてしまっていました。
ただ、時間が経てば経つほど、
「最後、自分の担任の先生を納得させることで自分の志望大学が確定するのか」
という気持ちが湧いてきました。
普段、通学のとき使っていた電車の中では英単語帳を勉強するということが習慣となっていましたが、しばらくの間は自分がこの大学を志望する確固たる理由を探すことに専念することになりました。また、本当に志望大学を変えるのであればこのタイミングだということも理解していました。志望大学を変える理由があれば、変える覚悟も決めました。
最終的には、生命科学を学ぶことのできる学部にある研究室の研究内容まで調べて、志望大学の優先度を決めました。
そして親と担任の先生との三者面談で、
「私はこの大学に進学し、この研究室で生命科学の研究がしたい。だから、この大学を受験する。志望大学を変えるつもりはない。」
こう宣言をして私の志望大学は正式に確定しました。
私にとって、かなり重い出来事でした。ただ、あのときに担任の先生に詰められていなければ、受験に上手くいっていたかは微妙だと思います。今ではあの先生に出会えてよかったと思っています。
台風で電車が遅延していても、大雪が降っていたとしても、毎日自習室に行って、最後まで第一志望を目指して自習した原動力になったのは、その大学を志望する確固たる理由によって、自分の担任の先生を説得して、自分の志望校を確定させたことだと思います。
さいごに
ここまで読んでいただきありがとうございます。
私は自分の第一志望校を決定するまでに結構いろいろな出来事がありました。ここにはその内特に大きな出来事、志望校を決定するゴールに向けて大きく動いた出来事をメインで挙げました。
現役で最難関大学への合格を目指す高校生であれば、高校1年生の段階である程度自分の志望大学を決めておく必要があると思います。
("その大学を受験する覚悟を決める"という表現の方が正しいのかもしれません..)
志望大学を決める、受験する覚悟を決めるにしろ、自分をつき動かすための志望動機を持っておく必要があると思います。
最終的に合格発表日に合格通知を受け取ることができるのは、"その大学に行きたい気持ち"が強い人だと思います。
私と同じく第一志望の大学に合格した友人は受験勉強のモチベーションが下がった時は、地方であるにも関わらず第一志望校まで行って士気を高めていたそうです。
たくさん悩んで、悩んで、悩みぬいた志望校には自然と愛着が湧いてくると思います。「何としてもこの大学に行きたい…!」という気持ちは、たくさん悩んだ結果生まれるものだと思います。
だからこそ今、高校1年生や2年生の方には存分に悩んでほしいと思います。その悩んだ時間だけ、大きな気持ちになって返ってくると思います。
ここまで読んでいただいた方が良い選択ができるよう祈っております。ありがとうございました!