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銀行の相続は(預金だけ)
永年銀行窓口で相談受付をやってきた者です。
私が勤務した銀行の裏の預金相続の手続の流れを書いてみます。
昔(2000年ぐらいまで)は、
相続の受付は銀行の支店窓口で受け付けて、その場で戸籍謄本を確認して相続人を確定してました。
戸籍謄本を読めるベテラン職員がいて『どれどれ見てやる』と言ってくれたものです。(私も若手の頃は横で学びました)
しかしだんだん非効率事務(無料)ということで支店窓口では書類だけお預かりして本部の相続(事務)センターで一括して相続人を確定することになりました。
大体1ヶ月ぐらいかかります。
現在では支店窓口の担当者で戸籍謄本を読める者はいなくなりました。
支店窓口では収益商品(投資信託や生命保険)のセールスに特化しています。
相続預金をお返ししてもすぐに他の銀行に送金されてしまうことが多く残念だなあと思うことが多いです。(相続人と取引がない場合)
ずっと支店勤務者にとっては預金残高が減ることは寂しいものです。昭和の銀行員ですね。
降る雪や昭和は遠くなりにけり。
ではでは。