最終皇帝って(ネタバレ有)②
エンディングで気になった点。
酒場のシーンで皇帝だった人に対する人々の反応の無さ。マスターが取り計らったのか本当に忘れ去られたのか。皇帝だけその空間から切り離されたように民衆の関心は詩人の詩のみ。
どれくらいの時間が経ったのだろうか。
退位時、自分の唄を作らせアバロンを離れた後のことは知らせなかったのか。(あるいは七英雄撃破後生きていたが、戻らずの人と伝えたのか。)
それにしてもたかが数年でそっくりさん?が居るねでは済まないと思うのだが…(結構忘れるものなのか?)思い切り帝国紋章入りのマント羽織ってるじゃないか。
勝手な妄想捏造だが、エンディング時最終皇帝だった人がすでに人間離れしてしまっている(短命種で無くなった)可能性。もしかしたらもっと前からかもしれない。だから暴走を危惧し退位をした。そして長い長い時間が経過しすっかり存在が唄になった頃…と思うと酒場での切り離され感がしっくりする。
酒場から視点が移り、アバロンの情景が流れると共に仲間になった職が追憶のように現れ、消えていく。城内の展示のようになった玉座からもそれなりの時間が経過したのだろうかとも思う。
最終パーティー時の仲間が入って来てエンディングは終了するが、あのシーンの仲間もすでに過去のもので、しかしその仲間の心が私たちは皇帝の存在をずっと子孫の代まで忘れていないよ(英雄としてでなく共に戦った一人の人間として)というものが幻影で現れたとかだったら…
ここのシーン、夜という時間帯も現か幻か曖昧に見れて幻想的なんですよね。
アバロン城はその後どのような場所になったのだろう。夜でも関係者以外は自由に入れない気もするのだが。
なぜ皇帝だった人はあの場所に入れたのか。
人の世を去り、その後はどこへ向かったのか。
あとのことは想像のロマンシングですね。
_完
(追記、編集の可能性あり)