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ブロガー気取りの塾講師、腹痛ツアーinイスタンブール。by尾関

尾関元規は迷っていた。

昨夜からの腹痛。

ドーハ、トルコときて、好き勝手食べてたのにお腹全然大丈夫で流石〜トルコ♪なんて油断してたから飲んでしまったカッパドキアの露店でのアップルティーのせいか、はたまた虫が飛び交うレストランで食べたケバブが原因か。

ベトナムで買ったお腹の薬をバックパックの奥底から発見し、

整理整頓してない自分ナイス!

なんて感じで、早速飲んではみたけれど効いているんだかどうなんだか。。。

ツアーに参加するってことは団体行動をするってことである。

途中でビックウェーブが来たら…なんて考えるとツアーへの参加を躊躇してしまう。

けど、クレイジージャーニーのヨシダナギさんがアフリカ人から聞いたっていう

「食べ物にあたったって、トイレの回数増えるだけじゃん」

っていう言葉の通り

腹痛なんて、なんでもないようなことのようにも思えてくる。

と同時に、高校時代に友人から聞いた食中毒の恐ろしさ…

上からも下からも(以下省略)…とんでもなく苦しかったって話も思い出し、どうしたもんかと思案中。

と見せかけて〜(笑)

迷ったらやって後悔した方がいいし、色んな意見が聞こえて来た時には、ポジティブなやつを信じるってのが僕の人生なのである。

ってことで

メトロに乗り〜
乗り換えも迷うことなく、気分はすっかり現地人

ってとこまでは、2日前もやったことだから全然余裕だったけど、、、

イスタンブール大学駅からトラムに乗るところからが大変だった。

余裕こいて写真なんて撮ってる場合じゃなかったわ

3駅で行けるって聞いてたのに、まさかの乗り継ぎをしなくちゃいけなくて

急に降りろと肩を叩かれ降ろされた駅で、近くにいたおじちゃんにメモを見せてココに行きていって言ったら、なぜかニッコリ微笑まれ、一緒に行こう!ってイスタンブール大学駅まで連れ戻された。

違うんだけど…って思ったけど、動揺を隠しThank you.なんて言ってる僕は、ホントthe日本人って感じ…

その後はグーグルマップを頼りになんとか10分遅れで集合場所にたどり着いたけど、もちろん誰もいない…

途方に暮れて待つこと約10分。

そろそろ諦めようかって思ってた時、もぉとぉきぃ〜!ってガイドさんが走ってきてくれた。

遅いじゃないの。さっきも迎えに来たのよ。

なんて怒られつつも、バスまで連れて行ってもらい、ガイドさんがバスで待つ他のお客さん(今日のメンバーはアメリカ人とオーストラリア人のご夫婦と僕の計5人)に言った一言。

ゴメンなさいね〜私が集合場所を間違えてたみたいなの。彼を待たせちゃってたわ。皆でいい1日にしましょうね。

だってさ。

心のイケメンすぎるや〜ん。(ガイドさんは女性だけどね)

僕もこんな人にならなくちゃね。

ってことで無事ツアースタート!

Bazaarに連れてってもらって
モスクへ入って
クルーズに連れて行ってもらった。
ガイドさんによるとこっちがヨーロッパサイド
あっちがアジアサイドらしい。

なんかアジア寂しくないか?(個人の感想です)

なんてしてるうちに、腹痛なんて忘れていた尾関元規。

心頭を滅却すれば火もまた涼し、だなんて言うように

トイレが…とかお腹が…とか考えてなきゃ体も順応、健康体に戻るかもしれない。

クルーズが終わり、次はランチだって言ってるけど…

頭じゃ食べたい食べたいって欲望むき出しなんだけど、体は絶対やめとけって言っている。

こういう時は、人間だってただの動物。

他の生物よりも発達しちゃった脳の思考なんかに騙されず、体の声に従っとこう…(残念)

って思ってたのに

これ絶対腹痛悪化するやつやん

いきなりバスの中でメインメニューの希望を聞かれ、前の席のご婦人が、ランチ楽しみね、なんて話しかけてくる雰囲気を壊せず、なんとなくお腹に良さそうなパスタを頼んでしまった。

で、そっとスマホを出し「腹痛 パスタ」で調べてみると、食物繊維が多くて消化に悪いから腹痛の時は食べるな、って書いてある…

テーブルに運ばれてきたパスタを前に、覚悟を決めて、

「たぁ〜くさんモグモグしようねぇ〜」

なんてやっていた遥か昔の保育実習を思い出し、できるだけ消化しやすいように咀嚼しまくって食べた(涙)

そんな苦行のランチが終わり、ツアー後半戦へ…

午後はベイレルベイ宮殿に潜入

中が本当に素晴らしくて、これまでの目標はいつかタワーマンションに住むことだったけど、「パレス(宮殿)」に住むことに変更だな(笑)

こんなに素晴らしいのに、宮殿内は写真撮影禁止でめちゃくちゃ残念。

でもこういう文化財的なやつにあんまり興味がない僕でも本当に楽しめた。

一昨日行った、最大級だってフレコミの世界遺産アヤソフィアよりも良かったわ。(こんなこと言ったら失礼か)

ココに住んでいたオスマン帝国の皇帝スルタン。

音声ガイドから、オスマン帝国の一番苦しい時代を統治していたスルタンがどうのこうの…

なんてフレーズも聞こえてきて、本当にすごいなって思う。

華やかに暮らしてるだけが皇帝じゃないやん。

国を統治するなんて並大抵のことじゃないんだろうし、

それをしていた人が暮らしてたって思うと、なんか勝手に親近感。

一応僕だって長森校を守らせてもらってるからね(笑)←一緒にすんなって怒られそうか

そうそう、そういえばこの宮殿を見て回っていたときに、

皆さんと自分の職業の話になり、

僕は、

クラムスクールの先生ですって言ったけど通じず、juku schoolって言ってみたけどやっぱり通じず、

あら、ドラム教室の先生なのね

なんて言われる始末(笑)

困ったな〜って、その時僕のスマホに貼ってある、去年の中3の集合写真を見せて、

これが僕の仕事ですって言ったら

「皆、本当にいい笑顔ね」

なんて言われてめちゃくちゃ嬉しかった。

やっぱさ、受験が嫌なものなんかであるわけないんだよね。

去年の中3の皆よ。君らのあの笑顔はオーストラリア人とアメリカ人の心にも届いていたよ。

前を歩く4人が今回のお仲間(景色を撮りたくてたまたま撮っただけで、4人を盗撮しようと思ったわけじゃないで笑)

そんなこんなで今日のツアーもお終い。

最後、勇気を出して

今日は本当に楽しかった。ありがとうございました。素敵なご旅行を!

って言ってみた。

そしたら皆さん満面の笑みで、

You, too!

って言ってくださって感動。

大満足のイスタンブール観光最終日であった。


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