傍線部の登場人物の気持ちを読み取る前に、目の前の誰かの気持ちを考えろよ!!なんて嫌味を語る僕を見て、うれしそうな生徒が数人(笑)BY尾関
13:00、時は訪れた。校舎に響き渡る僕の放送。「昼食時間はお終い!!全員Dに集合。」
思い思いの場所で過ごしていた生徒達がぞろぞろとD教室に移動。
そして、全員が教室に入り切った時に僕の入場。
僕「みんな~ちょっと嫌味を言ってもいいかな?〇〇くん、いいですか?」
その言葉を聞き、「うん。」とうなずく〇〇くん。←これが僕がみんなにダメ出しをする合図なのである。
なんか怒られるぞ・・・っていう空気感で教室の中がピリッとしていく。
僕「だれかトイレにたまってしゃべってた子がいるだろ?個室の中に入っている子の気持ちにもなってやれよ。自分がその立場だったら嫌じゃないか?人として、そんな想像力すら働かせられないで、いくら比例や反比例ができるようになったって、なんもいいことないで。国語の傍線部の登場人物の気持ちを読み取る前に、目の前の誰かの気持ちを考えろよ!!トイレで友達とたまたま会ってちょっとしゃべるくらいいいやん。って思うやんね?そうそう、その通り。ど正論だ。でもそんなんじゃ、地域で一番勉強する塾を一緒につくろうぜって言っている僕と同じ夢は見られないで。(長くなったので以下省略・笑)」
うんうん。って頷く生徒が数人。僕の嫌味はまだまだ続く。
僕「あとな、挨拶。これ基本だって教えてるだろ。昼に外に買い物に出るのはいいだろう。でも先生たちが"いってらっしゃい"とか"お帰り"とか声かけてるのに、それに見向きもしないで友達とのしゃべりに夢中になって、何も言わずに校舎を出入りするなんて、勉強のし過ぎで大事な頭のねじ、何本か飛んでるんじゃないか!!(長くなるのでまたまた以下省略・笑)」
さっきまでうんうん。その通り。って頷いていた何人かが、「やべー先生が言ってるこれ俺らのことやん。」って感じでバツが悪そうな顔をしている。
子どものこういうところってかわいいよな(笑)
※ブログを読んでくださっている保護者様
ご心配なさらないでくださいね。昨日のブログもお載せしてある通り、たかだか数分トイレで鉢合わせた友達と話していただけ、そしてホールが混雑しているの中で、なんとなく挨拶を省略しちゃっただけっていうのは、私もちゃんと分かっております。生徒達の勉強の集中力が最高潮に達している今だからこそ、伝わることがあるものです。私の高すぎる理想をお伝えすることで、子ども達の成長のきっかけになるのではないかという思いから、こんな嫌味を申し上げただけです。どの生徒も、頑張り屋さんの感じのいい素敵な少年少女たちです。私の自慢の、そして私が素晴らしいなと憧れもいだくほど素晴らしい生徒達です。
たまに発動する僕の嫌味(笑)ダメ出しを食らっちゃったってしゅんとする子もいれば、なぜか僕の嫌味を心底うれしそうな表情で聞いている子もチラホラ。
子ども達にどんな言葉がどう響くのかは、本当に人それぞれなんだなって思う。
これまでに何百人もの長森校生が、僕の高すぎる理想を現実に変えてきた。
君たちも、僕が無責任に語る理想を現実に変えて、「素敵な人」になってくれよ。楽しみにしている。
僕の嫌味で始まった午後の勉強の様子はまた明日のブログで!!