夫の病気が分かりました
夫は、2年くらい前から、些細なことで怒りやすくなりました。
少しだけ、聞こえの悪い夫なので、早口で話をすると、「何を言っているのかわからない」と急に怒られたり。
気に入らないと切れてしまう・・・😢
そして、それと同時にこんなところで???
というところで、転倒することが多くなったんです。
例えば、壁掛け時計の電池を変えてもらうために、手を伸ばして時計を外した瞬間に後ろに倒れる。
球技大会でボールを追ったまま止まれず、壁に激突する。
布団を押し入れにしまう時にふらついて、窓の桟に後頭部を強打する
こんなことが続いていました。
看護師の私は、転倒を繰り返すことやすぐ怒る・・・
という症状から
レビー小体型認知症なのかな
と考えていました。
ともかく、よく頭を強打していたので、脳外科に受診するように勧めていました。
しかし、本人は頑なに拒否。
怪我をしても、外科にかかって、怪我の処置のみ。
そんなことが1年以上続きました。
ある日、ござの上を歩いて滑って転倒。
胸をテーブルに強打しました。
胸の痛みはかなりのものだったようで・・・。
翌日、病院に連れて行って欲しいと言われ、騙しだまし神経内科に連れていきました。
本人はどうしてかよくわからなったと思いますが、ドクターの前で、これまでの経緯をお話しして、検査をしていただきました。
幸い、CT検査ができる病院だったので、頭部と胸部のCT検査をしていただき、肋骨骨折と判明。本人も納得していました(シメシメ)
CT検査からは脳萎縮や脳梗塞、脳腫瘍などはない。
ということでしたが、症状から、もっと詳しい検査をしていこうということになり、MRI検査を受けることになりました。
そこで分かったことが、
「中脳に萎縮がある」
ということ。
夫の転倒を繰り返す原因は、中脳の萎縮によるものでした。
診断名は
「進行性核上性麻痺」
パーキンソン症候群を伴う神経難病で、治療法はないと
「おそらく、段々歩けなくなって、寝たきりになるでしょう。今のうちに介護申請をしておくといいですよ」
「難病申請は、今の症状では、認定されないと思うから、もう少し進んだらするといいですね」
と医師からの説明。
今思うと、もうやることはないから・・・
という感じでした。
これから先、夫はどのように進行していくのか、調べれば調べるほど、辛くなる一方でした。