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ファッション・レボリューション(前編)

最近の週に1度のイギリスからのZOOMでの時差を超えての講座を受け始めて間違いなくワタシは変わった。

「私は関係ないから知らなかった」は通用しない。
このインターネットがある時代で知ろうとしないあなたの責任である。

この言葉の重さを毎週感じている。

それなりにオシャレに気を遣い、洋服を着ることにそれなりにお金をかけてきたワタシが知らなくて「トホホ。」な今回のテーマは「ファッション」について。

ちなみに掲題の「ファッション・レボリューション」という言葉さえもワタシは知らなかった。Wikipediaでも日本語がないところを見ると、日本は遅れているな、と思う。

英語Wikiの翻訳は以下。

ファッション・レボリューションは、世界100か国以上にチームを持つファッション・レボリューション財団とファッション・レボリューションCICに代表される非営利のグローバルムーブメントです。ファッション・レボリューションは、ファッションサプライチェーンにおける透明性の向上の必要性に焦点を当てた、ファッション業界の改革のためのキャンペーンです。

このファッション・レボリューションが起こったのは、
バングラディシュで起きたある大事故がきっかけである。

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2013年4月24日、過去最悪の産業事故と言われるラナ・プラザの崩壊事故が起きた。 死者1133人、負傷者は2500人。
このビルは違法増築を繰り返し、ビルの壁に亀裂が入っていることを労働者は知っており、前日には警察が退去勧告を出していたにも関わらず、無視され操業させ続け、ついに崩壊する。

崩壊の日、多くのミシンの振動が地震のように重なり、亀裂が入ったビルはついに崩壊。

この責任の所在はどこだろう?

グローバル展開しているファッションブランドらが、こぞって労働者を低賃金かつ劣悪な環境で働かせることをよしとしていた。労働組合の結成も、認められなかったという。

事件後、ブランド側は「そんな状況にあるとは知らなかった」と責任を否定。業界における、サプライチェーンの透明化が叫ばれることとなった。

ラナ・プラザ崩落事故から1週間後、小売業者とNGOによる会合で、「バングラデシュの工場と建物の安全に関する新たな合意」が作成され、多くの企業が署名することを求められた。2013年5月23日時点では、38社が合意に署名したという。

そして、世界的な批判を受けた今回の事件から、新たなキャンペーンも生まれた。ファッションのあり方をもう一度見直すため、2014年から始まった「ファッション・レボリューションデイ」だ。2016年からは「ファッション・レボリューションウィーク」として1年のうち約1週間キャンペーンが行われ、今や世界中で1,000以上ものイベントが開催される大規模なキャンペーンになりつつある。

私たちがよく知っているNIKEでさえ、最近はCSRを公表しているいい会社になったが、30年以上昔、それまで工場を置いていた韓国と台湾の人件費が上がり始め、インドネシアや中国に工場が移り、とても安い賃金で工場で労働者たちを働かせており、その事がNIKEボイコット運動につながった。

1992年の時点でその対価は時給14セントだったそうだ。
1997年には大学生が抗議行動を起こしている。

それ以来ナイキはどこで作っているか公表し、CSRを公表しているいい会社になった。

世界では約7,500万人が服をつくる仕事に従事しているが、その多くは最低限の生活を営むことさえ難しい状況に置かれ、低賃金で過酷な労働環境で働かされている。労働者は18歳から35歳の女性が約8割を占めており、管理者などからの暴力やセクハラが横行していることも少なくないという。

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SDGsの目標12は「つくる責任」だけじゃない。
「つかう責任」もあるんだ。

SDGsについては以下。

ラナ・プラザ崩落事故を繰り返すわけにはいかない。そのために、事業者も消費者も、エシカル(倫理的)でサステナブル(持続可能)なファッションのあり方を模索していく必要があるだろう。

「安い」には理由がある。
トレース出来るという意味の「トレーサブル」なモノ、

それは、食品だけに限らない。
自分が身に付けるモノが、どこの誰が誰がどのように作って
自分のところまでたどり着いたのか?を知ってから選択する必要があるということを学んだ。

そうじゃないと、
エシカル(倫理的)じゃないし、サステーナブル(持続可能)でもない。

前も書いたけど、

この沈みゆく地球に無関心なんかじゃいられないんだってこと。
乗っかってんだから。ワタシもあなたも。

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鮎永麻琴
励みになります。個別にお礼のメッセージさせていただきます。