韓国ドラマを見ると、チキンが食べたくなる。
結論から書くと、
「愛の不時着」「トッケビ」「ザ・キング」など
韓国ドラマで、チキンを食べるシーンがよく出るのは広告だから。
韓国でPPL(プロダクトプレイスメント)と呼ばれる間接広告は、2010年から韓国放送法施行令改正により、地上波放送でも直接ブランドロゴを出せるようになったそうな。
なので、ポカリスエットが飲みたくなったり、
SUBWAYのサンドイッチが無性に食べたくなったりもするんだけど、
一番食べたくなるのは、チキン!
「チメク」というコトバもあるそうで、その意味は、
「치맥 チメク = 치킨 チキン+ 맥주 メクチュ(ビール)」
2019年時点で、韓国国内のチキン店のブランド数は409個、軒数にして約8万7000店舗もあると集計(KB金融調べ)されている。
日本のコンビニの数は約5万5000店舗らしいので、もう「そこらじゅう」にあるんだと想像できる。
歴史を調べると、
1950年代に繰り広げられた朝鮮戦争を経て、韓国の駐韓米軍の到来とともに持ち込まれたのが、米国南部発祥のフライドチキン・カルチャーだった。
その後1970年代前半には、戦前・戦後に米国に留学していた人々が帰郷。その“帰国組”が中心となりチキン店を続々と国内にオープンし始めるが、庶民が食べられるものではなく「高級料理」だったらしい。
その後、韓国経済は徐々に成長期に入り、1971年には国内産の食用油も流通開始。コストが下がることで、徐々に国民に手が届く料理となっていく。
韓国でケンタッキー(KFC)が登場したのは1984年。(日本上陸は1970年の大阪万博。)
1985年には「ヤンニョムチキン」登場。
ちなみに2007年には北朝鮮にも、韓国事業家の提案でチキン専門店「ラグォン鶏肉専門食堂」というのが誕生しているらしい。
韓国ではもう完全レッドオーシャン化しているチキン店なので、潰れているお店も多いみたいだけど、絶妙なPPL(間接広告)のおかげで、
とにかく韓国ドラマを見ていると、チキンが食べたくなる。
お金のあるチキン屋は広告宣伝費もすごい。
イ・ミンホを起用した今年の広告↓
今日は夕方にはお気に入り炭酸パックなんぞして、リラックスし、もうどこにもいかないぞと心に決めていたのに、韓国ドラマを見ていたら、チキンなんぞ食べているシーンはないのに、チキンが食べたくなった。
(私はもうパブロフの犬か?そうなのか?)
以下、パック中のスケキヨあゆっす。(食事中の方、スンマセン)↓
で、すっぴんだけど、帽子かぶってマスクして「チメク」キメてきた。
こんな姿でも外食できるようになったのは、コロナのおかげかもしれない。
手前がチーズパウダー。奥がヤンニョムチキン。
いや、揚げたてサクサクでマジで美味しかった。
また行くもん。