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時代の激流を目の前に、焦ることもある。

The Bold Type というドラマを暇だったんで一気にSeason3まで完走した中で、なんと泣いちまったシーンがあったのでそれについて。

「NYガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち」という邦題の付け方になんとも言えない気持ちを持っているんだが、(このThe Bold Typeをうまく訳せる人はそんなにいないのかもな、とも思うし。)今日はそれは置いておく。

ワシが泣いたのはSeason3のepisode4。

舞台はニューヨーク。
「スカーレット」という人気女性誌で働く3人の20代の女の子が主役。
この「スカーレット」のカリスマ編集長であるジャクリーンにスポットが当たるのがSeason3の4話。

Season3の4話は、その「スカーレット」の編集長であるジャクリーンの編集長就任10周年記念パーティにおいて。

主役の3人のうちのジェーン(背が低くて黒髪の少しぽっちゃりとした女の子)は何となく前日までのジャクリーンの振る舞いを見て、この10周年記念パーティでジャクリーンは引退を表明するのではないのか?と危惧している。(「スカーレット」の役員たちもそれを暗に促しているような会話もその前にあったりもする。)

紙媒体の雑誌ではなく、デジタルでの配信が主流になり始め、デジタル部門の責任者の男性も少し前に入ってきて、ジャクリーンのカリスマ性がかすみ始めている最近。

ジェーンは1ライターとして、ジャクリーンが過去に書いたあるスケート選手の記事(その選手は41歳で首を骨折してもその3ヶ月後には試合に復帰したという内容)のことを持ち出して、

パーティの時に、そのスケート選手にFacebook経由で最近話す機会があり、彼女が実は今も現役であること、そして、ジャクリーンにおめでとう、と言っていたという伝言と、彼女がスケートをなぜ辞めないのか?という理由を伝える。

そして、パーティがスタート。
(他の登場人物達の会話が少しはさまるが、そこは気にせず見進めて欲しい。)

ジャクリーンのスピーチのシーンがその後ある。(開始34分。)
スピーチ自体は2分半ほどの長さなんだけど、この2分半にやられた。。。

多分ジャクリーンは引退を表明するスピーチを用意していたと思われる。
でも、途中から、原稿を見ずに、彼女自身の言葉で力強く「怖いけど辞めない。私はやり続ける。」という内容のスピーチをするのだが、
いや、もうそのスピーチが最高で、力強くて、気がついたら溢れる涙を拭うことなくじーっと息をつめてみておった。

残念ながら英語字幕しか見つけられなかったんだけど、貼っ付けておく。
是非見ていただきたいなぁ、と。

怖くても前に進むって、言うのは簡単。
でも、足がすくむよね。。。


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鮎永麻琴
励みになります。個別にお礼のメッセージさせていただきます。