物理的なモノだけではなく、「頭の中のいらない思考を減らす」
ウツミケントです。
最近、ミニマリストに憧れて、部屋を小綺麗にしました。
ミニマリストとまでは言えないですけど、できるだけシンプルな暮らしができるように心がけています。
これまでも、部屋をきれいにしようと思って掃除してきましたが、いつもリバウンドしていました。一度綺麗にしても、3日後には見事ゴミ屋敷に、、ということが日常でした。
しかし今回気づいたのは、ミニマリズムというのは、ただの掃除とは根本的に違うということです。
何が違うのか。それは、
物理的なモノだけではなく、頭の中にあるいらない思考を減らす
ということ。
リバウンドしない部屋を作るためには、「家の中にあるものを整理整頓する」ということとがもちろん大切ですが、それと同時に「頭の中の思考を整理整頓する」ということも重要になってくるんですね。
私自身もこれまで色々なことに手を出してきました。
ゲームが好きだからゲームをやろう、音楽が好きだから作曲をしてみよう、将棋が好きだから将棋盤を買って、定石の本で勉強しよう、、
とにかくその都度やりたいことを見つけて、その都度欲しいものを買ってきました。
そしてこれまでも、掃除をする度に今まで買ったものを手に取っては、「またいつか作曲したいから、机の横に立てかけておこう」「また勉強するから埃を叩いて本棚にしまっておこう」と捨てずに取っておいていました。
しかし、それらは何年経っても出番を迎えることがなく、ふと目を向けるといつも埃をかぶっていたのでした。たとえ年に2,3回使ったとしても、そんな短期間で成果が出るはずもなく、また「時間ができたらちゃんと勉強しよう」と次の掃除の時に同じ場所に置かれるのです。
そして、最もタチが悪いのが後者のほうであるとようやく気がつくことができました。「いつか使いたい」という考えが、今大事なことに直面している私たちの思考を阻害しているのです。
常に「あれもやりたい、これもやりたい」と考えてしまうことは、今直面している現実から逃げていることにほかならなかったのです。そして「いつか使いたい」という思考を呼び起こすのが、自分の身近に置いてある、"捨てようと思っていたけど捨てられなかったものの数々"だったのです。
存在しない未来のことを夢想し、脳みそに借金を抱えることで、今という大切な時間を無駄に消費してしまっていたのでした。
今現在に生きる自分に正面から向きあうために、身に着けるモノは可能な限り少なくしておく。これがミニマリズムに対する私なりの理解です。
いつか使いたいと思っていたものをどうやって捨てることができたのか?
「あれもやりたい」って思ってはいけないのか?
やりたいことを我慢して生活しているのか?
この答えは、本当にやりたいことを見つける、ということでした。
これらについてはまた別の機会に書こうと思います。
あなたも私と一緒に、部屋にあるモノに問いかけてみましょう。
「あなたはなぜ私の家にいるの?」と。
「あなたはこれから私とどういう人生を歩みたい?」と。