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地獄のどこが悪い?in Shanghai③  アニメイトカフェ上海編


ついに時はきた。

ビルの奥も奥にあったanimatecafe上海は、カフェとスタンドが同じ階で隣接されていて、スタンドはその名の通り椅子やソファのない立ち飲みオンリーのお店だった。

「What in"HELL"is bad? × animate cafe」 in animate cafe STAND    
店内は大賑わいだ

もう7月も半ば頃だったが、コラボグッズに欠品が続いていたのもあってか、店内は昼時に関わらず結構な人がいた。

日本のアニメイトの閉塞感が大嫌いなのだけど(狭い階段、レジ待ちの行列で永遠に見ることが出来ない棚など)
アニメイトカフェ上海はご覧の通り、木目調の綺麗な店内で、半分がグッズコーナー、半分はテーブルスタンドが置いてあった。

商品は自分でカゴに入れてレジに持っていくスタイル
とにかく興奮していたので店内写真がほとんどなく・・・シクシク

そして到着直後大事件が起きる。

マモンのアクスタがない!

ゲーム公式も上海アニメイトカフェもグッズの販売状況を全然ツイートしてくれなかった為、日本からはweiboのファンサイトをこまめにのぞくしか在庫状況を確認する術がなかった。
渡航前に在庫切れのアナウンスがあってから、再入荷のアナウンスがなく、このままではせっかく上海にいっても手ぶらで帰ってくるはめになるのではないかと毎日吐きそうだった。
でもまぁそこはヲタクなので、過去の作品の在庫切れから再販までのスパンを計算し、ちょうど渡航日数日前あたりには入荷されるのではないかとあたりをつけ、サタンの誕生日には入荷されるだろうと信じることにした。
そして、日本勢からの注文が集中したのかグッズ代行ニキがカフェに行く度に在庫状況をレポートしてくれていたので、読みどおりに再入荷されたことを知ることが出来た。
ありがとうニキ、公式ちゃんはちゃんと告知して。

にも拘らず、棚にないのはどういうことだ。
ニキのレポートでは数日前に確かに全種入荷されていた。
ビメ(ゲーム内でのマモンの右腕)が買い占めたとしか思えない状況にパニックになった私は、店員さんに泣きついた。
そして、同時に売り切れたのがマモンで良かったと心から思った。
なぜならサタンとマモンは何語でもなんとなく通じそうだが、ベルゼブブとレヴィアタンなんかは発音からして難しそうだ。
泣きべそを浮かべる日本人ヲタクの来襲に困惑する店員さん(それはそう)

飲み物はカウンターでタッチ注文 店員さんに口頭で伝えてもOK!

「OK!」
何もOKではないが、バックヤードに入っていくお兄さん店員。
なんと日本語が話せる店員さんを連れてきてくれた。
OKすぎる!!!!!!!!!!!!!
英語もほぼ通じない上海で日本語話者がいるなんてヲタクってほんとにサイコー♡

マモンと私とのEternal

「マモンだけがないんですが、売り切れではないですよね?」
どうか嘘だといってくれ!とやってきたお姉さん店員に縋りまくると、「どれですか?」とコラボ作品にはあまり精通してない様子。
そのむっちりむちむちけしからん大胸筋をしている雄です!
空の棚を指し示し「これのために日本から来たんです」とアピールを続けると「ちょっと待っていてください」と再びバックヤードへ。
戻ってきたお姉さんの手には金角が輝く貪欲の悪魔王が……!
これはもう運命 マモンと私とのEternalってやつである。

これが私の運命。
こんな奴だけど好きなんだからしょうがない。 型に嵌らないのがマモンだしね。

お姉さんに礼を言って、運命のマモンと悪魔王達を連れてレジへ。
当然のことながら、注意書きなども含めて全て中国語オンリー。
システムが分からずレジ前で立ち尽くす怪しい日本人に、身構える店員さん(すみません・・・)
どうやら飲み物を一杯買うと、グッズコーナーで購入が可能というシステムだったらしく、とりあえずアクスタなどを買って、また後でトレーディング系を買い足せばいいやと思っていたところ、店員さんが何かを必死に伝えてくる。
どうやら「お会計をまとめないと、飲み物をもう一杯買わなくてはならなくなるがよいか」というようなことを伝えようとしてくれていた。優しい。ヲタクはこのあとクッキーを死ぬほど買ったので無問題!
weiboでは、とんでもないヤバい店員がいるというトピックで大盛り上がりだったのでヒヤヒヤしていたのだが、アニメイトカフェ上海の店員さんありがとう!

トレーディング品も展示してくれているのがありがたかった♡

コラボドリンク

ビメ買占疑惑事件でドッキリしたところで、コラボドリンクを注文。とりあえず、おまけの角が手に入る悪魔王のドリンクを頼んでみた。

マモン「ピュアゴールド原液」
レヴィアタン「神が好んだ獣」
見本ではグラスに入っていたのに、スタンド店は持ち帰りオンリー

ちょっと君、見た目がずいぶん違わない?
このヴィジュアルで写真を撮りたかった。

説明書きをよく読んだらレヴィアタンに感謝して飲まなければいけなかった
不敬

亚克力立牌遊戯王に俺はなる……!

そう思いながらも、ドリンクに並べて亚克力立牌遊戯に勤しんでいると声を掛けられた。

「誰を探してますか?」

私が後にアニメイトカフェ上海の妖精と呼ぶことになる彼女は日本語で話しかけてくれて、その後ろには期待に瞳を輝かせる上海ガールたちがいた。
恐らく期間終了間近でニュービーの客がもうあまり来ないので、交換に行き詰まっていたんだと思う。
コラボドリンクに口をつける前に、そこはいつの間にかトレーディングバトルフィールドに切り替わっていたのだ。
慌ててトレーディング商品を開封するも、私は未来の悪魔皇帝※となる女。
誰を探しているか・・・答えに窮してしまう。

 ※地獄を統べる皇帝で、悪魔王をも従わせることができる

全て(ドンッ!)

全てを手に入れに来た。
この答えで貪欲の悪魔王をメロメロにしてしまったせいか、やけにマモンが多く出た気がする。
そして、この日、この時間にカフェにいた人は推しがほぼ被っていたのでなかなか交換が決まらず、私が追加で買ってきてベリベリ開けてると勝手に交換しようと至るところから手が伸びてくるというサバンナ空間になってしまい、一人で大パニックになってしまった。
それでも、向こうが中国語、こちらが日本語でわーわーやって、もはやジェスチャー以外なにも分からない状態だったにも関わらず、何件か交換してもらえたのが奇跡だった。ヲタクに国境はない。
だけど、妖精さんもところどころ通訳してくれたり、交換をサポートしてくれたので本当にありがたかった。

そんなこんなで、すっかり大混乱だったのでコラボドリンクの味を覚えてない・・・
飲み始めたころにはアイスが溶けてしまっていたし、時間がだいぶ押していて、パンピーの母をこれ以上待たせるわけには行かなかったので秒で飲み干した。
たぶんマモンのが栄養ドリンク系で、レヴィアタンのはなんともいえない甘みの底になにかが沈殿している謎ドリンクだったと思う。
謎の生命体を連れているレヴィアタンっぽくてよき。
まずくはないがおいしくもないという、どっちつかずの感想で〆

「眩しいなら電気を・・・ああ、僕の顔のせいですか」を再現するアタン 大興奮

ちなみにドリンクではなくクッキーでも頼める。

悪魔っちのお顔をかじることは出来ず こまりこまり

今回のコラボでは会計金額ごとに特典がついていたのだが、

特典のクリアカード

微妙な値段設定だったので、即売会などで使う計算ツールを使い必死に計算してたけど、段々面倒になったのでやめた…(限界ヲタク)
しかし店員さんもそら混乱するなという特典の数だったので、合っているかよく確認しなかったのは反省点。
特にラファエルのコードは1グループ1つと言われたり、言葉の壁もあったので、特典について揉め揉めしちゃった。

目的は早々に達成されてしまったが、上海観光もフルで楽しんできたのでよければ以降もお付き合いください。

念願のパンイチアクスタ


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