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響命クロスバンカー

まあしょうがないですけど、手段が増えるわけですから、今後はハッピーエンドの暴力になってくるんですね。

未来にあるかもしれない希望を信じたメアレスとかの展開は難しくなるでしょうね。
ほとんど自分の代で解決できるようになってしまうのでは。
まあたぶんキャラは増えない(増やしにくい)のだろうから、そういう、全てが繋がっていながら閉塞的な世界になっていくのね。

終わり続ける、という。

というか、パーティー会場でフォナー見せたりなんだりしてたけど、究極見るだけでも影響は発生してしまうからなあ。
科学技術はもちろんのこと、ファッションとかの文化面でも影響はあるだろうし、かなりザルよね……まあ運用がヒトだからしょうがないわね……ね……。

なんか、うーん、読後感は良い。
が、中盤「まじか」みたいな展開がちょいちょいあったのがこわかった。
3章は美味しい。2章は疑問。
複雑なお味です。

話を読むとき、敷かれたレールを進んでいくわけだけど、レールの配置やタイミングが合わないとすいすい進んでいけないんですよね。
例えば既知の認識との齟齬だったり、説明が不足していたり。逆にちょうど欲しいタイミングでレールが提示されると感動的だったり。

例えばエリア14のメアレスとかね。あれは感動的だった。
で、今回でいえば2章までは悪路、3章になって異様にすいすいに切り替わる。突然渋滞が解消されたかのような。そんな劇的な違いがある。
言葉選び、響き、リズム。
具体的にどれでなにとは言えないけど、急に羽ばたけるからびっくりする。

文量を抑えているからなのか、あるいは別の人が書いているのか、そういうなんらかの外的要因が関係しているんじゃないかと邪推するくらい、違いがある。
ちなみに、魔道杯ストーリーも美味しいです。

そのおかげで読後感は良いよね。うん。たぶんコスパはいいですね。コスパは。
ラズダズのかわいさでぶち抜いた魔道杯ストーリーも強い。
ただねえ、これ今後があるかはわからないけど、エリスレアを跳ねさせるのは苦労しそうね。エニィが長らくアレだったが、主人公格だから抜け出せたとこもあるだろしなあ。

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