なぜあの人はそんな風に思うの？

こんにちは。
セラとぴあカウンセラーの
渋沢まるこ です。

「あの人は優しい」

と言うときに
あなたが思い浮かべている人は
どのような人でしょうか？

というのも、
〈優しい〉という言葉で
思い浮かべることは
実は人によってさまざまだからです。

例えば……

・文字通り人当たりが優しい
・誰に対しても対応が丁寧
・通常はスパルタ、それが優しさ
・なかなか助けてくれない、
　でもそれが優しさ

などなど、
表面に出ていることを見るのか
それとも
一見そうは見えなくても
中にある優しさを見るのか
はたまた、
それらすべてを優しいと見るのか。

どれが正しいということは
ないでしょうし、
人それぞれでよいのでは
ないでしょうか？

なのですが、
自分がいい（優しい）と思えないことを
他人がいい（優しい）と言うと
何だかモヤモヤしたり
受け入れられない感じがしたり
するときがあるのです。

なぜかと言えば
それを言う人と
気が合うと思っていればいるほど

〈 前提は同じ 〉

だと思いがちだからです。

そもそも嫌いな人や
自分から遠い人が
自分と異なることを
言ったり、思っていても
そこまでモヤモヤしないものですが、
親しいからこそ
何だか自分と意見が異なることで
自分が否定されたように
感じてしまったりするのですよね。

そのような時には
その人が持っている〈前提〉を
見たり、聞いたりすることで
なるほどなぁ、と
受け入れられることがあります。

例えば、
子どもの頃から
周りからあまり褒められることなく
育ってきた方に誉め言葉を言っても
素直に受け取ってもらえない
ということがあるかもしれません。

その方には、

〈人はそんなに褒めることをしない〉
〈自分は褒められるような人ではない〉

というような
〈前提〉があるかもしれません。

普段なにげなく
使っている言葉ですが、
それぞれの人が使う言葉には
それぞれの〈前提〉が
隠れていることがあります。

このように考えてみると
今まで受け入れられなかった
言葉や考え方が
少し理解できるようになる
ということもあるのですよね。

実はこれは
他人に対してだけでなく
自分についても言えることなのです。

自分が持っている〈前提〉に気づくと
あぁ、だから自分はこんな風に
考えがちだったんだ、
思いがちだったんだ、
というようなことがわかります。
そうすると、
前提を変えてみることもできますし
他人の考え方を受け入れることも
比較的簡単になります。

さて、あなたの〈前提〉には
どのようなものがありますでしょうか？

前提を1人で見つけるのは難しい……
ということでしたら、
セラとぴあのカウンセリング を通して
一緒にあなたの〈前提〉について
考えることもできますよ。

前提を知って
思考の領域が広がるといいですね。