その問題が本当に問題なのか?問題
こんにちは。セラとぴあカウンセラーの市岡めぐみです。
タイトル…なんのこっちゃ?と思われるかもしれませんが、
結論からもうしあげるとカウンセリング時に、
こんなことがあって、こんな風で、こんな状態で…
とお話されることが本当の問題だったということが
100%…いや120%の勢いでない。
というお話です。
これは何を意味しているかというと、
自分の本当の問題や悩みを間違えている、
もしくは見失っている
ということです。
例えばついつい良い人を演じてしまって
自分の気持ちを押し殺してしまう…的な悩みは多いですが、
よくよくお話を伺っていると、
自分の時間を作ることができないということが悩みだったり、
例えば、片頭痛がひどくて…というお悩みでいらしても、
話を整理しながら伺っていると、
職場での嫌な上司へどう対応すればいいのか分からない…
ということだったり。
例えば、テレビや雑誌では8時間の睡眠が良いと言われているが、
私は5時間くらいしか寝れてないんです…。
それでどんなことがお困りですか?と伺うと、
とくには困っていないんですが、問題かなと思って。
と、自分でありもしない問題を作り上げていたり。
まぁ色んなパターンはありますが、
とどのつまり、
問題と思っている問題が問題じゃなかったということです。
その間違った問題を設定したうえで、問題の原因を探しはじめているので、それこそ迷宮入りです。また問題を見誤って対応策を立てているため、見当違いで一向に改善されてこない…。
まさに灯台下暗しです。
遠くの方ばかり照らし続けて、足元が見えていない。さらに見当違いなことをやり続けて、霧がどんどん濃くなっていく…そんな感じです。
ただし、これは誰にでも起こりうることなんです。(もちろん私も!)
なぜって一人で考えているから。
カウンセリングの良いところは、第三者が介入することでご自身を客観的に眺めることができるということ。そして、自分とは違う切り口で自分自身を眺めることができることで、見落としている問題や本当の問題に気づきやすくなるということです。
そうすることで、なにができるのか、できそうなのか…それぞれに合わせた具体的な方法が見えてくるのです。
心の治癒力は誰にでもあります。ただし調子が良くないときはなかなか自分でその力を引き出すことが難しいのもまた事実です。
色々やってはいるけどあんまり変化がない…なんて思い当たる方は、もしかすると最初の設定が間違っているかもしれません。