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あきらめるが良い。

こんにちは。
セラとぴあのカウンセラー市岡です。

さて「あきらめる」。
あんまり良い意味ではつかいませんよね。

一般的には「あきらめる」というのは、断念するとかギブアップのような自分の願いごとが叶わずそれへの思いを断ちきるとか、そんな場合に使われることが多いのではないでしょうか。

でもですね、漢和辞典であきらめるの漢字、「諦」という字を調べてみると、なんと悪い意味は一つもないのです!!

◆つまびらかにする。明らかにする。真理。またそれをさとること。
◆まこと。真理。またそれをさとること。

この字は言+帝でつくられていますが、
帝にはしめくくるの意味があります。

つまり言葉でしめくくり、つまびらかにするの意味を表します。

ちなみに「諦める」と「明らか」は言葉としても同源です。
やはり物事の真実の姿やありさまを明らかにするという意味が含まれているのです。

あきらかにすること。

怖いですよねぇ(笑)
事実を突きつけられるって本当に怖い。

しかし、ここは非常に重要なポイントです。

「諦」+「明」の「あきらめ」こそ、
いつでも、どんなことが起きても、
心を苦しめず、穏やかな心でいるための
秘訣だからです。

東洋の先人たちはあれこれと試行錯誤しながら
「諦」を実践してきました。

その一つがとてもシンプルな方法です。
ただ気づく。

そのプロセスで物事が明らかになった時の言葉が「当たり前」。

それは中途半端な「諦め」ではありません。物事を明らかにした上で諦めたことは、人生を支える、丈夫な骨組みとなります。そして、心おだやかな人生を歩く上で頼りになる支えです。

その支えがあるからこそ、次の一歩が確実に踏めるのです。

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