初心者でもわかるパソコン #1 メモリー編
「初心者でもわかるパソコン」シリーズの記念すべき1回目はメモリーです。メモリーといえば聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。それでは本文をどうぞ!
1. メモリーって何?
メモリーというのはRAMのことです。いきなり難しい単語が出てきました。
よく初心者の方はRAMとストレージを混同されますが、全く異なるものなのです。それも含めて解説します。
・RAMとは
RAM(Random Access Memory)はCPU(今後解説します)がなにか処理をしているときに使われる作業用のメモリーです。
といっても自分でも何を言ってるかよくわかりません。例えで考えてみましょう。
あるところにCPUくんがいます。CPUくんは勉強をしようと、本棚から教科書や参考書・ノートなどたくさんの教材を取ってきて机に並べようとしました。しかし机が狭かったので教科書しか置くことができませんでした。CPUくんは教科書と参考書を一緒に見ることができないので勉強の効率が落ちてしまいました。
この話でいう「机」はRAMのことです。要するにRAMが多ければ多いほどCPUが同時にできることが増えます。
・ストレージとは
ストレージのほうがRAMより理解しやすいです。ストレージとはパソコンの記憶領域です。
先程の例でいう「本棚」がストレージのことです。ストレージが多いほど記憶することができる量が多くなります。
補足
よくパソコンのスペック表を見ると「RAM」ではなく「メモリー」としか書いていない場合がありますがRAMのことだと思ってください。
2. メモリーにも規格がある
今この文章をお読みになっているあなたが既製品やオーダーメイドのパソコン(BTO)を買うつもりでしたら、ここは読み飛ばして大丈夫です。
・RAMの規格
今あるパソコンのメモリーを変えようと思っている方には注意点があります。
メモリーには「ノートパソコン用」と「デスクトップ用」があります。ノートパソコン用のほうが小さくなっています。これらには互換性がありません。
RAMには4つの規格があります。「DDR」「DDR2」「DDR3」「DDR4」とあります。
数が大きくなるにつれて新しくなっていきます。
4つの規格それぞれにも互換性がないので、今使っているパソコンのメモリーの規格がどれなのかにもよってメモリーが異なってきます。
以上の2点さえ気をつけて、有名所のメモリー(これも今後解説予定)を買えばまず間違いはないでしょう。
補足
現在主流の規格は「DDR4」です。ほとんどのパソコンはDDR4を使っているのでよっぽど旧規格を買うことはないとは思いますが、注意したほうが良いことには変わりありません。
3. メモリーの容量のおすすめ
ここからは、パソコンの使用用途別にメモリーの容量のおすすめをお伝えします。
・WordやExcelなどの軽いソフトを使う方
・ネットサーフィン中心の方
そこまで重くないことをする方は4GBあれば十分です。
今後重い作業をするかもしれない方は保険として8GBあっても良いかもしれません。
・ゲームをする方
軽いゲームをするのであれば8GBで良いかもしれませんが少し不安です。
16GBあれば安心してゲームできると思います。
・プログラミングをする方
今話題のプログラミングですが16GBで快適に行うことができます。
プログラミングではネットを見ながらやる方も多いので8GBは不安です。
・動画編集などのクリエイティブな作業をする方
32GBをおすすめします。同時に素材を多く開くと思いますので多めに搭載しておくのが良いでしょう。
4. まとめ
いかがでしたでしょうか。RAMとストレージの違いやRAMの規格・おすすめの容量について解説しました。RAMと聞けば難しそうに聞こえますが例えで理解できたのではないでしょうか。
この記事がお役に立てたのなら幸いです。
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