あなたがこの記事を読んでいるということは
少なからずchatGTPに興味があるのですね。
chatGTPの登場は、インターネットが普及したことに匹敵するほど
世の中に大変革をもたらすといわれています。
多くの仕事がAIに任せられ、
仕事を失う人はかなりの数に上りそうです。
いまあなたができることは、chatGTPを使いこなすスキルを身につけ
変化の最前列に加わることです。
時代の波はchatGTPへと移っています。
私も多くの案件をこなすのに、chatGTPを使うようになりました。
でも、使いこなすまでには、けっこう回り道をしてきました。
この記事を読んでくれるあなたには、そうした遠回りをせずに
chatGTPで効率的に成果を上げられるよう、私の体験をシェアします。
最後まで読んでいただければ、
chatGTPの使い方のポイントがわかるはずです。
私は専業のライターです。
Yoububeのシナリオを書いたり、ブログ記事の作成。
口コミ記事などを書いています。
多くの案件をこなすには、chatGTPが便利じゃないの、と思い
試しに使ってみたのが、2023年の3月です。
「なにこれ?全然使えないじゃん」初めて使った時の感想です。
それから試行錯誤した結果、今では多くの記事作成に
chatGTPを使っています。
つい先日、ある案件の依頼を受けました。
その際のchatGTPとのやり取りを紹介することで
より良いchatGTPの使い方がわかるはずです。
新しい案件をいただきました。
が、しかし
「カーペット 買取」
二つの単語、たったこれだけがやってきました。
仕方なくクライアントに確認です。
「カーペットとは、具体的に何を指しますか?
自宅で使っているものでしょうか?」の回答が
「ペルシャ絨毯 買取 で検索してください。」と。
私にはペルシャ絨毯の知識はほぼありません。
どんな記事を書いたらいいのか、皆目見当がつきません。
こんな時にchatGTPの出番です。
ここでやってはいけないのが
そのまま「ペルシャ絨毯のことについて教えて」とchatGTPに質問することです。
実際やった結果をお知らせします。
この回答で、何がわかりますか?
これでどうやって記事を書いたらいいかわかりますか?
ここで重要ポイントです。
chatGTPにあいまいな質問をすれば、あいまいな回答しか返ってこない。
これ覚えておいてください。
大切なのは
「質問力」です。
質問力?
あまり聞いたことがない言葉ですね。
たとえばこういうことです。
奥さんがあなたに質問します。
「今日の晩御飯なにがいい?」
「なんでもいい」
これ、やっちゃいけないと気づきましたか?
途端に奥さんの機嫌が悪くなります。
笑えない話ですが、私の友人のケースではこのあとアンパンが一個出てきた、と言ってました。
結論から言うと、だんなさんが悪いですね。
では、どうしてこうなってしまうのか?
質問力という観点から見てみましょう。
奥さんは
「すぐに食べたいのなら、チャーハンかうどん。
それ以外なら買い物に行かないといけないね。
最近はお肉が続いたから、たまにはお魚がいいな、って思ってるの。
あなたはどう?」と質問をすれば奥さんが望む回答が得られるはずです。
相手から望む答えを引き出すのなら、
質問力を磨く。
chatGTPも同じです。
何が聞きたいか?
どういう回答を引き出したいか?
この観点から質問をしないと、あなたの望む答えは返ってきません。
今回のケースではどうしたらいいか?
まずはリサーチです。
ペルシャ絨毯についてgoogleで調べてみましょう。
キーワードは「ペルシャ絨毯 買取」
検索結果の上位10位までを開いてみて、気になるキーワードを集めます。
私は次の言葉をコピペしました。
気になった言葉をスプレッドシートに貼り付けます。
これを一つの文章にします。文脈がめちゃくちゃでもOKです。
これをchatGTPに質問します
帰ってきた回答がこちら
まったく何を言っているかわからず、読む気にもならない文章です。
ここで秘訣
「小学5年生にわかるように書き換えてください。」
この言葉が内容をひらたくして、誰が読んでもわかる文章にします。
失敗です。
「小学5年生にわかるように書き換えてください。」とすると、
子ども電話相談室の回答のような文末になってしまいます。
偉い先生が、子どもをバカにしたように上から目線で答えていますね。
しかしこれで話の概要がつかめました。
これをもとに文章を作っていきます。
もらった回答を分解して、それぞれを再質問します
まずは最初の2行をピックアップします。
「ペルシャ絨毯はとっても古い美術工芸品で、今でもおしゃれな部屋の装飾品として人気があります。」→その根拠となる事実を明確にした説明文をchatGTPに質問する。
このように質問します。
「ペルシャ絨毯はとっても古い美術工芸品で」について、その根拠となる事実を示してください。200文字でお願いします。」
だんだん詳細な内容になってきましたね。
次に行きます。
「ペルシャ絨毯が今でもおしゃれな部屋の装飾品として人気があること」について、その根拠となる事実を示したうえで、300文字でまとめてください。読み手は小学5年生とします。」
先ほどの失敗を生かして、今度は「読み手は小学5年生とします」と、表現を変えました。
これで「子ども電話相談室」感はなくなるはずです。
・・・やはり相談室だった・・・
内容が稚拙すぎなのでこの質問をします。
「もう少し詳細に説明をしてください。」
おぉー、記事として使えそうになってきました。
このように、最初の骨格となる文章を分解して再質問することで、
ちゃんとした内容に変わってくるのです。
それを受けて次の質問
「 『手作りのペルシャ絨毯が持つ価値について』 その根拠となる事実を明確に述べた記事を300文字程度でまとめてください。」
ここではより具体的な内容を求めて、「300文字程度でまとめてください」と指示します。
これにより、望む答えが返ってきました。満足です。
次はこのように質問しました。
「ペルシャ絨毯の耐久性について、その根拠となる事実を具体的に明確し、まとめた記事を300文字で記述してください。読み手は小学5年生程度です。」
ここでのポイントは「読み手は小学5年生程度です」という記述。
これにより、「子ども電話相談室」感はなくなるはずですが・・・
「子ども電話相談室」感はなくなったものの、箇条書きになってしまいました。chatGTPの特徴として、説明文を作ってもらうと箇条書きにします。
これでは、記事として読みづらいです。再質問。
「ペルシャ絨毯が今でもおしゃれな部屋の装飾品として人気があること」について、その根拠となる事実を示したうえで、具体例を入れた文章を300文字でまとめてください。読み手は小学5年生とします。」
ここでのポイントは、「具体例を入れた文章を」の一言を入れること
そうすることで、抽象的な記述から変化し、現実味を帯びた内容に変わっていきます。
chatGTPの回答はこうです。
だんだん記事らしくなってきましたね。
さあ、最終段階です。
究極のテクニックを紹介します。
記事に厚みをつけたいので、内容をボリュームアップします。
最初にネットから気になる文字をスクラップしましたね。その文字をただ貼り付けて再質問します。
質問は以下のとおりです。
「以下の文章を要約し、足りない事実を補足したうえで、具体例を交え300文字で記事にしてください。読み手は小学5年生です。
コピペした文章の並びや繋がりなど一切無視してかまいません。
それで得た答えは、
最終段階です。
もう少し読みやすくしましょう。
「以下の文章を要約し、足りない事実を根拠とともに明確にしたうえ、記事として400文字でまとめてください。記事の難易度は小学5年生が理解できる程度とします。」
読みやすさを求めて「記事の難易度は小学5年生が理解できる程度とします。」と注釈を入れます。直接的に「小学生が読む」にすれば、子ども電話相談室になるので、この表現を使いました。
また、「足りない事実を根拠とともに明確にしたうえ」と注釈をいれれば、信ぴょう性が増し記事らしくなります。
コピペした文章の並びや繋がりなど一切無視してかまいません。
それで得た答えは、
最終段階です。
もう少し読みやすくしましょう。
「以下の文章を要約し、足りない事実を根拠とともに明確にしたうえ、記事として400文字でまとめてください。記事の難易度は小学5年生が理解できる程度とします。」
もう少し歴史的な具体例が欲しいので、再質問します。
「ペルシャ絨毯の特徴と主な産地、歴史を具体例を挙げてその価値がわかる記事にしてください。記事の難易度は小学5年生が理解できる程度とします。」
いい感じにボリューム感が出たので、そろそろまとめを作ってもらいましょう。
「このチャットで作った記事をまとめたものを新たな記事として400文字で記述してください。記事の難易度は、小学5年生が理解できる程度とします。具体的な内容を入れてください。」
chatGTPは一連の質問や回答をチャットとして、記憶しています。
同じチャット内の回答をまとめてもらうことができます。
なんと、記事タイトルまでつけてくれました。
今回の案件は高価買取なのでその記事も作ります。
「ペルシャ絨毯を売りたい人はどんな人がいるか。動機と悩み。どのような結果が欲しいかについて具体例を挙げて30個の例を示してください。」
ここでのポイントは「具体例を挙げて30個の例を示してください」です。これにより、読みやすく整理された文章を提示してくれます。
回答文章が長いのでこの引用部分は読み飛ばしてください。
私がここでピックアップしたのは、「遺産相続: 祖父母からの絨毯を相続し、価値を知りたい。」です。
これをさらにクローズアップしました。
「祖父母からペルシャ絨毯を相続し、価値を知りたい」について、どのようないきさつがあったのか、ストーリーを考えて第三者にわかるような記事にしてください。相続を受けた人の気持ちを明確に描写した内容にしてください。」
どうですか?
素晴らしい内容じゃあないですか!
いただいた案件の記事に、体験談をさらにまとめて導入部に入れました。
とても読者の心に響く記事が完成しました。
ボリューム感が出てきたので、この章のまとめを作ってもらいましょう。
「次の文章を要約してまとめ記事400文字の記事にしてください。文章難易度は小学5年生が理解できる程度とします。」
しっかりまとめてくれました。
ついでにタイトルもお願いしました。
「上記の記事のタイトルを10個考えてください。」
残念ながら、あまりいいのがなかったので、これは自分で作りました。
私がchatGTPに対応して質問する際は、
「より具体的に」、「例文を添えて」とお願いしてます。
そうすると記事らしい答えが返ってきます。
質問結果が箇条書きになることが多いので、その際は
「上記の文章を箇条書きではなく、まとめ記事として書き換えてください。」とお願いします。
また、chatGTPはインテリにありがちな、小難しい表現を使いたがるので出来上がった文章は読みづらいものが多くなります。
その際は、
「上記の文章をもう少しわかりやすくしてください。理解度は小学5年生が理解できる程度としてください。」とします。
私もよく失敗するのですが「小学5年生が読む」とすれば、たちまち「子ども電話相談室」になるので気をつけましょう。
chatGTPは便利なツールですが、使い方を間違えればあまり役に立ちません。
最後に絶対に気を付けなければいけない点をお伝えします。
それは、chatGTPの出した回答を鵜呑みにしない。
別案件でchatGTPに質問したところ、次のような回答が返ってきました。
これを見てどう思いますか?
内容が間違っている点が多くありますね。
chatGTPの回答に対しては、必ず裏を取る。事実かどうかを確認する。
これは必須です。
結論
ペルシャ絨毯の知識はありませんでしたが、ちゃんと記事を完成させ納品できました。これもchatGTPのおかげです。
chatGTPを使ってみようと思ったら、この記事を参考にして試してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。