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桜供養
家の裏とお隣の境界線上で
役所の管轄の土地に桜の木がありました。
毎日猫のご飯を外に出すときに
桜の木はすぐ目の前にあるのに
いつから花を咲かせなくなったのかわかりません。
桜は50年位前に何かのお祝いで親戚が持ってきて
細い枝の桜を植えていきました。
桜は八重桜でソメイヨシノとは違って
ピンク色が強くて華やかでした。
いつの間にか
立派な木に育って
美しい花を咲き誇っていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1724973147483-jW6pqwLYSz.jpg)
今は亡きクロちゃんがリードを付けて散歩していた時
桜の木に登ったのはいいんですが
1メートル位のところでセミのように止まって
何をしたいのかわからなかった。
何度かそういうことも続けました(*^-^*)
桜の木があるのが当たり前だった。
父が亡くなった後生活が激変して
特に冬になると雪を片付けるのが私の仕事になって
積もった雪の上をあるいて雪を捨てるので
歩く場所が雪でどんどん高くなっていきます。
そために顔にぶつかってくる
桜の木が邪魔で枝を折ったりしました。
でも父がいない生活にもだいぶ慣れてきて
うつ状態だった母も数年前から
外に頻繁に出るようになって
草取りなどをするようになりました。
今年も母が草取りをして
桜腐ってるんじゃないかと言い出して
まさかと思ったけど
うすうす桜の状態が悪いのはわかっていました。
最近よく見てないから
観察しないといけないと思っていました。
久しぶりに桜の木をまじまじ見たら
枝が沢山折れていて
猫のご飯を目当てにやってくる
カラスが止まる枝がボロボロ折れている
その中には私が折った枝もあるはずで
私はなんてことをしたんだろうと悲しくなりました。
よくよく見たら枝の折れたところに
フェルト上の菌がついていて
調べた結果カイガラムシのようだ
ということがわかりました。
樹木医さんに相談して治してもらおうと
軽く考えていました。
また花を咲かせると思っていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1724976953562-PYTiizwbYE.jpg?width=1200)
でも桜のある場所が私有地じゃなくて
役所のものだったので役所へ方へ連絡してくださいと
樹木医さん側に言われて
役所の方に治療する承諾をもらおうと思って連絡したら
樹木担当の方が来られて
死んでますよ。切りますと言われ
どうやっても生き返らないと言われました。
倒木の恐れがあるから切りますとはっきり言われて
私も了承しました。
ちなみに家で植えた桜だけど土地が市のものなので
私の意見は通りません。
というか死んでしまっているなら意見も何もなくて・・・
わかりましたというしかなかったです。
最後に何とか生かす方法はないかと聞いてみましたが
ないということでした。
それからは桜の木が見える場所にお酒と盛り塩をおいて
供養しました。
いついつごろまで切りに来ますとは
言っていたんですがはっきりわからず
いつ切りに来るのかなと思っていたら
なんと母を病院に連れて行って
戻ってくるまでの数時間の間に切られていました。
あまりにも突然で
でももし見ていたら泣いて暴れたかもしれないので
良かったのかもしれません。
あっけないお別れでした。
いまだに悲しくて植物の死がこんなに悲しいのかと・・・
また桜を植えたいけど大きく育つまで何十年もかかるので
無責任なことはできないですね。
桜ちゃんごめんね。
大好きです。
奇麗なお花を咲かせてくれてありがとう。
![](https://assets.st-note.com/img/1724976915240-ZilBU0v4Eh.jpg?width=1200)
数日後不思議なことが一つ起りました。
その日の夕方地元の氏神様の
お祭りの寄付集めに来た数人の氏子さんたちに
毎年恒例で少ないけど寄付を渡しました。
氏子さんたちはお礼を言って帰っていきました。
それから数十分後猫が出たがったわけでもないですが
気になって戸を開けたら風除室に蛇がいました
深緑色の多分青大将です。
昔山に遊びに行ってとぐろを巻いた大きな
青大将を見たことがありますがあの時見た蛇より
とても細くて栄養不足かなって思わず思いました。
風除室にいた蛇も人が怖くて少し開いていた
風除室の戸の隙間から必死で出ていこうとしていたので
不思議と怖いとは思わず
大丈夫帰れる?って声をかけていました。
なぜ蛇が風除室に入ったのか不思議です
今まで一度も経験したことがありません。
風除室やセメントはものすごく熱くなっています。
風除室から出て伸びるのを見ていたら
細い割には結構長くて1メートル50近くはありそうです。
結構長いなってガラス越しに観察して
顔もよく見たら写真で見る蛇の顔より
精悍な顔をしているなって思いました。
少し弱っているようでしたが動いているので
自分の住処に帰れるんじゃないかなと思って
気を付けて帰るんだよって言葉をかけて家に入りました。
最初はだれかいたずらして入れたのかと
思いましたがそんなことありえないので
時間がたつにつれて
桜の木と関係があったんじゃないかなと思っています。
卵上げればよかったかなとか思っています。
変な話でしたが
読んでくださってありがとうございます(*^-^*)