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切り札:8「TG パワー・グラディエイター」

3連休でも元気に引きこもっている弱者男性の皆様、こんにちは。お前もブロガーにならないか?

先日の遊戯王OCGタイムズで「TG(テック・ジーナス)」の新規カードが発表されました。ブルーノ役の田中宏樹さんの熱演がマジで良かった(小並感)
声も相変わらず良い声で、その良い声から次々と繰り出されるぶっ壊れカードの数々で筆者は絶頂を迎えました。オーバー・ドラグナー頭おかしいだろwww



《TG オーバー・ドラグナー》 
シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/ドラゴン族/攻2100/守1900
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚した場合に発動できる。自分の墓地から「TG」モンスターを任意の数だけ守備表示で特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「TG」モンスターしか特殊召喚できない。
(2):フィールドのこのカードが破壊された場合に発動する。自分は1枚ドローする。

バカなのかな?


「!?」「やりすぎで草」「ジャンク・スピーダー意識してる」「僕だ!」など様々なコメントが散見されました。墓地から蘇生だからええやろの精神。下準備すればモンスターゾーン埋め尽くすことすらできるというのに…
実際に放送では一気にTGで盤面埋め尽くしてましたね。

見せ方が上手かったですねぇ…。その前に発動した《TG‐ブレイクリミッター》の時点で相当盛り上がったと思うんですが、中継点にとんでもカードを用意して、さらには新規切り札のデルタアクセルシンクロモンスターまで…



筆者は今でもたまにアンチノミーのテーマを聴くくらいには5D'sの終盤のデュエルが好きです。正直そのデュエルのボスを務めたハルバード・キャノンがお役御免になりそうなあたりが少し残念ですが、グレイヴ・ブラスターに席を譲ったということで良しとしましょう。OCGタイムズでは2体並べることも言及されていましたし、たしかに並べると除外経由で「クローズ・サモン!」を1ターンに2回撃てるんで悪くはないんですけどね…




さて、本題です。そんなハルバード・キャノンくんより立場がマジで相当に本当に危うくなってしまったカードがあります。

《TG パワー・グラディエイター/T.G. Power Gladiator》
シンクロ・効果モンスター
星5/地属性/戦士族/攻2300/守1000
チューナー+チューナー以外の「TG」と名のついたモンスター1体以上
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
フィールド上に存在するこのカードが破壊された時、自分のデッキからカードを1枚ドローする。


見てくださいこの素材に縛りがあるとは思えない弱さを。いやほんと…何?うんこか何か?ちなみに初登場時からまっっっったく強くなかったです。ついでにEXTREME VICTORYでこいつが登場する直前に激強TGシンクロが書籍付属カード(250円)でついてきたんで本気で立場が…
私も好きで当時からTG使ってたんですけど、こいつが使われるようになったのはライブラリアンが制限になって非チューナーレベル5シンクロがこいつしかいなくなったからですよね。ただの消去法。酷い。

そもそも中継点であるはずのこいつに戦闘に関する効果を持たせたあたりが大分ナンセンスな感じがします。アニメでの魅せ方もあるんでしょうが…
初登場回のアクセルシンクロのインパクトを引き立てるためだけに、悲惨な効果にされた感じがします。実際はターン跨いでこんなモンスター場に残さないですからね。

ここに来てオーバー・ドラグナーという激強非チューナーレベル5シンクロの登場。本当に終わったな…と思われる方もいるかもしれません。が、私はパワー・グラディエイターの味方です。酷くこき下ろしたのも実際に使ったことがあるからこそ。


彼には、彼にしかできない一芸があることも私は知っています。


基本はオーバー・ドラグナーに劣ることは認めましょう。しかし、彼にしかできないコンボが一つだけあります。他のカードとのコンボにはなりますが、爆発力はなかなか。


《蛮族の狂宴LV5/Feast of the Wild LV5》
通常魔法
(1):自分の手札・墓地から戦士族・レベル5モンスターを2体まで選んで特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、効果が無効化され、このターン攻撃できない。


さぁ皆さん。お楽しみはこれからです。上記のカードで心躍らないですか?
TG パワー・グラディエイターは蛮族の狂宴LV5に対応するEXモンスターです。さらに言うと、次に紹介するカードと一緒に蘇生することで一撃でアクセルシンクロが可能になります。


《TG スター・ガーディアン/T.G. Star Guardian》
シンクロ・チューナー・効果モンスター
星5/光属性/戦士族/攻 100/守2200
チューナー+チューナー以外の「TG」モンスター1体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の「TG」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
(2):自分メインフェイズに発動できる。手札から「TG」モンスター1体を特殊召喚する。
(3):相手メインフェイズに発動できる。このカードを含む自分フィールドのモンスターをS素材としてS召喚する。


私はスター・ガーディアン登場時、彼が蛮族の狂宴LV5に対応していることに気付いていました。同時に、TGにはもう1体それに対応するモンスターがいることも。この2体を同時に蘇生することで、《TG ブレード・ガンナー》もしくは《シューティング・スター・ドラゴン・TG‐EX》が出せます。

当然事前に上記の2体を展開し、墓地に送っていることが条件になるので、蛮族の狂宴LV5自体は相当な上振れ札になります。ただ今回の強化で相当に展開力が上がりましたし、オーバー・ドラグナーを最優先するとしてもスター・ガーディアンやパワー・グラディエイターを展開する余裕はまだありそうなんですよね。


OCGタイムズではブルーノのイメージを最優先した展開になっていましたが、あれで終わりではないですよね。トライデント・ランチャーを使っていない。私なら、オーバー・ドラグナーで大量にTGを展開した後、一度トライデント・ランチャーを必ず挟むと思います。もしくは、トライデント・ランチャーから動き始めると思います。そのくらい、あの放送はTGの力を抑えていました。まだまだ動けます。


もし、ガン回った状態で蛮族の狂宴LV5を引けていたなら、先述のグレイヴ・ブラスターとハルバード・キャノンを並べる動きも決して不可能ではなくなってきます。それだけTGシンクロ(しかもチューナー・非チューナー)を一気に2体蘇生できるのはデカい。そしてそれを可能にするのは、《TG パワー・グラディエイター》の存在なのです。



不動遊星は言いました。「役に立たないカードなど一枚もない」と。全てのステータスを洗う時、そのカードにしかできない役割が見えてくるものです。というわけで、明日にはパワーグラディエイター1000円買取くらいになるのでお早めに(市場操作)

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