【ガヤガヤ美術館訪問】ヒグチユウコ展CIRCUS FAINAL END
馬鹿故にはっきりと覚えていないヒグチユウコさんの作品との出逢いの記憶
信じられませんよね。こんなにインパクトのある作風なのに。
恐らくですが、雑誌moeに載っていたヒグチさんお馴染みの二足歩行でかわいいお洋服を着た猫のイラストで見知ったはず。かわいい作品から出逢ったため受けたインパクトが柔らかかったのではないかと手前のことながら推測。
かわいいだけじゃない、ホラーやグロテスク要素を含んだ独自性の高い作風はその後徐々に知っていった気がします。
ヒグチユウコさんの原画展には以前行ったことがありました。
簡単な説明になりますが、移転前のTOBICHIが青山にあった2017年に、近くの新国立美術館でバベル展が開催されており、ヒグチさんがバベルの絵を独自のアレンジで描かれた画集を出された連動企画として原画展が催されていました。
TOBICHIは小さめな建物でしたので作品数は少なかったのですが、生の原画を見たくて足を運びました。その時以来なので丁度6年ぶりにもなるのかぁ…そんなに前になるのかぁ…🙀🙀🙀
さて今回の六本木森アーツセンターギャラリーで開催中のcircus展。2019年1月に東京世田谷文学館から始まり、数年かけ全国8箇所を巡回し、東京に帰還&終幕という大規模でドラマチックな企画展です。
スタートの19年のcircusは開催を知りながらも私生活が忙しく行くことが叶いませんでした。なので今回はリベンジ的な意味合いも含め年明け前から楽しみに待っていました。
ですがまたも予想外に2月が忙しく、結局行ける目処がついたのは3月の月終わり…
グッズ売り切れてるかなとか、平日だけど春休みの学生さん達で賑わいまくってるかなとか、期待以外にいくつかの不安もありましたが行けるんだから幸と思おう。
森アーツセンターギャラリーさんは今回初訪問です。今年に入って3度目の美術館訪問なのですが3回とも初訪問。今年は「新」に縁がある!😼
戦の前にいつもの腹ごしらえ。
イタリアンカフェのアンティコカフェさんへ。ここも6年ぶりくらいに入りました。
大ボリューム×2で心と満腹中枢がたちまち満たされる。この後たくさん歩かねばならぬが後悔は3割くらいしかないです。
チケットをコンビニで予め購入してあったのですが、どうやらこの施設は3階でチケットを専用のコードが付いたチケットへ交換してから展示室のある52階へ上がるとのこと。都会の建物の仕様は複雑である。なんて思いながらとりあえず階段で3階へ
混ンドル…
時は平日時刻は12:00前。
チケット交換だけで階段まで並んでるとはね
まあ覚悟はしていましたし仕方ない。ロッカーは3階にあるのでチケット交換後ここで荷物を置く必要があります。
お馬鹿さん長月、六本木に到着後すぐにパン屋でパンを7つ購入する(激重)という暴挙に出ていたため、どうしても荷物は置いていかなければならない。美味しそうな香りも場にそぐわないと他人には気持ち悪く感じますよね。馬鹿だと人生の苦労が多くて困ります。
ジョサイア・混ンドル
52階に着いてもこの様子です。チケット交換の列から展示室に入るまで20分くらい並んだ気がします。人気ぶりがうかがえます。
今回は撮影可能エリアが多いとの事でたくさん撮って来ました。ではずらりと画像を並べます。ちょいボケだったり暗かったり見にくい画像かも知れませんが雰囲気が少しでも伝われば幸いです。
展示数がとても多く、進んでから引き返して観ることも許可されてます。撮影もできたし見辛いという程の混雑ぶりではありませんでしたが、当然撮影する方がたくさんいますし隅から隅までゆっくりは観られなかったです。
グッズ売場も中々の盛況っぷりでガチャポンコーナーは並んでました。(親切に両替機が設置されてます。)
グッズ売場
やはり品切れになっているグッズが何点かありました。会期も後半戦でしたし仕方ない。
circusのメインビジュアル柄のクリアファイル3点、カモミールティー、ポストカード、刺繍キーホルダー。
刺繍キーホルダーが可愛い過ぎて✨品切れで二種しかなかったのですが一番欲しかった子を買えて良かった。
そういえば意外に(?)客層が広かったのが印象的でした。会場では色々な国のファンの方達がおられました。金髪碧眼のおしゃれなお兄さんやコーンロウがきまってる黒人女性。中国語や英語の他知らない言語もきこえました。
若い子の層が厚いことは確かでしたが、子連れのファミリーやシニア夫婦、ミドルとシニアの親子など年齢の幅も広かったです。
一番はじめの画像の作品集に絵のメイキングが載っているのですが、ヒグチさんの描画は下絵はアタリ程度で細部はほぼペンで一発描きなんですよね。鉛筆より自由が利かない極細ペンで陰影をサクサク緻密に描けるなんて信じられない技術です。
ヒグチさんの絵というと衝撃的なモチーフにどうしても意識が引き込まれますが、全てを構成する膨大な線をなぞるように目で追い、最後に全体を眺めるとより奥深さを感じられました。大きな作品が展示される生の原画展だからこそ出来るヒグチユウコ作品の楽しみ方を堪能させて頂きました。
実はこの日は朝から雨で風も吹いていて気温も低い日だったのですが、来られて本当に良かったです。
オマケ
グッズも買ってホクホクと退場すると眼下に
大都会。そうだここは52階だった!
桜めっちゃ咲いてる~今年はまだ桜をゆっくり見てないしあそこまで桜見に行こうかな!
と思ったのも束の間
すぐに青山霊園だと気付く
そうだ前述したTOBICHIへ原画を見に行った時、サントリー美術館で別の企画展を見た後に青山霊園を通って行ったんでした。昼間でしたが少し怖かったのを覚えてます。。。
綺麗とはいえ流石に意気揚々と墓地に花見には行く気にならぬ。パンも重いし。
すごすご帰宅しましたとさ。おしまい🌼
ヒグチユウコ展CIRCUS FAINAL ENDは森アーツセンターギャラリーで2023年4月10日まで。開催はあとわずか!絶対行った方が良い! 長月
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