20200806_ストレスフリーの桃、外界の暑さ

外は、暑いらしい。Twitterで皆が口々にそういうのでそうなんだろう。日が落ちた後しか家から出ていないので、私は真夏に乗り遅れている。

クーラーのきいた部屋から出ずに仕事ができるのはまったくありがたいことであるが、外に出ないとびっくりするほど何も起こらないので退屈と言えばそうだ。目に見えない変化はある。人の話をネットワーク越しに聞いたり見たり。でも突然目の前で鳩が羽ばたいたり、知らない人が道端で転んだり、雲が流れたり、そういうことがまるでないのだ。ただただ、部屋が汚れていくだけである。
別にその辺を散歩するくらいなら構わないだろうと思うけれど、もともと出不精なので、一人でいるとどうしても籠りがちだ。仕事の打ち合わせと、この頃毎日電話をかけてくる友人の声を聞いて、ギリギリ外の世界とつながっている。

昨日、渋い桃を食べたと日記を書いたら、親切な人が桃を下さるという。ストレスがかかっていない桃いりませんか、そんなセリフをこの人生で聞くとは思わなかった。怪しいフルーツ商法みたいだ。

怪しい桃売り、ではなく親切な友人がささっと近所まで来てくれて、どっさり桃を渡してくれた。こういう重み、たまらんね。交わす一言二言が貴重に思えるこの頃だ。

頂いたストレスフリーの桃は、いま私のTwitterタイムラインで話題の「固くて甘い桃」というやつだった。昨日食べたトロリ桃とは全然違うバリっとした歯ごたえ、甘みも酸味もしっかりあって食べ応えがある。そしてなにより渋くない。ありがたいものを頂いた。

夕食はカオス状態になっている冷凍庫から、わずかばかりの冷凍ご飯を引きずり出して、先日懸賞で当たった冷凍のイカのおかずをお供に食べた。頂き物でまかなわれた一日だった。

寝る前に数独を1問解いて、これから寝る。

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