ピットイン・2021春・ゼロコロナ・板橋文夫3DAYS
やや放心状態で書けなかった【ピットイン・2021春・ゼロコロナ・板橋文夫3DAYS】
4月23日(金)板橋文夫(P)瀬尾高志(B)竹村一哲(Ds)特別ゲスト・類家心平(Tp)
初日は、ドラムの竹村一哲とのトリオFIT!にゲストは素晴らし過ぎるトランペッター類家心平さん。
板橋文夫さんが体調不良とのことで心配していたが、時短営業8時ギリギリまで爆演の板さん。1st途中から加わった類家さん。トランペット吹きとしても音楽家としても本当に素晴らしくて圧倒的!
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4月24日(土)板橋文夫オーケストラ
板橋文夫(P)林 栄一(As)纐纈雅代(As)吉田隆一(Bs)類家心平(Tp)山田丈造(Tp)後藤 篤(Tb)高岡大祐(Tuba)太田惠資(Vln)レオナ(Tap.全身打楽器)瀬尾高志(B)外山 明(Ds)林 頼我(Ds)
2日目は、板橋文夫オーケストラ。久しぶりのバイオリン太田惠資さんもいる!みんなに会えるだけでもめちゃくちゃ嬉しい。左右にドラム外山明、林頼我が奏でる中でベースを弾くのは楽し過ぎる。頼我なんという表情をしてるんだ!そして外山さんの頭の中はどーなってるんだろう。
なかなか聴くことの出来なかった外山明さんのオリジナル。その名も【Space Mafia】。今までにないバンドのサウンドを引き出してくれた。名曲!板橋さんの新曲【ニッポンブルース】も壮絶な曲だった。バンドのカラーを一変させる曲をいつも持って来てくれるバリトンの吉田隆一さんの【蒼い街】も良かった。
バイオリンの太田さんのアドリブでここまで行くのか!?という場面があり、そういう時の板橋さんの全身全霊のバッキング、太田さんの生命感溢れるソロは堪らなかった。アルトの林栄一さんは凄みのある音で、オケのアンサンブルから逸脱し、まだまだだ!ここから拡げていくのだと音で革新を迫る。各メンバーが兎に角素晴らしくて面白いので、2時間ぶっ通しでも短く感じた。
やっぱり板オケはいいなぁ。みんな大好きだ。
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4月25日(日)板橋文夫イタンゴ~イターンフー・ナイト
板橋文夫(P)レオナ(Tap.全身打楽器)纐纈雅代(As)高岡大祐(Tuba)瀬尾高志(B)外山 明(Ds)
最終日は、【イタンゴ、イターンフー・ナイト】謎過ぎますが、最高に楽しく音楽的!
板橋さんは、叙情的で激しい曲を創るイメージかあるかもしれませんが、ユーモア溢れる、まるで旧ソ連や東欧のSF映画やシュールレアリスムのような不思議な音楽も創ります。これが堪らなく良いんですよ!
謎の男イターンフーが奏でる不思議で不気味な世界から始まり、怒涛の「イターン!イターン!イターン!フー!」。
イタンゴ。板橋文夫的タンゴかマタンゴか異端語なのか。全身打楽器レオナと外山さんの有機的アンサンブル、tuba高岡さんとsax纐纈さんという異能の2フロント。
2ndセットでは、岩見沢のシノのママに捧げた【シノのタンゴ】もやった。真ん中のバラードの箇所で俺には降り積もる雪の景色が見えた。板橋さんと岩見沢の思い出深い大切な曲だ。
笑い絶えず涙あり不思議沢山胸一杯。これはバンドにしようと皆が絶賛!早く次のライブをやりたい!