お客さんは提案を待っている
瀬尾です。
「お客さんは提案を待っている」という前提を持つことが売上をあげるうえで、大事な心構えだなと思っています。
ある瞑想コーチの失敗
一時期、瞑想に興味を持ってたんです。
で、スマホに瞑想アプリを入れて瞑想したりしていました。
そんなタイミングで瞑想コーチを仕事にしている方と名刺を交換する機会がありまして。
「最近瞑想に興味あるんですよね〜」
と伝えると
「瞑想いいですよね!」
と話が盛り上がったのですが…
結局その方とはその場限りになってしまいました。
たぶん彼女は、私に自身の瞑想コーチングを受けてもらいたかったんだと思います。
そういう場でお会いしてましたし。
だから、もしあのタイミングで
「アプリだとうまくできないと思うんで、よければ一度体験してみませんか?」
とか言われたら、たぶん体験しに行ったと思うんですよ。
でもその方は瞑想のメリットをお話しするばかりで、ご自身のお仕事が何をやっているか全く話しはじめない。
瞑想にはこんなメリットがあって、こんな魅力がある!
というだけなら、私は瞑想アプリで十分だと感じます。
でもきっとその方の瞑想のコーチングを受けると、アプリに比べてもっと大きなメリット、大きな変化があるはずなんですよね。
にも関わらず、瞑想アプリに負けるような仕事ぶりが非常に勿体無いなと思いました。
店舗でも同じ
サロンやフィットネスなども同じです。
コースや物販など「売り込みたくないんです」という人、とても多いです。
まあ、気持ちもわからなくはないです。
私もアパレルの販売員時代、本当にお客さんに声をかけるのがきつくて仕方がありませんでした。
でも、それって
「売り込みって思われたくない」
「売って嫌われたくない」
っていう売り手の個人的な感情なんですよね。
買うかどうかを最終的に判断するのはお客さんですが、プロであるならばベストを提案する責任があると私は思います。
だって、お客さんの立場で考えれば欲しいものが案内されないと不信感につながりますよね。
瞑想に興味があるって瞑想コーチを名乗る人に伝えたのにご自身のお仕事の話を一切しないので
「この人やる気あるの?」
「商品に自信がないから提案してこないの?」
って私は思ったわけです。
あなたのお客さんも同じです。
来店しているということは、もっと綺麗になりたいとか、もっと痩せたいとか、体の痛みを取りたいとか、何かしらのニーズがあるわけです。
そのためのベストを提案することがプロとしての仕事です。
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