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日本選手権10000m観戦

はじめに

日本選手権10000mとセイコーGGPの観戦に行ってきました。初の陸上(トラック&フィールド)の観戦は楽しかったです。テレビで見るのと全然違います。選手の凄さがよく分かります。まず日本選手権10000mに行こうと決めたきっかけから、観戦しての感想まで書いていきたいと思います。

きっかけ

日本選手権は、国立競技場で開催かつ不破聖衣来選手の駅伝や関西実業団ディスタンストライアルの走りを見て、即決で行くことを決めました。あの跳ねるような走りを間近で見たくてグラウンド観戦ありのC席でチケット購入しました。

下調べ

自分のGWのメインイベントになったので、それはそれは楽しみに待ちました。最大限楽しむために、出場が濃厚な選手の試合は片っ端から見ました。金栗?リレカ?木南?延岡?ホクレン?陸上初心者の自分には馴染みのないワードですが、おなじみTrack Town JPNの情報をもとに調べ、グランプリシリーズという主流のレースが合ることを知り、金栗、リレカ、木南、静岡、延岡と合わせてクロカンやハーフ・学生個人選手権は配信でチェックしました。レースの後はそれぞれTrack Town JPNで振り返って頂けるので、不破選手にしか興味なかった自分が、それぞれの候補になる選手の走りをみて、世界陸上代表への条件を確認し、男女ともに面白いことになると思うことができるようになりました。特に10000mは、男子の伊藤達彦選手の金栗でのスパートが印象的でした。選手のスタイルがわかるとより面白くなります。女子では五島莉乃選手の引っ張ってレースを自ら作っていくスタイルですね。

注目選手の状態が・・・でも

有力選手のレースをチェックする中で、不破選手の今年度初戦の学生個人選手権に関しては、とても楽しみにしてました。どんな走り・記録を出すだろうとワクワクしながら、輪島競歩の帰り道でしたが、リアルタイムで見るために休憩して配信を見ました。どうしたんだろう?というのが第一印象。帰宅してからニュース見て状況確認し、日本選手権は諦めていないとのことだったので、ホッとしました。まだ僕のモチベは不破選手を見れることだったから(笑)。その後、日本選手権前日のスペースでの会話の中で、暗に棄権を匂わす雰囲気で話されていたので、薄々気づいてはいたものの、やはり当日棄権の一報。でも、自分は日本選手権への楽しみは失われませんでした。

見どころは一杯ある

先に述べた五島選手や東京五輪代表だった廣中璃梨佳選手、クロカンでゴール前で差し切った小林成美選手、織田記念は初戦でパッとしなかったけど東京五輪5000m代表の萩谷楓選手など、魅力的な選手が着順・記録を目指して走るとどんな展開になるだろうと楽しみでした。特に廣中選手は、クイーン駅伝からレースに出場しておらず、前日会見も出席してなかったのでコンディションはどうなんだろうと思ってました。あと前日スペースでの小林選手と萩谷選手の同じ高校出身対決や、同じ所属チームでの作戦はあるか?など選手の関係性や各陣営の思惑なども楽しみを掻き立ててくれました。男子は、やはり、前述の伊藤選手、唯一の世界選手権標準切りの田澤廉選手、前々回優勝で東京五輪代表となった相澤晃選手が、世界選手権への切符を手に入れる走りができるかが注目ポイントでした。

いざ国立競技場へ

出発少し前から気になっていたことは、天候です。GW入ったときは5/7は晴れだったのに、日付が近づくと雨模様。新幹線の中では、雨雲レーダーばっかり確認してました。東京駅に着いたら傘をさす人もいる程度の小雨でした。気温は低かったのですが、湿度が高くて歩くと少し汗かくかなという感じの天気。開場まで時間があったので、腹ごしらえに(笑)。

しょうが焼きBakaの生姜焼き定食

ひよってオススメ盛(普通)にしたんですけどブタ盛(大盛)にしておけばと思ったくらい美味しかったです。青山一丁目から歩いて、国立競技場に向かいました。青山ってすごいところですね。ランボ・フェラーリ・ポルシェが当たり前のように止まっていて、車好きな自分にとっては楽しいところでした。
で、着きました国立競技場。

あいにくの曇り空

やっぱり木っていいですよね。なんか落ち着きます。Eゲートでは並んでいる人がいて人気が伺えました。それから周りをぐるぐる歩きました。聖火台などを見て、Aゲート前でセイコーGGPの前日記者会見を聞きながら開場を待ちました。並び始めている人たちを見て自分も待機列へ。そして入場です。

競技開始!!

カメラ持っていて、いい場所取りたかったんで少し駆け足。いいところ取れました。こんな感じでとれる場所。

GGNゴールなら最高だった場所 (バックストレートだけど)

男子一組目がスタートし、早速撮影。構図的には、ストレートに入る瞬間を捉えたい。でもズームしきれない。もやもやする中、その日で一番うまくとれた写真がこちら。暗かったのでWB調整。。。

先頭を引っ張る林田洋翔選手

このタイミングで撮り続ければよかったのに、確認せずに止めちゃいました。久しぶりの撮影で設定しきれず、それからは写真撮らずに拍手で応援しました。レースは、中盤から大六野秀畝選手が抜け出し1着。気温が低くタイムも狙えると思われていましたが、そこまでタイムが伸びませんでした。

グラウンド観戦に変更

写真撮影をあきらめたので、グラウンド観戦に。間近で選手を見られるのでとてもよかったです。女子がスタートし、五島選手が引っ張る形でレースが進みます。応援していて、先頭集団の中で萩谷選手が汗のかき方や表情から調子良さそうに見えました。廣中選手が給水をとり、体に水をかけて集団から抜け出そうとします。それについていく萩谷選手。それからマッチレースでした。萩谷選手が前に出る場面もあり、これは!!と思ったのですが、廣中選手が帽子をとるアクションで会場はざわめき、ラスト一周で突き放すパフォーマンス。圧巻でした。2着に萩谷選手、続いて五島選手がゴールし、廣中選手と五島選手がオレゴン世界選手権の切符を手に入れました。自分は五島選手のスタイルが大好きで、PMもいない中、序盤先頭を走って引っ張り、その後も3着に粘り切るのは流石だと思います。

男子10000mはさらに混戦に

男子は、田澤選手は標準記録をきっているので、3着以内で代表即内定の有利な立場。伊藤選手と相澤選手は、3着以内かつ標準切りを狙いたい立場。そんな中スタートするのですが、OP参加のケモイ選手とカンディエが選手がPM的な働きをして引っ張る形で進んでいきます。ただ中々集団のペースが上がらない感じ。PMとの間に度々GAPが生まれてきそうなところを、井上選手、松枝選手、鎧坂選手が次々飛び出してくれて、集団とPMを繋いでくれているようでした。その後、相澤選手が飛び出し優勝。2着に伊藤選手、3着に相澤選手と所属が同じ市田孝選手という結果になり、標準切りといかずに内定者が出ない形になりました。

感想

現地で観戦すると、全ての選手を応援できる楽しさがあります。また今回は有観客での開催であったので、バックストレートで選手の集団が拍手と一緒に近づいてくるのが特によかったです。東京五輪の有観客だったら凄かっただろうと容易に想像できました。その中でも色々な情報を知って、選手のスタイルや選手同士の関係性、代表になるための条件など下調べして、見どころをもって観戦できたので、終始応援を楽しめました。女子2名の代表内定者しか出なかったため、10000mの選考はさらに面白い状況が続く形になりました。女子は1枠、男子は3枠をかけて、標準記録を切るレースをしないといけません。一同にタイムを狙う大会、それが6/22(水)のホクレンですね。本当に楽しみです。選考の条件もしっかり再確認が必要ですね。

最後に

本当に楽しかったです(笑)。一つ残念だったのは、大声での応援がコロナの影響で禁止されていたのにも関わらず、C席には叫んで応援する集団がいたこと。係の人も注意してたのですが、聞いてもらえない感じ。せっかく有観客で開催してもらってるのだから、いい大人が迷惑かけるなよって思いました。拙い文章で失礼しました。セイコーGP編は後日書きたいと思います。ここまで見ていただきありがとうございました。


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