クラウドソーシングで30万稼いだ私が現実を教える...。案件獲得までの秘訣そして結局、稼げないのか白黒つける
※実際の体験に基づいて作成しております
※ライターさんに発注して書いてもらった記事です
※2020年の内容なので古いです
※誰か一人でも為になればと思い残しておきます
クラウドソーシングで稼いでみたい!でも低単価な仕事だけで稼げないって聞くし・・・
1回登録してみたけど全く案件が取れなかった。どうすれば取れるようになるの?
実際に稼いだ経験のある人から案件の取り方を知りたい!
***
クラウドソーシングは初心者でも稼ぎやすい案件が豊富にあるため、
一見、「PC1台で稼いでみたい!」といった夢を実現できそうに思います。
しかし「クラウドソーシングを使って稼いでみたい!」と思っている方は多いのですが、一方で実際に月に5~10万円以上お金を稼げている方は非常に少ないのが現状。
なぜ、登録してもなかなか稼げないのか?
それは、間違った方法でクラウドソーシングを活用しているから。
この記事では、実際にクラウドソーシングを使って30万円ほど稼いだ実績のあるライターの私が、
「クラウドソーシングを活用して、どうやって案件を獲得して稼ぐのか」について、1から10まで丁寧に解説します。
誤解ないように最初にお伝えしておくと、クラウドソーシングは初心者が仕事の経験を積む場所としては適切かもしれませんが、長期的に稼ぎ続ける(本業にする)となると消耗するのでご注意ください。
とはいえ、直近お金がなく、在宅で数万円、十万円稼げれば御の字という方もいらっしゃるはず。
どうしても、クラウドソーシングで人と会わずに稼ぎたい方は、この記事を読み終えたのち、しっかりと実践してみてください。
すると、どんな初心者であっても、努力さえすれば、クラウドソーシングを使って5~30万/月を稼げるようになるはず。
実際にクラウドソーシングを活用して稼いだ23歳である私の、過去の苦い経験を元に、あなたが遠回りせずに稼げるようになればと思って筆をとりました。
目次
1. クラウドソーシングを活用していた僕の自己紹介
僕のスペックを紹介しておきます。
僕は、大学を卒業してから新卒でフリーランスになり、現在は主にWebライティングとWeb制作でお金を稼いで生きています。23歳です。
僕がクラウドソーシングを利用して稼げるようになったのは大学3年生の夏休み。
フリーランス養成講座(現:ワークキャリア)を受講してWebライティングを学び、一度もPCでお金を稼いだ経験のがない状態から、初月から10万円ほど稼ぐことができました。
その半年後には、大学生ながら月30万円の売上を達成し、
1年半ほど経った現在では業務の幅を少し広げてWebサイト制作でもお仕事を頂けるように。
僕自身Webライティング・Web制作の両方の仕事をクラウドソーシング経由で獲得した経験があります。
WEB制作を経験した僕の実体験を元にしているため、Webライターの方だけではなく、Web制作に携わるデザイナー・コーダーの方でも活用できる内容となっています。
※ただし本業はWebライターですので、Web制作の案件については、あくまで初心者向けの内容です。Web制作に関しては至らぬ点も多々ございますので、参考程度にとどめておいてください。
2. クラウドソーシングは「稼げない」と言われている3つの理由
Twitterなどで見かける意見としてありがちなのが「クラウドソーシングは稼げない」という意見。
「稼げない」と有名な人が言っているのを見ると、初心者の方は「やっぱりクラウドソーシングって稼げないんだ・・・」と思ってしまいがちですよね。
しかしそれは本当に事実でしょうか。
結論からいうと「まったく稼げない=月数百円程度」というのは、経験者の目線から見ると大きな嘘であると感じています。
しかしながら、クラウドソーシングを使えば「楽に、大きく稼げる」わけでありませんので、ご了承ください。
ただ、市場全体で見てもクラウドソーシング自体の需要はどんどん増加しており、現に最大手のランサーズは2019年12月に上場しています。
また、僕自身も事実、月30万円ほど稼いだことがありますし、周りにいるフリーランスの方の中にもクラウドソーシングだけで10~30万円稼いでいる方は珍しくありません
(フリーランスの方は、その後、クラウドソーシングを卒業しているケースが多いです。クラウドソーシングは、あくまで初心者の実績作りの手段として推奨できます。また、サラリーマンをしながら、副業でクラウドソーシング使うのは辞めておきましょう。人脈が無い等、どうしても働き口がない等の特別な理由が無い限りクラウドソーシングは推奨しません。できれば、友人や知人の会社を手伝う形でお仕事を受けましょう。そのほうがその後のキャリアにも繋がりやすいです。)
まったくの初心者から、クラウドソーシングで稼いでる人が多いのは事実。
にも関わらずクラウドソーシングが「稼げない」と言われてしまうのは一体どういった理由があるのでしょうか。
男性フリーランスライター/23歳
僕が考えるクラウドソーシングが「稼げない」と言われてしまう理由は主に3つあります。
1.案件の獲得方法を知らない
2.単純作業ばかりの積み上げ
3.単価アップの方法を知らない
それぞれ詳しく説明していきます。
2-1. 案件の獲得方法が分かっていない【1番多い】
そもそも案件の獲得方法を知らない。これが1番多いはず。
そのために、登録だけはしているものの「全く仕事が取れない=稼げない」という思考になってしまいがち。
1度も案件が取れないとどうなるか?
クラウドソーシング内での評価が上がらないため、一向に良い案件が取れないという悪循環に陥ってしまいます。
まずは脱・案件未獲得者を目指しましょう。
2-2. データ入力など低単価の仕事を取りすぎている
クラウドソーシングの案件の中でも単価の低い案件を取っている方は、まさしく飛んで火にいる夏の虫。
自分から低単価地獄に突っ込んでいき、低単価の沼案件から抜け出せなくなってしまっているのです。
クラウドソーシング初心者のあるあるなのが「1回データ入力の仕事をやってみたけど数百円にしかならなかった」というもの。
しかし実際には仕事の単価選びを変えるだけで稼げる額は全く異なるのです。
クラウドソーシングの中には、ありえないくらい相場より低い単価で発注している質の悪い業者をよく見かけます。
稼げるようになるには、単価に見合っている案件を見極める「選球眼」が重要です。
例えばWebライティングの案件は基本的に1文字1円以下の仕事をしても、時給1,000円を割ってしまう可能性が高い。
そのため、一般的に文字単価1円は仕事を受ける最低ラインだと言われています。
しかしクラウドソーシング上には平気で1文字0.1円~0.3円の低単価案件が存在します。
さらに単価の低い案件ほど、
初心者でも大歓迎!
未経験でもOK!
数ヶ月で文字単価UPも!
などの文言が記載されているため、
初心者の方は「これなら自分にもできそう!」と思って低単価案件から応募してしまうケースが後を絶ちません。
最初から低単価案件を取っても、単価が急に0.1円から2~3円になることはなく、数ヶ月仕事をしても文字単価は上がって1円程度でしょう。
同じ文字数を書いているのに、文字単価1円で仕事をしているライターと0.1円のワーカーとの間には大きな差が出てしまいます。
またWeb制作の案件でも同様に「公式サイトのコーディングを6枚で10,000円」のような超低単価案件も散見されます。
Web制作の場合は、
1ページのデザインの量
WordPress化するかしないか
アニメーションをつけるかつけないか
などで案件によって価格が前後するため、少し相場感を把握しにくいのが現状。
ただ「企業ページはこれくらい」「LPならこれくらい」というような大体の目安の単価は存在します。
男性フリーランスライター/23歳
Web制作関連の料金表に関しては『Web幹事』が解説しているHP制作の費用・料金相場が1番参考になるため、ぜひ一度目を通してみてください。
***以下WEB幹事さまの表を引用***
企業公式サイト(コーポレートサイト)の制作相場
ランディングページ(LP)の制作相場
引用元URL:https://web-kanji.com/posts/landing-page-price
***
相場を知っているかどうかで、稼げる金額も大きく変わります。
低単価案件を取らないためにも、まずは「相場がいくらくらいなのか」を注意深く見ておきましょう。
一般的にどれくらいが相場なのか?を知ろうとする姿勢は、情報強者への道です。
2-3. 仕事単価をアップさせる方法を知らない
事実ベースでお伝えすると、クラウドソーシングにある仕事は総じて低単価です。
なぜが低単価なのかというのは「クラウドソーシング」という業態について理解すれば気づきます。
そもそもクラウドソーシングで仕事を依頼している業者は法人・個人問わず、予算が潤沢にはありません。
予算が潤沢にある企業であれば、クラウドソーシングに頼らなくて済む。
例えば、Webサイト制作なら制作会社に、記事を書いて欲しいなら編プロ・コンテンツ制作会社に頼めば良い話です。
しかしながら、直接企業に頼むだけの予算がないため、細かい仕事をクラウドソーシングにいるワーカーさんに任せているのです。
その渦に巻き込まれると、効率よく稼げるようにはなりません。
大切なのは、仕事の単価を上げていくこと。
仕事の単価を上げるだけで、今までの売り上げが倍になることも少なくありません。
クラウドソーシングで稼げるようになりたいなら、しっかり仕事の単価を上げていくことが重要です。
私は単価を上げるという考え方すらなかった「文字単価1.0円」ライターの時に月30万円ほど稼いだ経験があります。
そのため「10~30万円ほど1ヶ月間で稼ぐこと」が目標ならば、単価をアップしなくても稼げると断言できます。
しかし、継続的に余裕を持ってお金を稼ぎたいのであれば、単価を上げるという行為はマスト。
低単価で働き続けていた当時の私は、
単発&低単価案件をひたすら「こなして」お金を稼いでいたので、月に30万円稼いだ次の月の売上はわずか4万円でした。
毎日12時間以上記事を書き続けた結果、身体の調子もかなり悪化したことを覚えています。
低単価の案件をこなし続けても、自分の仕事のレベルは上がらないですし、時間に余裕のない生活を送らざるを得ません。
継続的に余裕を持ってお金を稼ぎたいのであれば、単価アップはマストであると言えるでしょう。
男性フリーランスライター/23歳
クラウドソーシングで稼ぐための5つのSTEP
3. ステップ1 クラウドソーシングは「Lancers」か「CrowdWorks」がおすすめ
クラウドソーシングを使って稼ぐための第一歩として
「どのクラウドソーシングを使うか」
は非常に重要なポイント。
なぜ重要か。
クラウドソーシングサービスは国内にも多数ありますが、
中には案件数が他と比べて少なかったり、案件の単価相場がそもそも低かったりする傾向があるからです。
私の経験から結論を導き出すと、使うべきクラウドソーシングは今のところ
「Lancers(ランサーズ)」
「CrowdWorks(クラウドワークス)」
他にも様々なクラウドソーシングはあるものの、案件の数が上記の2つと比べて圧倒的に少なかったり、単価が低かったりすることが大半。
LancersとCrowdWorksは規模が大きく、評価制度やサポートも整っているため、国内のクラウドソーシングで稼ぎたいなら間違いなく登録すべきです。
ちなみに僕も両方登録していますが、使っているのは主にLancersのみです。
Lancersを利用している理由としては、単純に「最初に登録したのがLancersだったから」です。
実はCrowdWorksに関しては、私は登録しているだけで利用したことはありません。
しかし周りのフリーランスの方の中には、CrowdWorksだけを利用して稼いでいる方もいます。
どちらを使っても特に稼げるかどうかは変わらないので、自分が使いやすい方を利用するようにしましょう。
ただし、1つのクラウドソーシングサイトで案件をたくさんこなした方が、評価が高くなって仕事が取りやすくなります。
初心者の方は、まず1つのプラットフォームでしっかり実績を積むことをおすすめします。
4. ステップ2 プロフィールの作り込みが最重要
クラウドソーシングで全く実績のない状態から案件を獲得するためには、いかにプロフィールを作り込むかが最も重要です。
中には「個人情報をあまり晒したくないから、あんまり書きたくないな・・・」と思っている方も多いかもしれません。
しかしプロフィールを作り込まない限りは、あなたが案件を獲得できる可能性はほぼゼロに近づいてしまいます。
もしあなたが誰かに仕事を発注する側の立場だったらどうでしょうか。
実績なし
経歴の記載がなし
プロフィール画像が未設定
の人に仕事を頼みたいと思いますか?
できれば、顔や経歴も記載があって信頼できそうな方に依頼するはずですよね。
仕事実績0の人にとって、プロフィールの作り込みは仕事を獲得するために最重要なのです。
プロフィールの作り込みにおいて注意しておきたいポイントは4つです。
4-1. なるべく顔と本名は設定しておく
顔写真は自分の顔が比較的にはっきり見えるもの
名前は本名で登録しておく
に設定しておくと、より信頼感が高まります。
副業でバレずにやりたい方には、かなりハードルが高いかもしれません。
しかしランサーズでもクラウドワークスでも、運営側が公式に顔写真と本名での登録を推奨しています。
現にランサーズでランキング上位にいるワーカーの方は、自分の顔写真+本名で登録されている方がほとんどです。
外部リンク:Lancers | ライティングのプロをさがして仕事依頼
信頼性を獲得する上では、顔写真と本名の設定は避けて通れない問題でもあるため、よほどの理由がない限りは設定しておくことをおすすめします。
それでも「副業でバレずにやりたい!」という方は、顔写真も本名も入力せずに登録するしかありません。
自分の顔写真や名前を利用しない場合は、
写真はイラストなどなるべく信頼できるものにする
名前は覚えやすいキャッチーなものにする
などに設定すれば、顔写真でも仮名でなくても最低限の信頼性を高めることはできます。
『SEOくん』や『moto』さんなども、仮名ですがアイコンイラストと名前がキャッチーなので覚えやすいですよね。
イラストはTwitterにいるイラストレーターさんに数千円ほどで頼めますし、絵に自信があれば自分で描いても良いでしょう。
逆に、
顔写真が未設定
顔写真がアニメのキャラクター
名前が無作為な英数字の羅列(例:abc0123)
などの場合は「クラウドソーシングに登録したばかり感」が滲み出てしまいます。
案件に応募しても、信用されない可能性があるため、やめておきましょう。
4-2.「初心者」「未経験」はNGワード
クラウドソーシング初心者の方の中にはプロフィールに、
初心者ですが一生懸命頑張ります!
未経験ですが気合いだけは負けません!
のように「素人感」を押し出している方をよく見かけます。
「素人感」=「やくたたず感」です(辛辣かもしれませんが)
やくたたず感を出しているにも関わらず仕事の提案をしても採用されにくいです。
確かにあなたは初心者かもしれませんが、発注者側からすると
「うわ、未経験か・・・不安だな・・」
というマイナスな印象を与えてしまうことになりかねません。
もし本当に未経験だとしても、仕事を獲得したいのであれば「初心者」「未経験」といった文言を入れるべきではありません。
すでに実績がある他のワーカーの方と案件を競争して獲得していかなくてはならないため、素人感はやめて、あくまでも「プロ」として仕事ができると主張すべきです。
しかし、
全くコーディングをした経験もないのに「HTML/CSSでLPのコーディング経験があります!」
全く記事を書いた経験もないのに「過去数十記事を執筆してきました!」
などと主張して、嘘をついてしまうのは明らかにクライアントを騙していることになってしまいます。
いざ仕事を始めてみてから、納品できなかったり、納品物の質が悪かったすれば、クライアントの信頼を大きく損なうことにもなりかねません。
あくまでも「素人感」が出てしまうワードを「書かないこと」が重要なので、自分のスキルを誇張して嘘をつないようにしましょう。
4-3. 強みをアピールして差別化を図る
自分の強みをアピールできる人は、選ばれる確率が高くなります。
もちろん業種によって表現方法は色々とありますが、例えばライターで言えば
専門性がある
SNSでフォロワーが数千人いる
ブログ運営経験がある
などが重要視されるポイントの1つ。
例えば、専門性をアピールする例を挙げると、
“某大手自動車メーカーの人事を6年ほど勤めていたので、転職・就職・人事関連の記事はお任せください!”
とアピールしているライターさんがいたとしたら、転職・就職・人事系のメディア運営者の方はぜひこの人選びたい!となりますよね。
またWebサイト制作においても、
”フロントエンドは誰よりも強いです。HTML/CSS/JS以外にもXD・Photoshopでのデザインまで完璧にこなします!ぜひご依頼ください!”
など「何が強いのか」をアピールできる文言を入れられると、とても相手に好印象を与えられます。
相手にアピールするためには、まず自分を深く知ること。
深く自分を知れば「自分が相手にアピールできる強みは何か」を明らかにできます。
自分だけの強みをアピールして、相手に選ばれる理由を作れるように工夫しましょう。
4-4. 過去の実績がないなら経歴を充実させる
「強みを書けと言われても、自分には何も誇れる実績とかないし・・・」と思っている方も多いはず。
しかし自分に誇れる過去の実績がないからといって、案件が取れない訳ではありません。
もし過去の実績がないのであれば、経歴や職歴などを充実させれば良いのです。
自分が
「過去に何をやってきたのか」
「好きなことは何か」
などを箇条書きで分かりやすく明示してあげるだけでも一気に信頼性は高まります。
私も大学生の時に、過去の実績などが無さすぎて、本当に書くことがなかったので、自分の趣味や好きなスポーツまでプロフィールに記載していました。
私が実際に記載していたのは、
学生時代はBBQ場でアルバイトをしていた経験があります
大学は文学部英文学科です
小学生~高校生までは野球に打ち込んでいました
趣味は筋トレ・料理・読書です
といった本当に当たり障りのないことでした。
「あまり役に立つ情報じゃないな」と思っていましたが、実際に案件に提案してみると、
野球が趣味とあったのでプロ野球の記事をお願いします!
BBQ場で働いてたんですね!器具の記事について書いてください!
筋トレ好きならぜひお願いしたいと思って!
「全く関係なさそうな情報」でも、食いついてきてくれて、僕を選んでくれる方も多かったです。
前職がある方なら、前職で経験した仕事も十分、評価の対象になり得るでしょう。
過去の実績がないのであれば、経歴を充実させることで、より発注者からの信頼を得やすくなります。
5. ステップ3「プロジェクト形式」の案件を選ぶべき
クラウドソーシングには大きく分けて3つの案件形式が存在します。
プロジェクト形式タスク形式コンペ形式報酬単価◎×◯労力対報酬(コスパ)◎△×案件で得られる実績◎△◎
まず結論から言うと、基本的にはプロジェクト形式以外の案件に手を出さない方が圧倒的に効率よく稼げます。
プロジェクト形式・・・クライアントと個別に契約して作業を進めていく。1番効率的。受注者が応募し、数ある募集案件の中から選ばれた人のみが案件を正式に依頼してもらえるという形式。
クライアントに依頼された時点で稼げる金額は保証されるため、他の形式と比較するとかけた工数に対する報酬を得やすい形式になっています。
僕も案件を選ぶときには、必ずプロジェクト形式しか応募しません。
なぜなら他の形式で仕事をしても、工数に対する報酬が見合わないことが多いからです。
では「タスク形式」「コンペ形式」は具体的にどのような点が優れていないのでしょうか。
5-1. 「タスク形式」は単価が低すぎる
タスク形式とは、データ入力やアンケートへの回答などの単純作業の案件のこと。
募集者側は依頼すれば単純作業を一度に解決できるため「アンケート集め」や「エクセルデータの入力作業」などの案件が多いです。
例えば、依頼する側が「アンケート1件入力で200円!(募集件数:500件)」と名して案件を募集したとしましょう。
まず募集された案件に対して、複数人の作業者が採用されアンケートに回答していきます。
作業者側は1件入力するごとに200円の報酬をもらえて、募集件数分のアンケートが集まった時点で案件終了となります。
案件単価は1件当たり10円~300円ほどのもの多く、単純作業をこなせばこなすほど報酬がもらえる仕組みとなっています。
しかしタスク形式の問題点は「単価が低すぎる」という点。
単価があまりにも低すぎるため、タスク形式の案件を膨大に行っても全くお金は稼げるようになりません。
またタスク形式を請け負う最大のデメリットは、実績が溜まらない点でもあります。
いくら作業を頑張っても、次の仕事の単価が上がるわけではないため、実績を見ても発注者側からしたら「単純作業はできる人」という認識が得られる程度です。
単純作業で低単価
実績がほぼつかない
また単純作業の仕事しか取れない
低単価・低スキルループにハマってしまうと、時間を無駄にします。
タスク形式だけは決して選ばないようにしましょう。
5-2.「コンペ形式」は時間の浪費
コンペ形式は労力対報酬の面で時間を浪費してしまうケースが多いため、おすすめできません。
コンペ形式とは「仕事の成果物」を募集し、依頼者がその中から気に入った作品にお金を支払う形式のこと。
実際の案件には、
新しく立ち上げる会社の法人名を募集します(4万円)
ゴルフサークルのロゴ作成(3万円)
プロフィール用の似顔絵イラスト(3万円)
などが存在します。
まず応募者は募集に対してロゴや考えたネームなど作成して案件に応募します。
その中から依頼者が1番気に入った作品のみが選ばれて、報酬が支払われる仕組みです。
しかしコンペ形式の場合は応募総数が100~200件に上るため、作成した作品にかけた労力自体が無駄になる可能性も。
自分がやった仕事に対してお金が支払われないリスクもある形式。
労力に対する効果が全く見合わないことが多いため、自分の腕に自信がある方以外はおすすめできません。
6. ステップ4 案件獲得実践!誰でも案件は取れるようになる
クラウドソーシングは基本的に募集がかかっている案件に対して提案(営業)しなければ案件を取る事はできません。
提案して案件を取るために覚えておいて欲しいのは、相手が本当に求めているものは何かを常に考えて提案すること。
僕も全くの未経験から使い始めましたが、3ヶ月後には案件が取れすぎて困るくらいになりました。
当時学生だった私でもできたので、コツさえ掴めば、誰でも案件は取れるようになります。
自分に自信を持って、案件獲得実践を試してみてください。
6-1. 条件を絞って効率的に案件を検索する
「スピード感を持って提案できる=クライアントの要望にすぐに答える」人間は重宝されます。
基本的に発注側は「良い人材を早く確保したい」と考えているため、早めに提案すればするほどクライアントの目にとまりやすいもの。
高単価な案件であればあるほど、応募も集まりやすくなっていくため、条件を絞って効率的に案件を探した方が他の人より早く提案することが可能です。
検索方法について紛らわしくならないように、僕が利用していたランサーズを例に説明していきます。
ランサーズでは検索条件をお気に入りしておけるため、一度絞り込んだ条件はお気に入りに入れておくようにしましょう。
「新着順」は必ず設定する
まず「新着順」の絞り込みを行って、最新の良質な案件に応募できるようにしましょう。
新着順に絞って検索することで、最も新しい案件を素早く見つけやすくなるため、スピード感を持って提案しやすくなります。
僕も1番利用している絞り込み方法で、少しでも良い案件があったらすぐに提案するようにしていました。
競合よりも早く提案しておけば、クライアントにとって「選ぶ理由」になります。
したがって、ぜひ新着順で設定するようにしてください。
ライターの場合は必ず「文字単価(1.0円)」以上
未経験からでもお金を稼ぎたい!
と考えている方は、ライティングの仕事から始める方が多いのではないでしょうか。
ライティングの仕事を始める時に気をつけて欲しいのが「文字単価1.0円以下の仕事には提案しない」ということ。
僕の経験則によれば文字単価を1.0円以下にしてしまうと、間違いなく時給1,000円以下になってしまいます。
初心者ライターの方の多くは、得意な方でも1時間あたりの執筆文字数が1,000文字ほどなので、大半の方が時給1,000円以上稼げません。
ライターとして仕事を獲得したのに「稼げない」と考えている方の多くは、文字単価が1.0円以下の案件ばかり獲得している方が大半。
2.0円~3.0円以上になってくると自身の腕や専門性が求められる機会が増えますが、文字単価1.0円は未経験の方でも獲得できます。
最初は文字単価0.8~0.6円の案件を請け負うこともあるかもしれませんが、2回目の提案からは必ず1.0円以上の案件に提案してみるのをおすすめします。
また単価の高い案件にも積極的に提案しやすいように「2.0円以上」「3.0円以上」などと単価ごとにお気に入り保存しておけば、よりスムーズに提案できるでしょう。
Web制作の場合は得意領域ごとに絞る
Webサイト制作を仕事にしているコーダー・デザイナーの方の場合は、得意領域ごとにカテゴライズしておきましょう。
なぜなら「Webサイト制作」の案件は条件が細かく分けられているため、なかなか自分が得意な案件を見つけにくいからです。
現にランサーズの検索条件を見てみると「Webサイト制作・Webデザイン」のカテゴリの中にはさらに細かい子カテゴリが存在します。
さらにここから1番上の子カテゴリ「ウェブサイト制作・デザイン」を選択すると、より細かく条件が表示されるのが分かります。
Web制作の場合には、いくつもの条件が細かく分けられているため、自分に合った案件を探しにくいのが特徴です。
Web制作で仕事を獲得したい方は、自分の得意領域のカテゴリをお気に入り登録しておくとよいでしょう。
上の表のように、自分が得意な領域によって絞るべき条件を選ぶと、よりスムーズに案件が選べるようになります。
発注元が信頼できるかどうか見定める
案件の発注者が信頼できそうな人か調べておくと、受注してから面倒な問題が起こるのを防げます。
クラウドソーシングに仕事を発注している業者は、そもそもWebに関して知識がない方多いのも事実。
あまりにリテラシーが低いクライアントの場合、無理難題を押し付けられたり、納品物に対して修正を何回もさせられたりすることも。
事前に発注元が信頼できるかを調べておけば、自分が後から嫌な思いをして仕事をする必要が無くなります。
事前にクライアントについて調べる方法として、個人的に行っているのは主に2つ。
発注者の名前をGoogleで検索してみる(法人・個人問わず)
メッセージ/案件の内容で書き方がおかしくないかみる
法人の場合は、名前を検索して出てこない会社なら警戒すべきです。
個人の場合は、そもそも名前が公開されていないこともあるため、検索しても出てこない可能性も。
調べようがない場合は、メッセージや案件の内容を見て判断するしかありません。
特に、
極端に案件の内容について説明が少ない
メッセージの言葉遣いが高飛車
レスポンスが異常に遅い
などに当てはまるクライアントの場合は注意が必要です。
男性フリーランスライター/23歳
「ヤバい」クライアントに当たって自分が損をしないためにも、必ず信頼できるかどうかの確認はしておきましょう。
6-2. 相手にメリットのある提案文を作成する【テンプレート付き】
提案文を作成する上で1番重要視しなければならないのは「相手にとってメリットのある提案ができるか否か」という点。
例えば、クレジットカードの記事を募集している案件があったとしましょう。
この場合は依頼主は多少なりとも「クレカに詳しい人」や「金融系の記事の執筆経験がある人」に記事を書いて欲しいはず。
にも関わらず「SEOに強い記事を書けます!」「得意ジャンルは転職系です!」などとアピールしたところで、相手にとっては何のメリットもない提案文になってしまいます。
メリットのない提案文は基本的に読まれないため、必ず相手は何を望んでいるのかを把握した上で提案するようにしましょう。
以下は僕が実際に利用して、案件を獲得できた提案文を紹介しています。
もし「提案文をどう作成したらいいのか分からない!」という方がいれば、ぜひ参考にしてみてください!
提案文テンプレート1(ライティングの場合)
・案件内容・・・ITエンジニアのキャリア系のメディアの記事執筆依頼
この案件は自分の経験との親和性も高かったため、提案を送った後にすぐに連絡が来て案件を獲得できました。
「【得意分野】」以下は基本的にテンプレートとして利用しており「【実績】」の部分は案件によって実績を使い分けています。
まず最初に「なぜ自分がこの案件に応募しようと思ったのか」という理由を述べています。
実は提案文を作成する時には、この冒頭部分が「案件が取れるかどうか」のもっとも重要なポイント。
ここでクライアントを惹きつけられないと、その下にどんなことが書いてあっても、読んで数秒で興味を無くしてしまいます。
冒頭部分でアピールするべきは「自分がこの案件に応募すると、どんなメリットがあるのか」という点。
今回の場合は、内容に対して知識が豊富な分野であることをアピールしたのが選ばれる決め手になったのではないかと推測しています。
相手に対して、いかに「自分を選ぶ理由」を作れるかが非常に重要です。
提案文テンプレート2(Web制作の場合)
・案件内容・・・TCDテーマのカスタマイズ
Web制作の方は僕自身まだ経験は浅いものの、とにかく丁寧に提案することで案件を獲得できました。
先ほどと同様に「当方といたしましては、〜」以下はほぼテンプレートとなっており、前半部分のみ力を入れています。
6-3.競合&案件内容を見て提案するか否か判断する
クラウドソーシングで案件を獲得するには「案件に対して無闇に提案すれば良い」という訳ではありません。
既に提案している競合相手が自分より強い
自分にあまり親和性がない分野
の場合は、提案しても獲得できる確率が圧倒的に低いこともあります。
競合が強すぎる案件はやめておく
案件に応募する前に必ずチェックして欲しいのは「自分にこの案件が取れそうか」というポイント。
クラウドソーシングの場合は、案件に対して他にどんなワーカーが既に応募しているのか見ることができます。
もし案件を見た際に自分より圧倒的に実績のある人が3~5人以上いるのであれば、あまり応募すべきではありません。
なぜなら競合が強すぎる場合は、自分が案件を獲得できる可能性が下がってしまうからです。
私なら「むしろ案件に応募する際の提案文を考える時間自体が勿体ない」と考えます。
時には戦略的撤退をする勇気も必要であるため、競合があまりに強すぎる場合はやめておきましょう。
親和性がない案件もやめておく
親和性がない案件とは、言い換えれば、自分が全く知見のない分野の案件。
例えば
ネイルサロンなど行った経験もないのに「ネイルサロン情報をまとめる記事執筆」案件に応募してしまう
WordPressを触った経験もないのに「WordPressの既存テーマのカスタマイズ」案件に応募してしまう
などが考えられます。
自分に親和性がない案件は、たとえ獲得できたとしても、なかなか仕事が円滑に進まなかったりすることも。
また発注者側は、できれば親和性のある人に依頼したいと考えているため、提案が通らない確率も上がります。
確実に仕事を獲得していきたいなら、親和性が少ない案件は戦略的撤退した方が効率よくお金を稼げます。
案件内容は「60%いける」と思ったら提案すべき
クラウドソーシング初心者の方が悩みがちなのが「どの案件も自分に本当にこなせるのかと不安に感じてしまう」というもの。
案件の内容を見ると自分にできそうもなく思えてきて「提案する勇気がわかない!」という状態に陥ってしまう方が非常に多いです。
しかし僕の経験上、クラウドソーシングの案件で自分が全く歯が立たなかった案件はほとんどありません。
Web制作の案件を請け負ったときに、仕様上絶対に無理な要求をされて、クライアントと話し合って折り合いをつけたことはあります。
ただ1回のみで、他の案件は何事もなく終えられています。
特にライティングの案件は「書けば終わる」ので、どんなに難しいテーマでもクライアントの要望通りに書けば、報酬をもらえます。
僕は1年半近くクラウドソーシングを使っているため「自分に合わない案件」と「合う案件」の判別ができるようになりました。
完全に持論になってしまいますが、案件の詳細を把握して自分の中で「60%はいける」と思ったら提案すべきだと考えています。
クラウドソーシング初心者が稼げない理由としては案件を獲得できない以前に、獲得しにいく努力ができていないケースが大半。
60%いけると思ったら、積極的に提案していくことで、だんだんと案件が取れるようになっていくものです。
打席に立たなくてはヒットは打てるようになりません。
まずは勇気を出して、自分が「いける」と思った案件に全力で提案してみることからスタートしましょう。
6-4.提案文は必ず保存して分析する
案件を獲得していくための精度を上げるために、送った提案文は必ずスプレッドシートなどに貼り付けて保存しておきましょう。
僕もクラウドソーシングを利用していた時には、毎回提案文をスプレッドシートに貼って保存し、通った提案文と通らなかった提案文を把握していました。
提案文に対するクライアントのリアクションを「未返信」「検討中」「受注」の3つ分類しておき、良かった提案と悪かった提案を分析するできるように。
「受注」になっている提案は自分との親和性が高かったり、相手にメリットを最大限提示できているようなものが多く見受けられました。
自分で取ったデータは1番確実な分析材料です。
クラウドソーシングを利用するなら、必ず全ての提案文を保存しておくようにしましょう。
7. ステップ4 成約後に継続案件に繋げる方法
クラウドソーシングを使って効率よく継続的に稼ぐには、いかに獲得した案件を継続案件に繋げるかが重要。
単発で終わる案件ばかり取っていると、毎回営業して新しい案件を取り続けなくてはならず、営業に膨大な時間がかかります。
クライアントから継続的に仕事を頂くことによって、営業にかけるコストが減り、結果的にお金を安定して稼げるようになります。
7-1.追加で発注する予定の仕事はないか聞く
クラウドソーシングで仕事を受ける場合、最初に発注者側から「継続的にお願いしたい」と言われる時以外は単発での発注になります。
ただ発注者側からしても、毎回単発で終わらせて違うワーカーさんを新しく探すのは面倒ですよね。
継続的にお願いできるライターを探した方が、双方にとってメリットが大きいのは言うまでもありません。
にも関わらず、クラウドソーシングには継続的な依頼ではなく、単発での仕事をお願いする発注者が非常に多いです。
僕の経験上、継続ではなく単発で仕事をお願いするクライアントの特徴として2パターンのどちらかに当てはまると考えています。
発注者側にリテラシーがあまりなく、継続的に案件をお願いするという方法を知らない
クライアントの予算が少ないため、一時的な需要しかない
2のケースは予算額の問題であるため仕方ありません。
しかし1のケースはこちらから提案すれば、ほぼ間違いなく継続的に仕事を発注してもらえます。
そして驚くべきことに、実際に利用してみると1のケースのクライアントは非常に多いのです。
1のケースのクライアントにアプローチするためには、1つの仕事を受注したら納品する前に「追加で発注する予定の仕事はないか」を聞きましょう。
僕が継続で仕事をもらう際の提案文を例に挙げました。
たったこれだけの文章を送るだけで、意外と簡単に追加で案件をもらえるので、ぜひ試してみてください。
ライターでもコーダー・デザイナーでも使える技で、これを聞くだけで60%のクライアントからは仕事がもらえるようになります。
発注者側は他にも仕事を持っている可能性が高い、ダメ元でいいので必ず追加で案件はないのか聞いてみるようにしましょう。
7-2.対応には即レスする
継続的に仕事がもらえるようになるには、クライアントの連絡に対して即レスするのが基本。
技術面で多少他の人より劣っていても、発注者側としては
こちらの要望を汲み取ってコミュニケーションを取ってくれる
連絡を入れたらすぐに返信してくれる
などの特徴に当てはまる人の方と仕事をしたい!と感じます。
即レスすれば「この人なら信用できるな」と思わせられるため、より継続的に他の案件も獲得しやすくなります。
7-3.仕事の質を下げない
継続で長く仕事を続けていくためには、まず仕事の質を絶対に下げないことが重要です。
付き合いが長くなっていけばいくほど気の緩みから、仕事が雑になってしまったり、納期に少し遅れてしまうこともあるでしょう。
しかし長く続けていけばいくほど、発注者側はこちらの仕事の質が平均的にどの程度のものか理解していくはず。
「どうせ継続だしいいか」という気持ちで、だんだんと仕事を適当にこなしていった結果、いきなり発注を停止されてしまっては元も子もありません。
長く信頼感を持って仕事を依頼してもらうためには、仕事の質を下げないことを第一に心がけて仕事をしましょう。
8. ステップ5 案件単価を上げる方法
クラウドソーシングで募集されている仕事の単価は、相場と比較すると単価が低いという事実があるというのは先述した通り。
しかし同じクラウドソーシング を使っていても、ある程度稼げるようになる人と、一向に稼げるようにならない人の違いは顕著に出てしまいます。
仕事の単価が低いのであれば、案件の単価を上げることを重視すべきです。
単価を上げるだけで、これまでと同じ作業量で倍かそれ以上のお金を稼げます。
私も文字単価1円のライターだった時には1ヶ月ほぼ休みなく働いてようやく20万円稼げるような状態でしたが、今はもっと余裕を持って20万円稼げるように。
単価を上げると時間に余裕が生まれます。
その時間をさらに大きな案件獲得への営業に使えば、もっと多くのお金を稼げるようになるでしょう。
8-1.クライアントが単価を上げてくれる理由を作る
単価交渉をする際に多くの人が間違えがちなのが、ただ単に「単価を上げてください」と相手に伝えてしまうというもの。
特に付き合いが長かったりすると「さすがに単価を上げてくれるだろう」という思考になりがち。
しかし「単価を上げてください!」といきなり伝えても、相手からすると「なぜ単価を上げる理由もないのに上げなくちゃいけないの?」と思われて終わりです。
過去の僕もこれが上手くできていなかったがゆえに、単価アップをお願いしても、なかなか成功しませんでした。
ここで単価交渉を諦めてしまってはいけません。
単価を上げてくれる理由がないなら、理由を作ってあげれば良いのです。
8-2.ミーティングして課題感をヒアリングする
僕の経験上、クラウドソーシングで案件の単価を上げる方法として1番効果的なのがクライアントとミーティングをすることです。
クラウドソーシングを利用していると、あまり相手の顔を見て話す機会がないため「仕事」というよりも「作業」の感覚に近くなってしまいますよね。
発注する側としても、どんな人に仕事を振っているのか、分からない状態で仕事を進めていかなくてはならないため不安を感じている方も多いのもの。
僕自身、実際に発注者の方と繋がるイベントに参加した際に、話を聞く機会がありました。
その時に皆さん口を揃えて言っていたのが「会いに来てくれたり、オンラインで話してくれる方の方が圧倒的に信用できる」ということ。
そこでお互いの信頼を獲得するために重要なのがミーティング。
単純に「ミーティングに対応してくれる」というだけで、他のワーカーの方と差別化できます。
ミーティングして課題感をヒアリングすれば、
クライアントはどんな人なのか(優しそう/仕事できそう/怖そうなど)
具体的にどんな課題を感じているのか
を理解できるため、より案件を進めやすくなります。
ミーティングで信頼を獲得し、相手の課題が何か分かれば、より相手にとってメリットの多い提案できるようになります。
単価交渉を通りやすくするためにも、ぜひ一度クライアントとミーティングをして関係性を築きましょう。
8-3. 課題感に対するメリットを提示できる追加提案+単価交渉
ミーティングで課題感をヒアリングしたら、今度はそれを解決してあげられるようなメリットのある追加提案を考えます。
例えばミーティングでクライアントが「過去に記事をたくさん書いたのだけど、SEOで上がってない記事も溜まっていて・・・」と言っていたとしましょう。
この問題に対しては「過去記事の編集もセットで併せて請け負うので、今の文字単価を1円上げてください!」と提案できますよね。
Webサイト制作の場合は「仕事の単価自体を上げる」のはなかなか難しいですが、追加でもっと単価の良い案件をもらえるはず。
例えば「公式サイトのページを広告として出しているのにいまいち集客効果がない」という悩みがあるとしましょう。
この場合は「広告用にLPを追加で1枚作ってみませんか?」と追加で提案できますよね。
ミーティングでの課題感を元に「何か他にも解決できることはないのか」を考えた上で提案することが重要です。
単価交渉は「提案したものと併せて請け負うので、今の仕事の単価を上げてください!」と伝えれば、提案が通りやすくなります。
何もなければ今の仕事量のままあなたの単価を上げる理由は特にありません。
しかし「+αで仕事してくれるなら単価をアップしてあげようかな・・・」と考える方は多いもの。
「追加で提案する」というのは、クライアントが抱えているより多くの課題解決にも繋がります。
その結果、対価としてより多くのお金をもらえるため、自分にとってもクライアントにとっても良い影響しか及ぼしません。
継続で案件がもらえているクライアントがいたら、ぜひ積極的に「クライアントが悩んでいる事象」に対して提案してみるようにしましょう。
9.コツさえ掴めばクラウドソーシングで月30万円は夢ではない
クラウドソーシングは「稼げない」と言われがちですが、工夫すれば効率的に稼げるようになります。
コツさえ掴めば誰でも10~20万円くらいは余裕で稼げますし、月30万円稼ぐのも夢ではありません。
流石に初月から月30万円稼げる方はそうはいません。
むしろ最初は多くても1~3万円くらいがスタートになる方がほとんどでしょう。
ただ3ヶ月〜半年間地道に続けていけば、未経験の方でも夢ではありません。
クラウドソーシングで稼ぐために最も重要なのは「案件を募集しているのはあくまで人間である」という認識を持つこと。
顔が見えないため機械的になってしまいがちですが「相手も人間である」と理解すれば、相手が抱えている悩みや課題にアプローチするだけで稼げるようになります。
クラウドソーシングで稼ぎたい方は、この記事で学んだ内容をぜひ実践して、効率よく売り上げを出せるような工夫をしましょう。
有料noteで稼ぐのは楽かもしれませんが、それに味を占めるのは違うと思う。心から感動してくださってサポートまでしてくださるのって、本当に嬉しい。額がいくらであってもその気持を大切にします。