【Vol.13】人の悩みに向き合うコンテンツ #SEOJapanNewsletter
※この記事は、8/29 12:30に配信したメールマガジンのバックナンバーです。
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■人の悩みと向き合うコンテンツ
コンテンツを作成する上では、「コンテンツがユーザーにどんなポジティブな影響を与えるのか」を考える必要があります。
たとえば、お金の悩みを解決したり、仕事の悩みにどう向き合うべきかを伝えたり。
つまり、コンテンツを作成する上では、「人の悩みを発見し、向き合うこと」が求められるのです。
そこで今回は、「4つの悩みと、向き合い方」についてまとめてみたいと思います。
01.人が抱える4つの悩み
人の悩みは、大きく分けて4つあるといわれています。
・Health:健康(心身)
・Ambition:野心(出世・欲求の実現)
・Relation:人間関係(家族・恋人・友人・上司部下)
・Money:お金(貯金・ローン・借金・住宅)
頭文字を取って、通称HARM。
これはメンタリストDaiGoさんの著書、『人を操る禁断の文章術』 という本で触れられていたものです。
考えれば考えるほど、人の悩みは、この4つのどれかに収れんしていくことがわかります。
「体がもう少し健康なら…」
「身の回りの人間関係が良好なら…」
「もう少しお金があれば…」
人によって程度の差はあれど、悩んだことはあることでしょう。
このような定性的な悩みや、生の声を拾うのに適しているのがYahoo!知恵袋やSNSです。
02.ユーザーの生の声から、悩みを知る
SEOの事前リサーチを行う上では、「検索上位の記事を読み込むこと」が手法のひとつとして挙げられることがあります。
しかし、あくまでも検索結果は「質問(キーワード)に対する答え」であり、ユーザーの悩みそのものを知ることはできません。
キーワードは「悩みや知りたいことを言語化したもの」であり、ユーザーの悩みそのものではないのです。
また、Yahoo!知恵袋やSNSからは、ユーザーのリアルな悩みを知ることができます。
転職・恋愛・カードローンなど、なかなか周りの人に相談しにくい悩みもWebであれば、書き込みやすくなるものと思われます。
悩みをリサーチする上で一番良いのが、ユーザーに直接聞くことです。
家族や職場の同僚、友人などの身近な人からフラットに相談を受けるなど、できるだけ生の声を収集することが重要です。
その悩みは人によって捉え方が大きく変わるものであったり、そもそもニッチなものであったりするかもしれません。
しかし、悩みやニーズがそこに存在する以上、範囲を広げれば、同じ悩みを抱えている人の数は増えるのです。
03.悩みに真剣に向き合い、解決策を提示する
ユーザーが抱えているリアルな悩みを把握したら、「その悩みを解決するコンテンツとは何か」を考えます。
可能であれば、「ユーザーがコンテンツに触れた後、すぐ行動に移せること」を要素として組み込むとよいでしょう。
ここで重要なのは、ユーザーのモチベーションを削がないことです。
たとえば、感情的な悩みに対し、あまりにも論理的な回答を提示したり、真剣な悩みに勢いでの解決策を提示したりといったもの。
実際にコンテンツに触れ、考えるのはユーザーであるため、ユーザーの悩みだけでなく、その心理まで考慮に入れたコンテンツとして仕上げるのが理想です。
人の感情は、本来言語化が難しいものです。
考え方にもよりますが、「本来、言語化できないものを言語化しすぎないこと」がユーザーと向き合うヒントであると感じています。
感情を感情のまま、論理を論理のまま、その性質をいかに崩さず扱うかが、人の悩みに寄り添うカギではないでしょうか。
■今週ピックアップした記事4本
今週ピックアップした記事4本を紹介します。
今回はSEOが中心であるものの、特にテーマを決めずに取り上げました。
01.アイレップ渡辺氏・JADE辻氏をお招きしたスペシャルイベント「THE VISION OF SEO」開催レポート
アイレップの渡辺さんとJADEの辻さんによる、SEOの未来についての対談レポートです。
最も重要なのは、「SEOではなくユーザーに向き合うこと」。
SEO=キーワードというイメージがあるかもしれませんが、あくまでもキーワードはキーワード。
改めて、ユーザーをどれだけ理解できるかが、今後のWebマーケティングのカギになるでしょう。
02.「Google 砲」を生み出す「Discover」とは何か
元Google、現JADEの長山さんによるGoogle Discoverに関するコラムです。
Google Discoverとは、検索せずとも、ユーザーの嗜好に合ったコンテンツが表示されるサービスのこと。
通称Google砲と呼ばれたりもしますが、検索を通じずにユーザーがサイトに訪れる新たな経路となっています。
Google検索の正当な進化系ということで、SEOに関する皆様には必読の記事です。
03.スカイスクレイパー・テクニック。14日間で検索トラフィックを110%増加させた、リンクビルディングのケーススタディ。
リンクビルディングというと、ペイドリンクのイメージがあるかもしれませんが、こちらは違います。
優れたコンテンツを作成し、適切なサイト運営者にアプローチすることで、自然なリンクを獲得しようとするのがスカイスクレイパー・テクニックです。
ニュアンスとしては、「良いコンテンツを作ったので、もし気に入れば紹介していただければ嬉しい」というくらいで、無理なリンクを促すものではありません。
自然発生的なリンクを待つのも良いですが、ユーザーに役立つコンテンツであれば、積極的に普及させていくのもひとつの手です。
04.続々消える「オウンドメディア」 人気記事もあるのに...閉鎖する理由は?
「みんなのごはん」「フミナーズ」「Rettyグルメニュース」――。企業のマーケティング手法として注目を集めた「オウンドメディア」が、今年に入り相次いで閉鎖している。
一時期、話題となり次々と立ち上がったオウンドメディアですが、今年になって少しずつ閉鎖のニュースが目立ってきました。
オウンドメディアは短期的に成果が出るものではなく、また、必ずしも直接的に売上へと反映される性質のものではありません。
認知の獲得から、比較検討など、「マーケティングの各フェイズのどの役割を持たせるのか」を意識していないと、費用対効果が見合わないものとなってしまいます。
時間も労力もかかるオウンドメディア。その役割を見直す時期が来たといえます。
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SEOJapan編集部(中の人)より
最近、顔の肌荒れを治そうと思い、美容皮膚科に通っています。
ピーリングやレーザーといった治療を行い、徐々にですが改善されてきた印象です。
自分で治療を受けていて感じたのですが、同じような悩みをもった男性は多いはずなので、今後メンズ美容の市場はさらに伸びるのではないでしょうか。
整形・美容・メンズコスメなど、来年以降爆発的に伸びる予感がしています。
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