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Amsterdam 🇳🇱| 欧行漫録
「欧行漫録」は、北欧留学中の学生が、旅先で出会ったおいしい食べ物、美しい情景などを、写真や薄味な文章とともに紹介する紀行録です。
「ブリュッセル」からバスで揺られること3,4時間、運河の走る街、アムステルダムへ。
流石は陸路での移動、国境をひょいと乗り越え、すんなり入国。オランダ美術、その足跡を辿りつつ、美味しい料理に舌鼓を打ちました。
ちなみに、ヨーロッパの主要都市を結ぶFlixBus、とてもリーズナブル。オススメです。
01 Tourist Sites
就活のESには、必ず「趣味:美術館巡り」と書きます。ちょっと賢そうでしょ。
当然、さしたる知識も、審美眼も、持ち合わせてはおりません。
Rijksmuseum
Museumstraat 1, 1071 XX Amsterdam
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オランダ、黄金の17世紀を彩る名作が一堂に会する、アベンジャーズ的美術館。壮観です。
中でも、主役級の存在感を放つのが、レンブラントの『夜警』。アレです。美術の教科書によく載ってるやつ。
「光と影の巧みな描写」とか、「躍動感あふれる構図」とか、高尚な評価は様々ですが、初見で真っ先に思うことは、きっと皆んな同じはず。
デカっ、て。
幅5メートルくらいあります、アイツ。もしかして、僕の部屋よりデカい?
Van Gogh Museum
Museumplein 6, 1071 DJ Amsterdam
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チケットを取りそびれた友人の勧めもあり、事前予約はバッチリ。満を持しての入館です。
あまり見慣れぬ画風の作品や、ゴッホの知られざる一面に光を当てた展示など、いわゆる有名どころ以外も見どころ盛り沢山でした。
特に印象的だったのは、ゴッホが多くの画家と親交を深めたり、最新の絵画理論をめちゃめちゃ研究したりしていた、というお話。
「誰からも理解されなかった、型破りな天才」そんなパブリックイメージ(n=1)を覆された感あります。
Stedelijk Museum Amsterdam
Museumplein 10, 1071 DJ Amsterdam
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最終日は趣向を変え、現代アート鑑賞。
それにしても、初見殺しが過ぎますね。現代アート。前提知識ゼロの自分は、大人しく理解を諦め、タイトル当てゲームに興じました。一人で。
ちなみに、untitled って答えれば、大体当たります。(とTwitterで誰かに教わりました。)
Heineken Experience
Stadhouderskade 78, 1072 AE Amsterdam
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ハイネケン、ずっとドイツのブランドだと思っていました。勘違いしててごめんね。
ブランドの歴史を紐解く、そんな建て付けのツアーですが、皆さん目当ては勿論、ビールのテイスティング。3杯イケます。お値段€21。
02 Cafe, Restaurant & Bar
毎晩、€30(およそ4000円)は溶かした自負があります。クレカの魔力、こわい。
Winkel 43
Noordermarkt 43, 1015 NA Amsterdam
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バス移動の疲れを癒すべく、おしゃなカフェへ。キュートな店員さんに勧められるがまま、アップルパイとミントティーを注文。
はじめましてです。ミントぶっ刺さってるタイプのミントティー。見かけほどスースーしなくて、ホッとしました。
余談ですが、プラの黒いトレー、映えませんね。退けて撮ればよかった。
Cafe Luxembourg
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オランダ名物クロケット、俗に言うコロッケが、アムステルダム一美味しいと噂のお店。
肝心のコロッケ、どこやねんという話ですが、カメラ構えた頃にはもう、お腹の中でした。ごめんなさい。今度、胃カメラ入れてきます。
メインディッシュはポケボウル。ナッツのカリカリ、海藻のネバネバ、アボガドのネチョネチョが、絶え間ない変化を生む、食感革命。
Bocca Coffee
Kerkstraat 96H, 1017 GP Amsterdam
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美術館めぐりの合間にホッと一息。
寂れた通り、廃れた外観に似合わぬ、洗練されたインテリア。え、出店場所ミスった?
店員さんのイチオシを、鮮やかにスルーし頼んだジンジャー何某。美味しかったです。メガ進化したジンジャーエールって感じで。
周りに流されず、直感を信じるの、大事。多分。
Café Loetje
Johannes Vermeerstraat 52, 1071 DT Amsterdam
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ミートボール。浸かってるんです、液体に。「ソース付きなんて、気が利いているじゃないか」そんなことを思いつつ、口に入れたらアブラでした。
アブラ。朝食から、アブラ。
03 Souvenirs
食費以外は節制する。そんなモットーを軽やかに踏みにじり、散財。素敵な出会いが多くて…
Cotton Bag Rijksmuseum logo
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エコバッグ、そんなにエコじゃない問題が脳裏をよぎったものの、つい手にとってしまいました。
ニュートラルなフォントと、文字組みの随所に散りばめられた遊び心とのバランスが絶妙。沢山、働いてもらおうと思います。
Sunflower pop
Van Gogh Museum and Floral Street
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ゴッホの『ひまわり』にインスパイアされた香水。何それお洒落じゃん、となって香りも確かめず購入。初心者バレますね、この買い方。
向日葵、どんな匂いだろう、とドキドキしていたのですが、香りは普通にシトラスでした。
Pilsener Beer and Opener
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オープナー、買っちゃいました。デンマークに来てから、瓶ビール片手に路上を徘徊する機会が増えたので。
なんと、ビールの方も特別仕様で、僕 & 共に旅した友人の名前が刻まれています。ズッ友感あっていいですね。会うの、2回目とかでしたけど。
04 Street Photos
街角でパシャり。そろそろバレてそうですね。コイツ、構図に芸が無いなって。いつか写真もキチンと勉強したいものです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。前日譚にあたるブリュッセル編や、ヘルシンキ編も、お付き合いいただけると嬉しいです。
また、留学について聞きたいこと、その他諸々ございましたら、コメントでもDMでもお手紙でも気軽にご連絡ください。
なお、感想をいただけると狂喜乱舞します。
Seo Hashimoto
就活が嫌で国外逃亡をはかるも、オンライン面接に追いかけ回される大学3年生。Scannerという会社でデザインリサーチのお手伝いをしています。その前は、teamLabの採用チームでお世話になっていました。
🇩🇰からお手伝いしているメディア #ScanningNL が @chacknishiさんの素敵なイラストを添えて生まれ変わりました。
— Seo Hashimoto (@SeoHashimoto) October 4, 2021
引き続き、ヒト・社会・環境、3層のケアという観点から、現代の消費文化を見つめ直していきます👀
ぜひ、この機会にご一読 / ご購読いただけると幸いです。https://t.co/04lTL15GeQ
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