2024年のSEOについて考える
■2024年のSEOについて考える
ちょっと思うことをまとめるのに都合がいいのでこういうタイトルにしました。
正直、2024年のSEOについて予測するほどSEOに愛着もありません。
さて、2023年のSEO界隈については大きくまとめて以下の2点かと思います。
①検索とAI
②コンテンツ優位性がさらに増す
2024年はこの延長が続くだけではないかと個人的には思います。
■検索とAI
去年はAIが流行りましたねえ。もちろん生成AIでコンテンツを書くなんてことがSEO界隈ではトピックになってましたが、個人的にはまだその領域にはないと思います。まあ、アシストしてもらう程度とかですかねえ。個人的には使わないです。
検索との関りは、Bingの検索結果でAIチャットができるようになったことが大きいです。
Googleは負けじと検索結果にAIのコメントを差し挟むようになります。いわゆるSGEです。
SGEとは、検索窓直下にAIコメントが掲載される機能ですが、Googleは検索広告1位よりもさらにいい位置をお金を生み出さないコンテンツにポジションを譲ったのです。
今のところBuyクエリには出ずに、Knowクエリでしか表示されないことからまあ気にする必要はないかなと思います。
邪魔だし誰も見ないからとっととなくなってくれないかなあとすら思います。
むしろ、これってポジション的に検索広告1位のオークションが過熱するんじゃないかなと思います。
どうにもできないポジションであれば金で買うしかないのです。検索広告運用屋さん的に実際どうなんですかねえ?
この辺は、3rdパーティCookie廃止なんかも絡んでくるんで、24年の検索市場はむしろ広告の方が動きが大きいような気がします。3rdパーティCookieの代わりとなるプライバシーサンドボックスも実際にどこまで保管機能として使えるかわからないですし、それ次第では影響の程度も大きくなると思います。
今って検索広告の運用メインの代理店とか景気どうなんですかね?自分はもう運用もしてませんし、そもそもこの分野ってビジネス的に興味ないというか仕事にならないと思っているのでだいぶ前に卒業してます。
こうなってくると、クライアントから求められるのは小回りが利くかどうかだと思うのでさらに薄利になるのでは?人員の定着も昔から悪いですし、運用だけの代理店は大口案件を持ってる大規模な代理店配下しか成り立たないだろうなあと思います。
ちょっと話しが逸れましたが、これについてはまあ気にする程度で24年もいいと思います。
■コンテンツ優位性がさらに増す
これは年末に連発したコアアップデートの傾向や、EATからEEATへの議論なんかでも顕著ですよね。
実際に、この「コンテンツ」ってどこまでを指すのかもよく分からなくなってきています。
これについては、こちらの記事がものすごく見事にまとめてくれています。まったくの同意見です。
是非、読んでみてください。
『コンテンツSEOの「コンテンツ」の幅がどんどん広がっている 』
もう一つ、コンテンツの問題にもAIが関わってきます。
生成AIによるコンテンツ制作の効率化が進むと、本当に何を評価してGoogleは順位付けをするのでしょうか?
最近、Googleはコンテンツの著者自体を評価することはないと公言してました。
EEATをどう評価してるのかもずっと謎ですが、ますます分かりません。
客観的なシグナルとして評価できるようなものが何もないのです。
そこで個人的に思うのは、結局はリンクではないかと。
同じようなコンテンツで独自性を明確に見極められないとしたら、結局はリンクで評価するしかないのかなと思います。
つまり、現状でもかなりこれな気がしますが、ドメイン強者はより優遇されるようになり、中小サイトがかなわない時代に今よりもなるのでしょう。
上記でリンクを張った記事でも『「コンテンツSEOを実施する!」となるとKWに対応した記事を作成する、という認識がいまだに根強いですが、もうテキストベースの対策がなかなかうまくいかなくなってきています・・・。』と書かれてますが本当にそうです。AIが書こうがライターが書こうがSEO屋さんが書こうがぶっちゃけ大した差なんか生まれないでしょう。なので安価にAIベースで個人が手入れするで十分通用すると思っています。
さて、実際に24年はどうなるでしょうか?個人的にはどうでもいいので明日には忘れていることでしょうけど。
今年も少しずつでもこのnote継続できればと思っています。
どうぞ引き続きよろしくお願いします。