モバイルフレンドリーのチェックについて

■モバイルフレンドリーテストが使えなくなりました

サイトがモバイルフレンドリーなサイトかどうかを判断するための以下のチェックツールが23年12月1日でサポート終了になりました。

モバイルフレンドリーテスト
https://search.google.com/test/mobile-friendly?hl=ja

今後はLighthouseを使えということですので、今日はLighthouseについて書きたいと思います。
ちなみに、モバイルフレンドリーツールもLighthouseもGoogleが提供する公式ツールです。

■Lighthouseとは?

最初から統一しておけばいいんじゃないかと思いますが、Lighthouseはもっと総合的なチェックをするアプリです。
視覚的にユーザーの満足度をスコア化してくれるのですが、その中にモバイルフレンドリーのチェック項目があります。
すなわち、モバイルフレンドリーに特化したツールではありません。

どちらかといえば、主な目的はCore Web Vitalsの測定になりますので、まあついでにモバイルフレンドリーのチェックもするという形になったと思えばいいのではないでしょうか?

主な測定項目は以下の通り、

・Performance:
表示スピードやサイト内回遊スピードについてのパフォーマンス能力

・ProgressiveWebApp:
サイト内をアプリ同様の使いやすさにするための評価項目

・Accessibility:
サイトを訪れるユーザーや、サイト内を巡回するクローラーが見やすいサイトになっているかを判断

・Best Practices:
サイト内のスクロールパフォーマンスを向上させる方法を知ることが可能

・SEO

これらの項目をそれぞれ測定し、総合でも評価します。

Light HouseはGoogle Chromeの拡張機能ですので、Chromeを使用の上でこちらからインストールします。
インストール後は、ブラウザ右上に「Generate Report」のマークが現れます。ピン付けしておくと便利です。

目的のWEBページを開いて、チェスの駒みたいなマークを押せばレポートを作成してくれます(1分程度かかります)。

ただ、まずは英語なのが不便なのと、問題のモバイルチェックはどこでできるのかについては、実は上記の「SEO」の項目でちょろっと触れる程度でしかありません。何よりも、旧モバイルフレンドリーツールはYES/NOの二択だったのがLghthouseでは〇%という表示になっており、できてるのかできてないのか微妙な表記をされます。

ここの問題点は、旧モバイルフレンドリーツールではYESだったものでも100%にならないことです。つまりモバイル化できているだけではなく、さらに最適化してないとここの%は高く出ません。

■Lighthouse以外の選択肢はないの?

今のところ、旧モバイルフレンドリーツールのようなものはないですね。

スマホでチェックしてきれいに見えてればYESってことでとりあえずいいんじゃないかなと個人的には思います。

■その他、Lighthouseに個人的に思うこと

Lighthouseで個人的に思うのは「SEO」の項目です。
上記でも詳細を書いてないのですが、この「SEO」ってある意味誤解されがちですが、実際には「サイトの表示がきちんとできているか?」の意味合いでしかありません。いわゆる私たちでいうところのSEO的な可否ではないのです。

たまにお客様がどや顔で「Lighthouseで100%なんですけどね」って言われることが非常に多いのですが、その都度この説明をするのが面倒くさいでです。
特に、お客様では社内でそれを自慢されてたのでしょうから今更こちらの言い分を認めるわけにもいかないですしね。

だからこの項目の名称変えないかなあとはいつも思います。

こちらも気を使いつつご説明はするのですが、話が進まなければ私はもう相手にはしないです。疲弊したくないので。
どうぞ、勘違いされてた方は気を付けてくださいませ。

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