2022.11.20プライベート出産の記録1
前回、稽留流産してから約11ヶ月。
無事に女の子を出産しました。
7年前に息子を産んだ時と同様に、プライベート出産という形を取りましたが
前回とは打って変わって賑やかな出産になりました。
まずは場所。私の家は2階が寝室でトイレは1階しかない…産後の安静にする時期に大変だという事で
いつも皆で集まっている友人宅で出産する事になりました。
それならもう、いっその事みんなで鍋でもつついてたらいいんちゃう?という事で
何人かには陣痛が来たら連絡をしていました。
撮影したい!と言ってくれていたカメラマンの友人も仕事を入れないようにしながら待機してくれていたり
またある友人は県外からソワソワしながら様子を見に来てくれたり。
ところが最初に10分置きの陣痛が来た8日の午前中から2週間…音沙汰無し。前駆陣痛って不規則なんじゃなかったっけ?こんなに等間隔で来てて、出てこないもんなんだ…と拍子抜けしていました。
家を貸してくれていた友人は
「みんなでワイワイ出来るから楽しい」
と言ってくれていたのでそのまま滞在しつつ
20日の朝を迎えました。
銀次郎はこっちで出た洗濯物を持って帰ったり、店の納品などを色々と済ませる為に一旦帰宅。
10時頃
あー、なんかコレ、来てるような…
小さい波(陣痛)を感じながら午前中を過ごしていると、昼過ぎには15分間隔だと測れるぐらいになりました。
実家の母に連絡し、夜には着くとの事。
14時過ぎ
“ 陣痛来てるっぽい ”
と友人にLINE。
15時頃
深呼吸が必要なレベルまで強くなってきました。
16:30
大きい波が来るまで1人になりたかったので、友人に
「息子と一緒にお祭り行ってきて〜」
と息子を連れ出してもらいました。
ちょうど「ふくこいアジア祭り」が開催中だったのです。まだ陣痛がきてなかったら行こうと思ってたんですよね。
家主は何かパワー酔いみたいな体調不良で、2階で休むとの事。
1人でベッドの上で毛布をかぶって、色々と体勢を変えながら
どの体勢が楽かな〜とゴソゴソ。
波が来ると寒気がするので、脚を冷やさないようにしつつ横になったり座ってみたり。
動けるのは波と波の合間だけで、あとはじっと深呼吸や声を出すしか出来ないため
動ける時に色々とやってみました。
というのも息子を出産した時は、この時点でお湯に浸かっていたので体勢は結構、自由がきいたんです。
ただ浮力が加わるので時間が長引きやすいという説もあったので、今回はなるべく始めのうちは陸上で過ごそうと思っていました。
ベッドの上で波を待つのは身体が動かしにくくて私的には水中のほうが圧倒的に楽でした。
それでも丸めた座布団の上に跨って、壁に寄りかかって座っている状態が陸上では1番やりすごせた気がします。
波が引いている時間はめちゃくちゃ眠い!!
声を出さないと我慢できないぐらい強くなってきても、合間合間はものすごく眠い。
座ったまま寝て声を出して寝て声を出して…
これが何度か続きました。
16:54
合間で頻繁にトイレに行っていたのですが、ティッシュにうっすら赤い半透明のものが。
あー卵膜剥がれてきたのね〜、と思いつつ
“おしるしでた”
銀次郎にLINEを送ると、用事を終えてこちらに戻ってきている様子。
手はブルブル震えるし、声をかなり張り上げないといきんでしまいそうな感じ。
せっかくずっと会陰マッサージしてもらってきたのでダメージも減らしたいし、無駄ないきみは全部逃していきたいので細く息を吐くように声を出す。
家主、1階に降りてきて浴室を掃除したりお湯の準備をしてくれている模様。
17:15
銀次郎が到着。
銀次郎「すぐお風呂準備するね」
私「あ、その前にグレフルちょうだい」
声を出してカラッカラの喉にグレープフルーツジュースが染み渡りました。
17:33
時間まだ縮まないな〜…3分間隔くらいか〜、もう少しかかるかな。あーでもここで破水したら困るな〜…そんな事を思いながらトイレに行くと
パシュッ
ナイスタイミングでトイレで破水しました。
「破水したよー!」
トイレから呼びかけながら
“ はすいした”
間隔を計るアプリを押すのに持ち込んでいたスマホで母にLINE。漢字変換する余裕なし(笑)
トイレを出て足早に浴室へ直行し、シャワーで流してお湯を溜めている途中の浴槽に入りました。
8日の前駆陣痛の時に1度、銀次郎と家主が2人で追焚き口をラップで塞いだりお湯をためて塩やアスコルビン酸を入れたりといった準備していたのですが、それが予行演習になったようで
銀次郎が帰ってくる前に家主が粗方の準備を進めてくれていて助かりました。
「破水したみたいなんで夜には産まれるんじゃないかなと…」
と、銀次郎が誰かと電話をしている声を聞きつつ
間隔が一気に短くなったのを感じていました。
なんか休む時間短くない?これすぐ出てくるんちゃう?
そう思いながら浴槽で叫んでいると
銀次郎が腰にシャワーを当ててくれて少し楽になりました。さすが2回目、よくわかってるな…
私「これ、陣痛のタイミングでお尻に押し当ててくれん?」
マッサージボールを渡しながら伝えるとすぐに次の波が来る状態だったので1~2分間隔になっていたのかな?
3回くらい押さえてもらったところで、再び電話で誰かとやり取りしている様子。
銀次郎「息子たちまだ帰ってこんのやけど」
こんだけ私が叫んでいるの見たらトラウマになりそうやから、まだ帰ってこんでもいいけどな…そう思っていると再び次の波が来ました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?