韓国車のデザインがめっちゃ良くなってる
千弥です。
IONIQ5という電気自動車をご存知でしょうか。
現在ヒョンデ(ヒュンダイから改称)から発売されている電気自動車で、日本でも現在販売されています。
特徴的なのがこの見た目です。直線基調で構成され、90年代のハッチバックを連想させるレトロフューチャーなエクステリアです。
かつてパクリ企業と評されたヒュンダイですが、今やこれほどまでに洗練された自動車を開発しています。スペックや信頼性は議論の余地はあれど、このデザインセンスは素直に称賛されるべきでしょう。
近年の韓国車のデザインは素晴らしい
かつての韓国車のデザインは日本車と比較しても酷い出来であったのは否定できません。しかし、近年の韓国車は有力デザイナーの起用により、目覚ましい進化を遂げています。
中でも、私が感銘を受けた車種をピックアップして、皆さんに紹介します。
起亜 テルライド
起亜はタイガーノーズグリルというシグネチャーグリルを採用しています。BMWに似てるという意見もありますが、一部車種を除けばそれほどでもないです。何より、このグリル形状が起亜のカッコよさのエッセンスになっています。
前後とも灯火類はフルLED、丸みと直線のシンプルな造形ながらも、知性と迫力を感じます。サイズも全長5m、幅約2mの7人乗りと非常にアメリカン。2020年WCOTY(ワールドカーオブザイヤー)の名は伊達じゃないですね。
起亜 EV6
この車はIONIQ5と同じプラットフォームを使ったEVで、どちらかといえばスポーティなルックスとなっています。全体的にスロープが多く、ユーティリティよりも空力を優先させたことが伝わります。
シャープな一文字のリアランプがイケてます。トヨタC-HRやアストンマーティンDBXに近いコンセプトですね。
ちなみにGTというグレードでは0-100kmのタイムが3.5秒というスーパーカー並みのタイムを記録しています。SUVでこれはえぐい…。
起亜 スティンガー
今や大衆車では珍しいFRセダンです。正統派で飽きのこないデザインが素直にカッコイイです。
4本出しマフラーとは中々いかついです。赤いブレーキキャリパーもやる気を感じます。
ジェネシス GV70
ジェネシスはヒョンデの高級車部門です。中でもこのGV70の高級感はとても700万円台とは思えません。
ランプの形状やプロポーション、グリルの配置など隙がありません。上下にスプリットされたランプが異質さを際立たせつつ、洗練されたモダンさを表現しています。アルファベットロゴも二本出しマフラーもカッコイイですね。
内装も非常にレベルが高いです。クリーンさと高級感のバランスがうまい具合にかみ合っており、その統一感はフランス車にも勝るセンスの良さです。
ちなみに、デザイナーがベントレー出身者なためちょっとグリル周りが似ちゃってます。
ヒョンデ サンタクルーズ
ヒョンデ初のピックアップトラックです。いわゆるラダーフレームのトラックと違い、モノコック構造ですが、だからこそのスタイリッシュなデザインがまたいい。ヘッドライトの造形もなかなかオシャレです。
ちなみにこのサンタクルーズ、発売時は売れないだろうと言われていましたが、結構売れてます。トヨタハイラックスのようなヘビーデューティを目的としたトラックではありませんが、これはこれで需要は大きかったようです。
いかがでしたでしょうか。
韓国車のデザインは今や世界的に評価される水準に達しています。逆に、独創性を前に押し出し過ぎて若干滑ってるデザインもちらほら…。
それでも日本の自動車メーカーおよび消費者は「いや、日本車は信頼性があるからいいんだ!!韓国なんか認めない!!」なんて閉じこもらずに、ぜひデザインにもきちんと力を入れてほしいです。
特にレクサス、古臭いデザインはもうヤンキーとダサい中年しか評価してないぞ、しっかりしろ!!
レクサスアンチじゃないですよ。トヨタ愛してりゅ。
それではまた。