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他人の批判に動じない!冷静に受け止めるための多様性思考

私たちの周りには、さまざまな批判や提案が飛び交っています。

  • 「〇〇の意見は間違っている」

  • 「〇〇には賛同できない」

このような意見が生まれる理由は、私たち人間がそれぞれ異なる視点や考えを持っているからです。人によっては、集団の意見に流され、深く考えずに批判をすることもありますよね。

批判や提案が寄せられると、心が重くなり、時には行動をためらってしまうこともあります。私も過去には批判を受け、心が苦しくなり行動を止めてしまうことがありました。

あなたも似たような経験があるかもしれません。では、どうすれば他人の批判や提案に動揺せず、冷静に受け止めることができるのでしょうか?

今回紹介するのは、そのためのテクニックである「多様性を理解する」という考え方です。

多様性を理解する:批判も一つの視点と捉える

多様性とは、年齢や性別、信仰など「人口統計的多様性」と、視点や考え方を含む「認知的多様性」に分けられます。今回は、批判や提案を受け入れるために、認知的多様性を理解していきます。

では、さっそく多様性を理解していきましょう。

問題をひとりで解決しようとすると…

下の図をイメージしてみてください。大きな囲まれた四角を「問題空間」としましょう。この図は、ある問題に対してひとりで解決しようとした場合のものです。

問題が単純であれば、一人で解決できる場合もありますが、複雑な問題になると一人ではカバーしきれない部分が出てきます。どんなに賢い人でも、すべての知識を網羅できるわけではありません。

一人の知識や視点は、問題空間の中の一部でしかないのです。

危険な「画一的な集団」

ここで注意すべきなのは、「画一的な集団」です。画一的な集団とは、同じような視点や考え方を持つ人たちが集まっている状態を指します。個々の知識や視点が似通っているため、互いに同調し合い、「自分たちの考えが正しい」という確信を強めてしまいます。

これを「ミラーリング」と呼びます。集団内で自分たちの意見を肯定し合うだけでは、他の重要な視点や問題を見落としてしまうリスクがあります。結果的に、集団全体が「盲点」を抱えることになってしまうのです。

多様性に溢れたコミュニティ

対照的に、多様性に富んだコミュニティでは、異なる視点や意見が飛び交い、全員が同じ意見を持つわけではありません。それぞれが異なる知識や経験を持っているため、時には意見のぶつかり合いが起こることもあります。

しかし、そのぶつかり合いこそが、新しいアイデアや視点を生み出す源となります。異なる意見が飛び交うことで、盲点が埋められ、より深い問題解決が可能になります。

共感力の重要性

このような多様性を活かすためには、「共感性」を大切にすることが重要です。共感性とは、他者の違いや意見を理解し、大切にする姿勢です。多様性に溢れたコミュニティは、この共感性が土台となり、自由に意見が交換できる場を作り出します。

批判や提案が寄せられた時も、この共感力を活用して「なぜその意見を持っているのか?」を聞き、相手の視点に寄り添うことが大切です。

批判や提案を冷静に受け止めるために

私たちが批判や提案を受ける時、その意見も多様な視点の一部であることを理解することが、冷静に受け止めるためのカギです。多様な意見が飛び交う中で、批判も一つの視点として受け入れ、それが自分の成長や問題解決に繋がる可能性があると考えましょう。

もちろん、言い方が厳しい人や、最初の印象が悪い人もいます。しかし、そういった相手にも、「どうしてそう思うのか?」と理由を尋ね、相手に寄り添っていくことが大切です。


まとめ

他人からの批判や提案は、単なる攻撃ではなく、問題解決への一つの視点です。多様性を理解し、共感性を持ってその意見を受け止めることで、私たちは成長するチャンスを得ることができます。

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