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コミュニケーションに意識的に大事にするべきだと思う3つのマインド


1.コミュニケーションとは一緒に作る舞台

意識的かどうか関わらず、私たちはコミュニケーションの受け答えを、あらたまった場でのスピーチやプレゼンと同じような「パフォーマンスをする場」と捉えてしまうことがあります。

初対面の人との雑談や、大人数でのコミュニケーションでも、観客の前でステージに立たされているような気分になります。

自分の一挙一動に厳しい視線が注がれ、いま自分は評価されていると思い込んでしまいます。

こうした先入観も交わって、何か聞き手を喜ばせようと、さらにプレッシャーに襲われ、不安や緊張は増していきます。

パフォーマンスをする場というのは、一般的にスポーツの試合、演奏、演劇などが思い浮かびます。こういった場では、観客の視線はパフォーマンスをする人に注がれます。

そして、パフォーマンスの場には、正解と不正解が存在します。ラフプレーをしたり、音を外したり、セリフを忘れたりすれば、ミスをしたと思われます。

しかし、コミュニケーションはあなたのパフォーマンスをする場所ではなく、会話なのです。

何を当たり前のことと思っている方もいると思いますが、意識的にそのことを理解するのと、無意識的にそのことを理解しているのでは、雲泥の差があると私は思っています。

コミュニケーションは、会話として意識的に受け止めることができれば、肩の力も抜けるはずです。気負わず、ありのままの自分でいられます。

ですが、コミュニケーションをすぐに会話として意識的に受け止めるもの難しい話です。

そこで、重要な2つの方法を紹介します。

1つ目は、「私たち」という言葉を使うことです。会話というのは、双方向のやり取りです。「私たち」という言葉を使うことで、聴衆を仲間として引き込むことができ、コミュニケーションの場に連帯感が生まれ、くだけた良い雰囲気に近づけることができます。

2つ目は、質問を投げかけることです。先ほどと同様、話というのは、双方向のやり取りです。質問を投げかけることで、話し手と聞き手が交互に受け答えができる形になります。何らかの主張をする際も、問いを投げかけ、それに答えていくといいでしょう。すると、会話に近い感覚を得られ、自分に対するプレッシャーが弱まります。

これら2つの方法を何度も使っていくことで、私たちはコミュニケーションを会話として受け止めることができます。

2.コミュニケーションはそこそこで十分

急に質問を聞かれる、逆に聞きたい、急に話かけられるといった突発的なコミュニケーションの機会に出くわすと、私たちは、なぜか完璧にしなければならないというイメージが湧いてしまいます。

そういったイメージもあいまって、私たちはコミュニケーションを気負いがちになってしまいます。完璧な受け答えを目指そうとします。

ですが、コミュニケーションはそこそこで十分なんです。

実際、私たちの人間というのは、そういった突発的な状況は苦手な生き物なのです。

ここで、皆さんに実験をしたいと思います。

次の図1を見て、目の前に書かれた「色の名前」を答えてください。

図1

すぐに青だと答えることができたはずです。

では、次の図2も同じように、目の前に書かれた「色の名前」を答えてください。

図2

頭が混乱して青と答えたものより理解も返答も遅くなると思います。

私たちが想定していない会話や質問の機会がくるような即興の受け答えが求められる突発的なコミュニケーションも同じです。うまくできなくて当然なんです。

何度も言いますが、コミュニケーションはそこそこで十分なんですよ。

注意しておきますが、これは意識の問題です。
実際にテキトーにコミュニケーションをしろといっているんじゃないですからね!

そして、その素晴らしい受け答えを目指そうとする姿勢も悪いことではないです。
ただ、そんなに気負い過ぎなくていいということです。

3.主役は聞き手

コミュニケーションをする際に、私たちは自分自身に注意を向けてしまいます。

自分自身を証明しなければならないという気持ちになります。

そして私たちは、その気持ちを満たそうと、周りを見ずに、自分の振る舞いと発言ばかりに気を取られ続けます。

聞き手に目をむけるとしても、自分自身の発言や振る舞いに対する聞き手のリアクションばかりが気になります。

しかし、注意の矛先を自分から聞き手に変えることで私たちのコミュニケーションは大きく変わります。

どんな人があなたの話を聞いていますか?

何を知りたがっているんでしょうか?

今どんなことを感じているんでしょうか?

主役は聞き手です。大事なのは、聞き手とどうコミュニケーションという舞台を作り上げていくかどうかなんです。

そして聞き手のことを考える際、大体の人は、あなたとのコミュニケーションがうまくいくことを願っているということを忘れてはいけません。

あなたが聞き手の立場だと考えてみてください。
せっかく言葉を交わした話し手に、気まずい思いをさせたい、話しづらくさせたいと思いますか?

当然、答えはNoでしょう。

ここでも注意しておきたいのは、聞き手が主役だからといって、あなた自身をないがしろにしていいというわけではありません。

聞き手の前に立つ際、聞き手に注意を向け、どうすればお互いに良い時間を過ごせれるのか考えることで、私たちの心に余裕が生まれるということです。


今後、コミュニケーションに関する豆知識もnoteで投稿していきます! 💡

日常のちょっとしたヒントが、あなたのコミュニケーション力をアップさせることも願っています!

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