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”食”に夢中な彼女が小杉湯となりで実現するくらしとは?

こんにちは!小杉湯となりでは、7月から入会する会員さんを募集する、「夏の会員募集」を開始します。
小杉湯となりは小杉湯の隣にある会員制のシェアスペースで、“コワーキングスペース”でも“シェアハウス”でもなく、“銭湯のあるくらし”をコンセプトに、人それぞれ思い思いの過ごし方ができる場所です。
しかしその自由さゆえに、「会員さんは日頃どんな過ごし方をしているの?」という声もいただいています。今回のnoteでは、小杉湯となり会員さんに、となりでの過ごし方を聞きました。小杉湯となりがくらしの中にあるイメージをもってもらえたら嬉しいです。

今回話をうかがったのは、友田亜憂(あゆ)さん。会員歴は1年3カ月です。
就職を機に高円寺に住み始め、加工食品の企画・開発の仕事をしているあゆさんは、たまたま訪れた小杉湯の掲示で小杉湯となりの存在を知ります。


となりは完全にオフの時間。あえて仕事をしません。

ーまずは、小杉湯となりの会員になったきっかけを教えてください。

「小杉湯に貼ってあったポスターで知ったのですが、料理をしたり、会員さん同士で交流ができることに惹かれました。私の仕事は全国転勤があるので、友達をつくったり、思い出づくりにもなるなと思いました。せっかく高円寺に住んでいるので、ここに住んでいる意味を見出したいなって。」 

ーもともと小杉湯のお客さんだったんですね。普段、となりではどんな過ごし方をしていますか?

「平日は仕事が終わったらとなりに来て、2階でゆっくり本を読んだり、休日はイベントに参加することが多いです。 となりにいる時間は私にとってはオフで、仕事はしないとあえて決めています(笑)。

お気に入りの小杉湯を見下ろす2階の席で読書
共有の調理料を使ってキッチンで料理をすることも。

 ー仕事や勉強をする場所として利用している会員さんが多い中、あゆさんは、あえて「休み遊ぶ場所」として使ってくれているんですね。会員プランには銭湯にいけるチケットも含まれていますが、銭湯(小杉湯)に入る機会は増えましたか?

 「そうですね、となり会員になってたくさん小杉湯に入るようになりました。 今後、転勤して違う場所に行っても、まずその土地の銭湯を探すと思います。そのくらい日常的に銭湯にいくことが趣味のひとつになりましたね。大きいお風呂にはいって、何も考えずぼーっとすることのよさを感じています。」

ー銭湯やとなりに行くことが習慣化しているんですね。
 
「はい、となりが生活の一部になっています。つい根詰めてしまう性格なので、仕事を離れてもずっと考えてしまうことが多いのですが、となりに来ると仕事以外の話題を話したり、本を読むことで強制的に切り替えられました。これが会社と家との往復だったら、もっと悩んでいたんじゃないかと思います。 」


休日は農業ボランティアに熱中。となりで自分の個性に気が付けました

食べることや料理をすることが好きなあゆさんの趣味は「農業ボランティア」。これまで訪れた全国の農家さんは11軒、回数はのべ20回以上!

きれいなぶどうの形にするために、いらない実をはさみで取り除く作業


「ゴールデンウイークには、北海道に9日間行ってきました。 農家さんと同じ一軒家に住んで、7時半から夕方17時まで、シカに食べられてしまったテンサイの苗を植えたり、畑を整えたりしました。農家さんはそこでしかできないことを惜しみなく提供してくれるんですよ 。ピザ窯があってみんなでピザを焼いて食べたり、星がきれいで自然を満喫できて、本当に行ってよかったです。」

北海道・白滝の絶景。

SNSや農業に関するオンラインコミュニティを通じてボランティア先の農家さんを探し、初対面でも「会いに行きます!」と熱量の高いメッセージを送るあゆさん。訪れる農家もさまざまで、季節や場所に応じて、地道な除草作業、苗植えから間引き、収穫・梱包まであらゆる作業に取り組みます。

 
ー貴重な休日を使って、これだけ農業ボランティアにのめり込むモチベーションは何ですか?
 
「私にとって農業ボランティアは、キャンプをするみたいに自然を感じたり、会いたい人に会いに行くために小旅行をする感覚です。もともと食が好きで、食は『人と人とをつなぐ最強のコミュニケーションツール』だと思っているので、その根幹を支える農家さんに対して尊敬の気持ちが強いんですよね。農業ボランティアはそんな人たちに会いに行けて、作業をしながらお話できる最高の環境なんです。農業ボランティアに行くようになって、スーパーで農産物を見る目が変わったり、畑の横を通って花をみたら『あ、ジャガイモが植えてある!」と気が付けたり。もちろん自己満でもあるんですけど、自分の生活が豊かになっている感覚があります。」


あゆさんは、無類の「食」好きを活かして、小杉湯となりでも畑で野菜を育てる「畑守(はたけもり)」やキッチンを使って料理を一緒に楽しむ「料理部」に参加。「魚をさばく会」など食に関連するイベントを数々企画運営しています。

最近気が付きました、まわりの人より『食』が好きなんだって。となりを通じて自分の個性を自覚するようになりましたね。

小杉湯となりの庭の畑で野菜を育てる「畑守」たち
手作りキムチを漬ける会

 小杉湯となりでは、掲示板にイベント企画が自由に貼り出され、参加したい人は名前を書くことで参加表明する仕組みがあります。「ウクレレをひく会」「プロレス観戦」「中国茶を飲みに行く会」など、企画は多岐にわたり、自分のやってみたいことに気が付けたり、一人ではできなくても「やってみようかな」と思うきっかけをつくっています。

会員さんの掲示板

となりは『何かやりたい!』のハードルが低いところがいいなと思います。スタッフさんに自分の興味のある農業や料理のこと、本の話をしたら、イベントに誘ってくれたり、興味をもっている人同士をつなげてくれるんですよね。」


初めてワークショップ講師を務めたことで、自分の中ですべてがつながった


ーとなりでの生活の中で印象的だったエピソードはありますか?
 
「となりでやった夏祭りイベントで、外に飾るちょうちんや、かき氷屋さんのメニューの字を書くことを任せてもらえたことが嬉しかったです。小学3年生から10年間書道をしていたのですが、自分のことを知ってもらえて、仲良くなれて。その後、となりのくらし大学(※)で『文字を書くことについて考える』をテーマに、講師になってほしいと依頼を受けたことも大きかったです。講師をやるのは人生で初めてでしたが、好きなことや得意なことをきっかけに、となりで人の役に立てたと思えて、自分の中でこれまでとなりでやってきたことのすべてがつながったなという感覚でしたね。

 ※小杉湯となり会員さん以外でも参加できる、ミニレクチャーと体験ワークショップイベント。

一からメニューを考えた夏夜市のかき氷屋さん
ワークショップのテーマは「上手より丁寧な字を書くこと」

 ーあゆさんは自分の興味やスキルと、となりの環境をうまく掛け合わせていますね! 

「ありがとうございます。仕事柄、食べ物をいただくことも多いんですけど、いただいたら、まずとなりでシェアしたいなと思うし、 食べた料理がおいしかったら『となりでもつくってみたいな』と思うようになりました。 」

ー家族のように想ってくれて嬉しいです・・!さいごに、小杉湯となり会員はどんな人におすすめですか?

 「会社と家の往復になってしまっている人にぜひおすすめしたいです。となりにいると色々な行事を通して季節を感じられたり、自分ひとりじゃ経験できないことが転がっているので、充実した暮らしが送れると思います!」


小杉湯となり会員さんを大募集!

徐々に行動規制が緩和され、日常の風景が戻ってきました。小杉湯となりでは感染対策に気をつけながら、会員さんのくらしに資するさまざまなイベントが行われています。今回話を聞いたあゆさんのように、自分の興味や好きなことが、となりを通じて広がり、思いもよらない体験や出会いにつながる例もあります。

「人見知りなんです。」「イベントごとが苦手です。」という方も、ご安心ください♨
となりでの過ごし方やかかわり方は、会員さんの主体性に任せていますので、その日の気分にあわせて、集中して仕事をしても、人と話しても、「自分で過ごし方を選べる」点が魅力のひとつです。銭湯のようなやさしくも自立的なコミュニケーションを目指しています。

👩こんな人におすすめです👨
✅食べる、働く、遊ぶ、休む。さまざまな人と関わり自分のくらしの幅を広げたい方🏠
✅家でなかなか集中して作業ができない方✍
✅会社でも学校でも家でもない、居場所や地縁をつくりたい方👪
✅銭湯のくらしで生活リズムや健康を整えたい方🛁

ご興味を持っていただいた方、まずは小杉湯となりをスタッフがご案内する「大見学会」にお越しください。
「興味はあるけど、続けられるかな…」
「具体的にどんな時間が過ごせるんだろう」
とお悩みの方にぴったり。
スタッフと一緒に小杉湯となりのなかを見学しつつ、何でも気軽に相談ができる会です。実際に今小杉湯となりを使ってくれている会員さんとも話せるので、どういう使い方をしてるかなど、具体的な相談をすることもできます。

家選びも、まずは内見から。お申し込みをお待ちしております!

見学会の応募は下記のフォームより申し込みお願いいたします。日程が合わない場合は個別でも調整させていただきますので、フォームよりお問合せください。

小杉湯となりスタッフ一同、お会いできることを心待ちにしています😊



 




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銭湯ぐらし
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