今、東京のあちこちの駅のトイレに書き込まれている「SEX ¥5000」の電話番号の落書き、その先には何があるのか?
1月26日、午後。用事帰りの上野駅で、改札内の男子トイレへ寄りました。もよおしているのは、大のほうです。個室、空いているかしら?
おっ! よかったよかった! 7つ並んでいるうちの一つ、【5番】の個室が空いてます。
入りましょう。
便座に腰をかけたときでした。ドアの内側に貼られた張り紙が目に留まります。マナーが箇条書きされていますが…。
…あれ? 何か手書きで書き加えられているんだけど。
「SEX ¥5000~ ×××-○○○-○○○○ 24H」
ほー、面白いじゃないの! こういうの大好きなんですけど! わざわざ張り紙のデザインに合わして書かれているあたりに感じられる遊び心も素敵ですし。
にしても、この落書き、何なんでしょうか? ×××は、たしか埼玉の市外局番です。ストレートに考えると、フーゾク業者のモノですが。
ただ、可能性として一番高いのはやはり、イタズラでしょう。しかしだとしたらこの番号、どこに繋がっているんでしょう?
めちゃくちゃ気になるじゃないですか。
大のほうが終わり、個室を出たオレは、とにかくこの番号に電話してみることにしました。
スマホに番号を入力し、通話ボタンを押す。
もしかしたら使われていないかもしれないとも思ったんですが、番号は生きていました。ただ、聞こえてきたのは、次のような電子音声のアナウンスです。
「この通話は、迷惑電話防止のために、録音されます。ご了承ください」
何この対策? つまり、迷惑電話が多くて困っているってこと?
アナウンスの後は、フツーに電話のコールが始まります。
トゥルルルルル、トゥルルルルル――。
コールは10回ほど続き、しかし人が出ることなく、留守電へと切り替わりました。
…残念、出ないか。
留守電には何も入れず、電話を切ります。
いやー、モヤモヤするじゃないですか。迷惑電話対策が講じられているってことは、トイレへの落書きは、番号の主の預かり知らぬもの、つまりイタズラだろうってことがほぼ確定っぽいですが。
何の気なく、スマホのネットブラウザの検索窓にこの番号を入力してみました。
ヒットしたのは、『電話番号ナビ』なるホームページの中に記された、この番号に関する、3つの口コミです。
へー。この落書き、上野駅のトイレだけじゃなく、都内のあっちこっちの駅のトイレされているのか。そして、書き込みの時期は、この半年ってか。
こりゃあ、いよいよ気になってきました。
膨らんできた自分の好奇心にタイトルを付けるなら、
「今、東京のあちこちの駅のトイレに書き込まれている電話番号の落書き”の謎!」
です。
この番号、とりあえず時間をおいて電話すれば繋がるかもしれません。また明日にでもかけてみましょう。
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