鶯谷の「立ちんぼスポット」、最近どうなの? 東京の路上売春は、歌舞伎町だけじゃないよ
5月5日の午後。「吉原」の殺人事件のニュースを見て、ソープ街の人々の声を聞いてみようと現地へと出かけたその帰り、鶯谷駅まで戻ってきたときでした。
ゴハンでも食べようと思い、メシ屋のアテを付け、ラブ街のほうへと向かったところ、通りの先の、一人の女の姿が目に留まりました。
路上に座り込み、どこかヌメつとしたオーラを放っています。
おそらく、立ちんぼでしょう。
てのも、鶯谷のラブホ街は、歌舞伎町の「交縁」と同様、日常的に路上売春婦が出没するエリアなんで。
そこで何気に思いました。
そう言えばおれ、鶯谷へやってくるのは久々です、このへんは最近、どんな感じなんだろう、と。
そんな疑問を頭に浮かべながら、お目当てのメシ屋『東瀛(とうえい)』に入ります。
するとその店内に、知った顔がありました。鶯谷住みの知人との、バッタリ遭遇です。
ご一緒することに。
おれはテーブルの向かいに座ると、頭の中に浮かんでいた疑問を何の気なく口にしてみました。
「最近、鶯谷の立ちんぼスポット、どうなんでしょ?」
返ってきたのは、
「変わったよ、自由になった」
という返事です。
突っ込んで聞けば、その変化はなかなか興味深いものでした。
今回は、その話を共有させてもらいます。
ここから先は
1,047字
/
3画像
¥ 149
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?