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私には歌がある

ギターを購入してから、一応毎日触っているのですが、何をすればいいかわからなすぎて練習がやみくもです。今歌のレッスンの課題が「Água de beber」なので、YouTubeで拾った簡単なコード進行をやってみています(私にとって全然簡単ではないですが)

何らかの技術を習得するとき、初めのうちはどこかで必ず「こんなのできるわけない」という弱気な気持ちがあり、モチベーションをえらく妨げます。これまで技術習得の成功体験が少ない分、どうも己を信用できないのです。

一方で、弾き語りだからなんとかやっていけそうな気もしています。私は基本は何事にも自信のないショボい人間なのですが、なぜか歌っているときだけ胸を張っていられるんです。誰かに評価されたわけでもなく、完全に根拠のない自信です。人間誰しもなにかひとつこういうものがあるのかもしれません。

とは言え、客観的に自分の歌を聴くと、鼻声だな、とか、ピッチ終わってるな、とかガッカリすることのほうが多いのですが、それでも謎の自信があるのは、やっぱり歌うことが好きだから、後ろめたい思いなくやれてるからなのかなと思います。

この世の中、自分には苦手なことが多すぎて、でもそれらをやらなきゃいけない場面も多いので打ち砕かれる頻度が高いのですが、歌に関しては、例え何度失敗してもおきあがりこぼしのようにスッと立ち上がれる自信があるんです。

若いうちは、もっと将来の役にたつものをがんばらないとという気持ちがありましたが、40代を迎えた今、周りを顧みずに多少図々しく我が道を行ってみようと思ったのでした。

しかしながらギターそのものには全然自信がないので、当面は極力余計なことを考えず練習を毎日続け、とにかく一曲を仕上げることを目標にしようと思います。

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