その心地よさって…
洗濯物を干しながら、ごはんを作りながら、音楽を聴くかわりに最近よく聴くPodcast『overthesun』
毎回投稿テーマが設定され(テーマ以外のストーリーが盛り上がりすぎて急なテーマ変更もしばしば←これもまた楽しい)職場での困りごとや、辞めようか迷ってる、転職しました!などの投稿もたくさんあり、ミカさんスーさんの軽快な大人ガールズトークだけじゃなくてリスナーさんの投稿も含めて楽しく聴いてます。
過去回のリスナーさんから届いたメールの内容の前置きで、ちょっと引っかかったと言うか違和感センサーが反応したフレーズがあって。
「人間関係には恵まれているのですが…」
「人間関係のストレスがないので長年勤めているのですが…」
の部分を聞いて
え、いいじゃないの。何よりじゃないの。って思えなくって…
この上ない個人的な意見かつ偏見極まりないのですが
その心地よさ、誰かの我慢のうえに成り立ってたりしませんか?
当事者みんなが心地いい空間って、むちゃくちゃレアだと思っていて。
自分が経験したり周りのみなさんの話を聞く限り、誰かの“心地よさ”や“楽しさ”が誰かの気遣いや我慢のうえに成り立ってるケースって割と多いのかなって
実例1)ある会社での出来事。
「仕事は忙し過ぎるけど、人間関係はまぁ悪くないし」と仰るベテランのAさん。噂話が大好き。自分の意見をハッキリ仰り、人の意見に道を傾けることは少ない。感情の起伏が激しく、上司も後輩たちも彼女が荒れてないことを祈りながら仕事してます。趣味の話をし始めると止まらないので、忙しい時に捕まらないように気をつける必要アリ。
周りとしては決して「人間関係の問題とかない」とは言い切れない状態でも、当の本人は「ここの会社人間関係はまぁまぁやねんなぁ」と仰るケース。
実例2)あるカフェでの出来事。
あまりの大声に声のする方を見ると、女子大生と思しき2人組。仮にB子さんとC子さんとします。2人組なのですが、話してるのは主にB子さん。彼女の彼氏の話がメインで、しかもけっこうなボリュームで。C子さんがカフェに適した小声で話し始めると「あーわかる!うちの彼氏もさ」と華麗な話題泥棒っぷりで、C子さんはどうしても聴き手側にまわってしまいます。しばらくして2人が席を立った時「楽しかったね」と満足した表情のB子さん。C子さんは…
実例1についてはもう周囲の人々の平穏な職場環境を祈るしかない!ご本人は問題点を指摘されても激昂するのが目に見えてるので、触らぬ神になんとかなんでしょうね。
実例2についてはC子さんも楽しかったのかしら?と人ごとながらに心配になってしまって…
なんかこう問題を誘発してる張本人は「あー全然問題ないですね」とか曇りなきまなこで言っちゃってたりする場面を目撃した経験もあいまって、誰かの心地よさが誰かの犠牲の上に成り立ってることもありうるし、悲しいかな心地よさ享受する側と犠牲を払う側ってなかなか立場逆転することもない気がして。
何となーく「ここは人間関係いいから」って言い切っちゃう人には警戒レベルがあがりがちな藤子なのです。