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おめでとう開志国際高校
年末年始休暇1日目。やる事が無さ過ぎてドライブ+散歩に行ってきました。あいにくの空模様ではあったのですが、歩いてしまえば暖かくなりますからね。
普段通ったことのある道でも、クルマで通るのと歩いて通るのとではやっぱり情報量が違いますね。
写真はドライブ先でパシャリと撮影したもの。大変趣のあるお屋敷でした。
とはいえトータル4000歩ほどしか歩けなかったので、正月太り待ったなしな私です。
リベンジ成功
昨日投稿でも触れた開志国際高校対福岡第一のバスケットボールウインターカップ高校選手権大会2022。
奇しくも、いや決勝までくればもはや必然と言えますね。インターハイと同じ対戦カードで、開志国際高校としては夏の雪辱を晴らすリベンジマッチとなりました。
以下は戦術などさっぱり分からない素人の所感となります。
1Q 互いに譲らない一進一退の攻防
最序盤、開志国際高校のオフェンス力が福岡第一高校を圧倒します。およそ10点差近くがついた場面もあり、これはいけるか!?と当人たちは決して油断していなかったと思いますが、一瞬の隙を九州の雄は見逃してくれません。
コートの広さが本当に一緒なのか?と思えるほどの運動量と広いコートの使い方で展開。ドリブルやパススピードの速さ、ラインを割るか割らないかという所でのアグレッシブなプレイが多く見受けられました。
そうこうしている間にいつの間にか追いつかれ、1Q終盤にはパスミスやスティールが目立ち、残り数秒で2点を決められ5点差を付けられてしまいました。
2Q 新星誕生 流れは開志国際へ
一時リードした場面から5点差を付けられてはじまった第2Q、開志にとっては重い時間が続きます。
そんな場面を切り裂いたのが1年生ガードの平良くん。3Pラインの遥か外からの3ポイントを2連続で決めて波にのると、このQだけで4本の3Pを決めます。まさにゾーン。新星の誕生を彷彿とさせる大活躍で流れを一気に開志国際へ持ってきます。
ただきっとこの思い切りの良いシュートも、全て味方への信頼があるからに他ならないと思います。
モハメッド君はパスミスやお手玉(野球用語が多くてすみません)が目立ちましたが、自慢の巨体で自陣敵陣問わずセンターに君臨していましたし、ガードがボール運びに困った際には中継点として重要な役割を果たしていました。
武藤君も攻守ともにリカバリー能力に優れ、個人的に影のMVPは彼だと思って見ていました。彼らの献身なくして平良くんの活躍も無かったように感じます。
第2Qを終わって10点差以上離し後半戦へ。かなり優勢なムードが漂う中で、強豪校のエースが牙をむきます。
3Q エースの重責 福岡第一
敵陣深くに切り込むドリブル突破力、外からのロングレンジ攻撃。まさに多彩な攻撃を繰り出す福岡第一のエース轟くん。
高校生相手に申し訳ないと思いつつも、新潟県民として開志国際贔屓で観ていた私にとって、彼だけは異質な存在でした。
強豪校・優勝候補・インターハイ優勝と、様々なものを背負って彼は闘っていました。
気負いが無かったと言えばウソになるでしょう。指導者である井手口孝コーチも試合後のインタビューでこう答えていました。
ガードの轟を中心にバスケを作ってきたが、準々から苦しい試合になった。私が的確なアドバイスができれば良かったが、彼に負担をかけすぎたと反省。今日も最終日まで、(部員全員が)よくまとまってしっかり頑張ってくれたと思います。
3Q中盤で轟くんが3ファウルで一旦ベンチに下がったところで、点差が更に広がっていきます。その差は16点差。素人目にみても、逆転はかなり厳しい数字と分かります。
4Q エースの責務 開志国際
4Q序盤、福岡第一は轟くんを中心に猛攻をしかけてきます。
16点もの差があったのに、気が付けば8点差まで詰め寄られます。こうなるとインターハイに逆転された嫌な思い出がよぎります。
しかし、前半はフリースローを外すなど精彩を欠いた場面もあったものの、3Q頃から徐々にエンジンのかかってきたこの男がついに爆発します。
その男の名は介川アンソニー翔くん。一時はバスケットの本場であるアメリカ留学も行うほど才能に満ち溢れた彼でしたが、コロナ渦のあおりをもろに食らった世代として、止む無く帰国。2年次に開志国際高校に編入してきたそうです。
そんな彼は、2年次よりも体重を12キロ増加させて今大会に挑んでいたそうです。元々得意であったオフェンスだけでなく、ディフェンス力強化の為、また当たり負けしない体幹を作るため、並々ならぬ努力があったのだと数字を聴いただけで容易に想像がつきます。
またインターハイで負けた悔しさを忘れないよう、あえて準優勝のメダルを毎日見ていたという反骨精神の持ち主です。
心技体、全てが整うとはまさにこの事で、本試合30得点と、全得点の実に1/3以上となる得点を記録。
エースとして個人技で敵陣ゴールしたに果敢に切り込んだり、モハメッド君や武藤君との連携で得点を重ねるなど躍動。
終わってみれば88対71と点差が開きましたが、最後まで息の抜けない好勝負でした。
新潟県勢悲願の初優勝
私は野球ファンですが、基本的にスポーツ全般見るのが好きです。中でも高校生の行うスポーツというものは観戦する術が本当に増えて、楽しむ機会に恵まれています。
そんな私も新潟県代表が優勝という見出しは、団体競技では見たことがありません。あったらすみません。是非教えてください。
私が覚えている限りではこんな感じ。
高校野球 09年 日本文理 準優勝(その後飯塚率いる12年?13年?で4強)
高校サッカー 20,21年 帝京長岡 第3位
高校バスケ 21ウインターカップ 帝京長岡 準優勝
22 インターハイ 開志国際 準優勝