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【きみの色】スリーピースバンドって響きがもう格好いい△

今シーズン最高峰であろう作品の劇場公開まで、あと20日あまり。

コミカライズ購入は慎重に

 映像作品に先駆けて、コミカライズを昨夜本屋さんで見かけたので、帰ってから電子書籍でポチりました。なにせ4割引なもので・・・。

 でも買ってから後悔。これは紙で買わなければならない作品だった。伊達に700円以上しない。ところどころで色がついているのだ。

 タイトルからしてそうなのだから当たり前だった。失敗した!

 なんなら↑こちらから無料で読めるのでよろしければどうぞ。

 何をやってるんだ自分は・・・マジでお金の無駄遣いじゃないか・・・!
 いやこれはお布施だ、お布施なんだ。いや違うな免罪符、私は免罪符を手に入れたのだ!

 印刷で紙に落とし込んだ時の色、スマホやPCの画面越しに見る色は若干異なる。
 今の時代、どちらが鮮明なのかは私には分からないけれど、紙で読んで見たかったなあと後悔しているのである。

青春に対する否定や葛藤こそが正しく青春である

 若干のネタバレをするのであれば、この3人は猫ちゃんに導かれて集まっただけの3人だ。
 それを神の導きと捉えるか運命と捉えるかねこの気まぐれと捉えるかは、あなた次第でしょう。

 でもそれぞれがそれぞれ、何かしらの葛藤を抱えた中で、ひょんなことからバンド活動をはじめることとなった。 

 完璧を求められすぎる事に疲れてしまった
 親や島中からの期待を背負う重圧
 昔好きだったものを諦めてしまった
 皆は綺麗な色をしているのに、自分には色が付いていない

ある意味でそうした葛藤から逃げるかのように、

ひとりはギターを。
ひとりはピアノ(キーボード?)を。
ひとりはテルミンを。

奏でることとなる。

 それは一側面から捉えたらただの現実逃避かもしれないけれど、不可逆的な時間だとか、世間という底しれない何か絶対的なものに対する反抗だとか。

 そうしたものに対する革命めいた何かを私は感じる。

 そう、青春とは革命だ。自己否定や社会の否定、そこで生まれた葛藤。それこそが青春。正しく真っ直ぐな青春だと私は思う。

 スポーツを頑張るだけが青春ではない。勿論本作で描かれることとなる音楽も分かりやすい青春ではあるかもしれないけれど、鬱屈とした何かを打破しようと足掻く。結果的に打破できなかったとしても、足掻いたその時間こそが青春なのだ。


 自分が聞いていた時代のスリーピースバンドって誰がいるんだろう。チャットモンチー?ユニゾン?サンボマスター?

 結果的に当時聞いていたバンドの多くは4人体制が多かったのだろうなあ。
 BUMP、アジカン、Galileo Galilei。

 だけどスリーピースバンドって響きが格好いいし、物語として動きが分かりやすいんですよね。△って!


 たとえ時間は不可逆的だとしても、35歳になろうとも青春は出来ます。

 8月30日、有給取れないかな。(青春とは程遠い結びの文!)

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